地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、八王子の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

八王子の地域情報サイト「まいぷれ」八王子市

子どもと家族と私とわたし

Vol.81_<子どもと私>イライラ梅雨を10倍楽しくする方法

~ 雨の日だって楽しめる室内遊び ~

皆さん、こんにちは!

21世紀型子育てProject主宰、ふぁみりあすのあゆみんです。

 

先週末はあんなに晴れていたのに、来週のお天気予報はかさマークが並んでいましたね。いよいよ梅雨がやってくるのでしょうか。

 

昼間も暗いし、一日じゅうジメジメとした空気にさらされていると、大人だけでなく、子どもたちにとっても欝々とした気分になりがち。特に未就学児の子どもたちは自然と外で遊びたがる年ごろですから、雨続きでなかなか外に出られないこの時期にグズグズしやすくなるのも無理はありません。

 

古来より、日本では梅雨は憂鬱なものとして扱われてきましたが、平安時代の貴族たちは雅な催しをしてこの時期を乗り切っていたようですよ。

和歌を作り合う歌詠み合わせの会を開いて、雨を題材にした和歌を詠んだり、お香の焚き合わせをして湿った空気を優雅な香りで包んだり。何とも風流な心の慰め方ですね。

 

今日はそんな梅雨時の、子どものグズグズの背後にある心理と、ママができる前向きな対応策をご紹介しますね!

グズグズを単なる問題ととらえるのではなく、子どもの成長のきっかけとしてどう関わっていけばよいのかを探っていきましょう。

 

★   本日のポイント ★

 

1. グズグズの原因と対処法

 

2.エネルギー放出系室内遊び

 

1.グズグズの原因と対処法

 

梅雨の時期に子どもがグズグズするのに納得の理由がありました。もちろん、外に出られないことは大きな要因。子どもたちにとって重要なストレス解消法であり、エネルギーを発散する手段の外遊びができないんですもん。たまったエネルギーをさく裂させるのに泣いたり怒ったりするのってちょうどいいんです。親にとっては迷惑この上ないですが、子どもは子どもで一生懸命エネルギーを放出してるんですね。

加えて大きな要因となるのが、日照時間の減少です。子どもの体内時計に影響を与え、気分が落ち込みやすくなってしまうんです。

 

自然光の減少は、人間の体内時計、特に「セロトニン」と「メラトニン」というホルモンのバランスに影響を与えます。セロトニンは幸福ホルモンとも呼ばれる、気分を安定させ、感情を調節する役割を持つホルモン。晴れた日に太陽の光を浴びることでその量が増加します。逆に、日照時間が減るとセロトニンの生成は減少し、不機嫌やイライラといった感情が生じやすくなります。冬に気持ちが塞ぎ込みがちになるのも同じ理屈ですね。

そしてもう一つのメラトニン。こちらは睡眠を誘導するホルモンで、日が落ちると分泌が増えます。日照時間が短いと、このメラトニンの分泌が早まり、子どもたちの生活リズムが狂いやすくなります。

 

こうした環境の変化が原因で、子どもたちはイライラを募らせ、グズグズとした行動に出やすくなるんです。生理的な反応の一つと思えば、グズグズもしかたないか・・・・・・とは思えないですよね(汗)。子どものエネルギーって大きいですもん。

 

それなら、グズグズではない方法でエネルギー放出してもらえばいいですよね!

 

2.エネルギー放出系室内遊び3選

 

子どもたちのたまったエネルギー。子どもの性質によって合う遊びが違ってきます。

 

1) 運動エネルギー放出タイプには

 ・ リビングルームキャンプ

テントを作ったり、ハンモックをかけてみたり、あるいはお布団を重ねた上に大きなシーツを広げるだけでも、あっという間におうちの中がキャンプ場に早変わり。

今日だけは少々お行儀悪くても目をつぶって、“キャンプ飯”を床で食べてみてはいかがでしょう?

アウトドア気分を味わうと、子どもってそれだけで外で遊んだくらいのエネルギーを消費します!

子どもは室内だっていっぱい遊びたい!

・ずりバイピンポン玉レース

うつ伏せハイハイ(ずりバイ)をしながら、顔の前のピンポン玉に息を吹きかけてゴールを目指すレースです。場所が取れない場合はタイムトライアルにしてもいいですね。カーペットなら四つん這いで。肺活量を使うのと、笑わずにはいられない恰好に盛り上がること必至です。

ただ、勝負にこだわる子が負けて大泣きなんていうことも。そんな時は「悔しいね」って声かけながら気持ちに寄り添ってあげてくださいね。

 

2)集中エネルギー放出タイプには

・古着コラージュ

 そろそろ衣替えしてますよね。去年の服がもうサイズアウトしてる! なんて驚いて、新しい半そで買いに走りませんでしたか?

このTシャツ着てたころはまだ走るの苦手で……なんて、洋服にはその時期の思い出が詰まっています。そんな思い出詰まった洋服を、捨ててしまうのはさみしいから、t切り抜いてコラージュを作って飾ってみるのはいかがでしょうか。

子どもの選択力や創造力を育みますし、w完成した作品を家族で見返して思い出に浸ることもできますよ。

 

・自由画タイム

 必要なのは障子紙! 部屋いっぱいに広げた障子紙に思い切り絵を描きましょう。子どもはダイナミックな動きが大好き。端から端まで線を引いたり、とにかく全面塗りつぶしたり、画用紙ではできないような大胆な動きでお絵描きを楽しめます。

こんな体勢でお絵描きする機会、なかなかないですよね。

「何を描いているか」とか「上手にかけているか」なんていう野暮なことは忘れて、ママも一緒に楽しんじゃうと子どもは大喜びです。ブルーシートや養生シートで家具や壁、床を保護するのをお忘れなく!

完成したら、壁や天井に貼って楽しむのもおすすめです。

 

 

梅雨の時期は確かに子育てにおいて挑戦の多い季節ですが、この期間をポジティブに捉えることで、親子ともに成長の機会に変えることができます。ママたちが前向きなマインドで、子どもの気持ちを理解し、共に楽しむ工夫をすることで、梅雨の閉塞感を乗り越え、有意義な家庭の時間を過ごすことができますよ。

雨の日も親子の笑顔が輝くような素敵な時間をお過ごしくださいね。

 

◆この記事を書いたひと


生田あゆみ

元私立高校教員

教育コーディネ-ター

21世紀型子育てプロポーザー



ちゃんとしなきゃで子育てをしていたら酸欠になりました。

そういえばこの感覚、教員時代にも感じていたぞ?

おかしいな、なんでうまくいかないのかな?

そんな思いから学びを深めていくと、教育も子育ても古い価値観にとらわれて自分の感覚を置き去りにしていることが分かりました。そして、私と同じように自分を失くして子育てしている人たちがたくさんいることも知りました。

現在は、「わたし」を軸にした21世紀型子育てマインドの育み方をお伝えするふぁみりあすと、「教育を選ぶ」をサポートし、学校選びの選択肢を増やすポータルサイト「教育移住.com」を主宰しています。


【関連リンク】

ふぁみりあす

教育移住.com

この記事に関するキーワード

PICK UP 八王子のお店 ~学ぶ・スクール~

人気のキーワード