よっ!仕事人
工房みどりの風さんは、知的障がい者の通所型の支援施設です。
2012/09/06
【まいぷれ×法政大学】コラボ企画
◇◇法政大学多摩キャンパスの学生が、地域で活躍する“仕事人”に突撃インタビュー!◇◇
なみき福祉会 工房みどりの風
私たち図司ゼミA班は京王片倉駅徒歩3分程度にあるなみき福祉会 工房みどりの風さんに取材しました!!工房みどりの風さんは、知的障がい者の通所型の支援施設です。利用者さんが28人、支援員さんが約10人です。それぞれエコ班、ビジネス班、製菓班にわかれて活動しています。今回は残念ながら悪天候のためエコ班は取材することができませんでした。
☆最近移転しました☆
ビジネス班の活動内容
活動中でーす
ビジネス班は、工房みどりの風の何でも屋さんです。
内職、ビーズ作り、製パン、また製菓班が作ったお菓子の配達など行っています。今回私たちがお邪魔した時は、ビーズでアクセサリーをを作っていました。このビーズは次回のバザーに出すために練習しているものでした!!
今回練習していたのは交差編みという編み方で、とても難易度が高いものでした。今までは糸にビーズを通すだけという単純なものでしたが、今回はバザーに出品するという目的で、より素敵な作品を作ろうというチャレンジたったのですが、利用者さんは初の試みに四苦八苦していました。
ここで活躍するのが支援員さん!!
利用者さんが作業しやすいように、様々な工夫しながら、活動のサポートをしています。利用者さんがビーズの並べ方をじっくり考えられるように、大工さんに頼んでビーズ専用の板も特注していました!!
支援員さんの肱元さんのお話
利用者さんが作ったビーズ。配色がとても気に入っているらしい。
「仕事はとても楽しいです。ビジネス班は、今年度からスタートした班なので、まだまだ手さぐりの状態ではありますが、メンバーも職員も新鮮な気持ちで取り組んでいます。
ビーズ、製パン、内職と手を駆使する作業が多いですが、日を追うごとに技術力がアップするので、さらにまたやる気が出てくるという感じです。メンバーのポジティブな姿勢に励まされながら、毎日仕事しています。」
製菓班の活動内容
法政大学では第1・3火曜日の11:30~16:00に法政大学エッグドームでお菓子販売を行っています!ぜひきてください!
製菓班では、マドレーヌやはちバスサブレなど様々なお菓子を作っています。このお菓子は法政大学の多摩キャンパスでも販売しています。今回は製造所まで見せていただきました。製菓班は笑顔が絶えないとても居心地のいいところでした!!長い人だと15年ほどやっているそうで、その技は熟練されたものでした。
はちバスサブレです。はちバスとは八王子のコミュニティバスの略称です。タイヤと本体は別個で作っていて、焼く・切る以外は利用者さんがやります。
タイヤを作っているところです。タイヤは金太郎あめのように作っているそうです。
支援員さんの玉井さんのお話
「日常的な会話など、ここでは利用者さんと仲間として接することができてとてもうれしい。また前は利用者さんは毎日違う仕事をしていたが、今は固定になった。固定になってからは利用者さんのやる気が上がり、他人への配慮ができるようになった。日々製菓をすることでチャレンジ精神が生まれるようになった。それらはとてもうれしいことだった。」
エコ班の活動内容
残念ながら、今回は天候の都合によりエコ班の取材はできませんでしたが、活動内容をお伝えします。エコ班は基本的に外で活動しています。畑作業や公園の清掃などをしていて、地域の方々にも親しまれています。道路の清掃はボランティアで、普段、家と施設の行き来が多い利用者さん達が地域の人との親交を兼ねて行っています。また空き缶つぶしや、牛乳パックのリサイクルを昔の作業所で行っています。
取材時にエコ班の活動を見させていただくことができなかったため
後日、活動の写真をお送りいただきました。
今回お世話になった石岡さんのお話
「もともとみどりの風に就職した訳ではなかった。妹が障がいを持っていて、みどりの風にお世話になっていた。それでボランティアに興味があったこともあり、みどりの風によく来ていた。そして気づいたら常勤になっていました。
やはり作業を進めるための準備は大変ですが、楽しそうに仕事をしてくれるだけでうれしいです。また地域の人にありがとうと言われることがあって成果が出るようでとてもうれしい。やはり作業を進めるための準備は大変。みどりの風は芸術をたくさん薦めているように見えてしまうかもしれないが、芸術というよりは、作っていて楽しいので結果的にたくさんやってしまう。」
工房みどりの風 写真館
みどりの風では毎朝朝会を行っています。そこで日直とお茶くみ係りを決めているそうです。
利用者さんが書いた絵です。(写真ぶれてすみません(>_<)) 一つひとつが個性的であるのに、繋がると一つの絵みたいになっていてとても不思議ですね。この絵の制作過程がホームページにも掲載されています♪
それぞれの班の一週間の予定表です。それぞれやることがありとても大変そうです。
なみき福祉会 工房みどりの風
【住所】東京都八王子市緑町935-15
【電話番号】TEL:042-628-3068 FAX:042-649-6080
【最寄駅】京王片倉駅徒歩2分
取材に行って
今回、みどりの風さんが初めての取材だったので、とても緊張していたのですが、利用者さんも支援者さんもみなさんが笑顔でアットホームに活動しているのを見て、こっちまで笑顔になって、あまり緊張せずに取材することができました。
みなさんが作業している間に取材をさせていただいたので、迷惑になってしまうのではないかと不安でしたが、心よく受け入れてくれて、利用者さんが自分の描いた絵を見せてくれたり、「また来てね!!」と声をかけてくれたりしてくれたことが本当にうれしかったです。また、支援者さんがみんな笑顔で働いていることが印象的でみなさんにとって、その仕事がとても充実したものなのだということを感じました。(青木)
初取材とても緊張しました。迷惑をかけないようにとか、失礼のないようにとかを気にしてしまって最初はうまくいきませんでした。しかし利用者さんのほうから話かけてくれたりしてとても居心地のいい場所でした。正直最初はこのようなところに学生が来たら邪魔かな・・と思いましたが、支援員さんもとてもやさしく接してくれて感動しました!!このようなところは地域にとってとても重要なところではないかと思いました。今回の取材が充実したものになってとてもよかったです。(田上)
初めはどうなるかと思いましたが、支援員さんのおかげでスムーズに取材を進めることができました。利用者さんが書いた絵を私たちに見せてくれたり、ビーズの作業工程を見学させていただいたりと、とても充実したものになりました。今回取材させていただいた皆様ありがとうございました。また最後までご閲覧していただいた皆様ありがとうございました。(兵後)