伝統の文化の融合

こんにちは!!

まいぷれ八王子編集部のBです。

今回は八王子で活動されている2人の職人さんがコラボした商品のご紹介です。

それは『曲げわっぱ』です。1個1個手作業でてがけたオリジナルの曲げわっぱになります。

曲げわっぱとは

スギやヒノキなどの生の木の板を、特殊な技法で曲線に曲げて、底をつけた器のこと。

お弁当のイメージがありますが、この技法でつくられたおひつや食器などもすべて曲げわっぱと呼ぶそう。

定番のお弁当箱を八王子ならではの商品に仕上げていきます。

商品の名前は【東京曲げわっぱ～桑都八王子物語～】

お弁当箱制作は木工房三澤 主宰の三澤さん。

木工房三澤HP

お弁当箱のフタに描かれるのは染め工房かほり 型染め職人のかほりさん。

染め工房かほりHP

2名の職人のコラボ商品になります。

使用する木材はすべて多摩産材。無垢材にこだわり、多摩産材の中でも特に選りすぐられた木材を扱うプレミアムブランド、東京十二木を使用しています。

素材が一流に加え、多摩産材を世に広め価値を高めていきたい想いも詰まっています。

職人紹介

木工房三澤

三澤 正孝

東京都八王子市出身

大工である祖父の影響で、幼いころから木材や大工道具に触れて育つ。

大学で工業デザインを学んだのち、高等職業訓練校にて木材加工技術を習得。

国産家具メーカーでの営業経験を経て、2016年に創業。

家具のオーダーメイドや修理などすべて多摩産材を使用した制作を行う。木の成長や森の息吹を感じられるよう木目や節を活かしたデザインで好評を得ている。

NPO法人小津クラブでの里山保全活動やワークショップも精力的に行い、地域の取り組みにも力を入れている。

染め工房かほり

型染め職人:山﨑かほり

日本古来より伝わる染色技法「型染め」の伝統を今も守り続ける藤本義和氏を師事。

染め体験やイベントで活動中。
また自身も亡き父が染め職人だった為、伊勢型紙を所有。

その型紙を活かして手ぬぐいや和小物に向けて新しい染めの作品を女性ならではの目線で展開している。

商品はオンラインショップはじめ、八王子の各所で販売しており、人気を誇っています。

また八王子市のふるさと納税返礼品にも選定されております。

工房にお邪魔してきました!!

元八王子町にある木工房三澤さんの工房にお邪魔してきました!!

木を切る機械や材木や道具など雑然と置かれている感じで「THE・工房」という感じでした。

作業場では来月のお披露目予定の曲げわっぱのパーツが並んでいました。

できたパーツを組み合わせるだけの作業でなく、木材を曲げわっぱ用に加工するところから三澤さんの作業が始まります。

今までに曲げわっぱを制作したことはなく、今回が初の試み。2020年ころから試作に試作を重ねてようやく商品化に至ったそう。

使用する木材は先ほども紹介した多摩産材のブランドの「東京十二木」。その中の一つのヒノキを使用。また木材の中でも一番高級な部分のみ曲げわっぱに使用しているそうです。

『マグロでいうところの大トロの部分だけを使っています。ヒノキの持つ特徴を最大に活かせるのがこの部分だからです。』と三澤さん。

『木材をまるまる購入して使う部分を工房でカットしています。個別に注文することもできますが、自分でカットするほうが価格も抑えられますし、自分好みで加工できるのでそのようにしています。』と話し、マグロ専門店や、1頭買いをする焼き肉屋さんみたいだな～。と思いました。

制作現場を少し見せてもらいましたが、カットするシーンなどはミリ単位で作業するのでとても神経を使いますし、刃物を扱うので少しでも気を抜くと大惨事になりかねない現場をこなしている姿を見て、改めて職人さんの凄さを感じました。

商品詳細

染め工房かほり×木工房三澤

東京曲げわっぱ～桑都八王子物語～

3種類販売します。
・イチョウ（東京都の木）
・ヤマユリ（八王子市の花）

各34,100円

・プレーン（無地）

27,500円

11/11（土）まちの駅八王子CHITOSEYAさんにて展示販売会。