よっ！仕事人

「Slow World Cafe」を取材！

法政大学多摩キャンパスのエッグドーム2Fにある学内外協働型カフェ

2012/10/23

【まいぷれ×法政大学】コラボ企画
◇◇法政大学多摩キャンパスの学生が、地域で活躍する“仕事人”に突撃インタビュー！◇◇

法政大学多摩キャンパスの入口にあるエッグドーム2階の新食堂「Slow World Cafe」。
このカフェは、大学周辺地域と学生・教職員のつながりの場づくりとして、地域住民の方々にも積極的に利用していただくために2011年5月にオープンした。
単なる学生食堂ではなく、福祉・協同労働、地産地消、フェアトレード、スポ―ツビジネス、アート、まちづくり等多様な活動を通じて、学生・教職員、近隣地域のつながりを深め、相互に学び合いながら、食、生活、コミュニティを豊かにしていく目的で利用されている。

こちらがスローワールドカフェことエッグドーム食堂です！キレイ！

「Slow World Cafe」は、法政大学初の学内外協働型カフェでもあり、趣旨に賛同する地域の諸団体によって運営されています。

前回、当コーナーでご紹介した、3つの事業所
・NPO法人やまぼうし（vol.19）
・Cafeこすもす（vol.20）
・なみき福祉会　工房みどりの風（vol.21）

が、この「エッグドーム食堂・売店運営協議会」に参加をしています。
今回は、この「Slow World Cafe」の紹介を兼ね、3つの事業所に運営のお話をお聞きしました。

NPO法人やまぼうし

前回やまぼうしさんの平山台のベーカリーカフェに取材させていただきましたが、今回は同じやまぼうしさんが運営するエッグドーム食堂に取材させていただきました！店長の泉さんに詳しいお話をお聞きしました。

～エッグドームに出店した理由は？～

　生協が撤退したことがきっかけで、学生がエッグドームにあまり来なくなり、バスの乗り降りくらいでしか使われなくなってしまったエッグドームを法政大学の顔にして、地域の人に広く知って貰う為に出店しました。

～学生に知ってもらいたいことは？～

　スローワールドカフェでは食材にこだわっていて、安心安全でレトルトは一切使わない、素材を活かす全て手作りです。また、無農薬の野菜を使用し、仕込みは早朝４時という非常に早い時間帯から行っています。もちろん、スイーツも手作りです！！
オーダーは夜７時まで受けていて、夕食以外にもお茶をしたり、食後のデザートを楽しむ事ができます。
　ちなみに、バーベキューは経済学部や社会学部の周辺でしかできないと思われがちですが、エッグドーム２階のテラスでもできますよ。どの場所でも頼んで頂ければ全てこちらで準備をし、体一つで来て楽しんで頂けます。（※大学内でのバーべキューには、所定の手続きが必要になります。）夏休み、春休みも営業しています。
若い人達はお腹が満たされれば良いという理由で偏った食生活を送っている事は多いと思います。それは悪い事ではありませんが、食べる事は生きるという事の基本です。私たちはそういった食べる事の大切さを学生に伝えたいと思っています。

～スローワールドカフェとは？～

ファーストフードなどの急いだ食事では無く、急がず食べるという意味があります。
また、障害者の方が働いても確実に一歩一歩歩んでいくという意味も込められています。

利用者さんの働いている風景です！！<br>利用者さんに直接お話しを伺うことはできなかったのですが、利用者さんは皆人と接することに楽しさを感じていて、仕事に対してやりがいをもっているそうです。昼忙しいことも、スキルアップにつながり大変だけども楽しいとおっしゃられているそうです。中には２時間かけて出勤してる方もいらっしゃるそうです。とてもいい雰囲気のお店でした！

利用者さんの働いている風景です！！
利用者さんに直接お話しを伺うことはできなかったのですが、利用者さんは皆人と接することに楽しさを感じていて、仕事に対してやりがいをもっているそうです。昼忙しいことも、スキルアップにつながり大変だけども楽しいとおっしゃられているそうです。中には２時間かけて出勤してる方もいらっしゃるそうです。とてもいい雰囲気のお店でした！

スローワールドカフェは早さ、清潔感が売りです！券売機で購入した瞬間に、厨房にオーダーがいくシステムで、それが早さの秘訣です。隣のボードには日替わりプレートの内容やオススメ丼の内容を掲示しています！プレートは毎日日替わりですよ～。<br>こういった店内のシステムは改善点を見付ければ即採用されています！<br>よくラーメンを作って欲しいと意見をいただくそうなのですが、現時点では厨房スペース的に作れないそうです・・・。<br>ですが、特に注文してから茹でる蕎麦がとてもおいしいのでラーメンがなくても大満足です！

スローワールドカフェは早さ、清潔感が売りです！券売機で購入した瞬間に、厨房にオーダーがいくシステムで、それが早さの秘訣です。隣のボードには日替わりプレートの内容やオススメ丼の内容を掲示しています！プレートは毎日日替わりですよ～。
こういった店内のシステムは改善点を見付ければ即採用されています！
よくラーメンを作って欲しいと意見をいただくそうなのですが、現時点では厨房スペース的に作れないそうです・・・。
ですが、特に注文してから茹でる蕎麦がとてもおいしいのでラーメンがなくても大満足です！

感想

今回取材させて頂いて非常に良い事を聞く事が出来ました。全て手作りだという事は取材を行うまでは全く知りませんでした。美味しさの秘訣はここから来ているんだなと思いました。
最近、自分はスローワールドカフェのハンバーグプレートにハマっています。めちゃくちゃ美味しいので、皆さん是非一度食べてみて下さい！！　　（黒山）

今回取材してみて、食の大切さを改めて認識しました。カップラーメン等で安く済ませるのもいいのかもしれませんが、エネルギーの基となる食事を気にすることによって健康で活き活きとした生活になっていくのだと感じました。全て手作りで新鮮な食材を利用した料理。現代の人々にとっておろそかにしがちなものに気付くことができたことも含め、食事に対して考えるきっかけとなりました。快く取材を引き受けていただき、ありがとうございました。

Cafeこすもす

前回はJR横浜線片倉駅にあるCafeこすもすさんに取材させていただきましたが、今回は法政大学エッグドーム内にあるCafeこすもすさんの出張販売に取材させていただきました！

学生：「なぜエッグドーム内で出店を始めたのですか？」
店：「エッグドームから生協が手を引き、そこに興味を持ったNPO法人やまぼうしさんに声をかけられCafeこすもすも出店し始めました。
また、店舗だけでは人通りがすこし少ないのもあり、売り上げ的にも外売りの機会が増えるのもありがたかったですね。法政以外にも八王子市内や埼玉の学校にまで行ったりもしますよ！
学生：「そんなとこまで！では、パンやクッキーの評判はどうでしょう？」
店：「なかなか良いですよ！学生さんや事務の方にも毎週買ってくれる常連さんはいます。」
学生：「やっぱり常連さんもいるんですね！では、何かアピールポイントや伝えたいことはありますか？」
店：「材料や手作りにこだわりがあるのはもちろんのこと、パンごとに写真や値札を机に貼らないで、お客さんと会話を楽しんでパンの良さを伝えながら販売を行い、納得のいく買い物をしてもらうようにしています。まあ、こだわっているのでその分少し値段が上がってしまうものもありますが。(笑)」
学生：「しょうがないことですね。」
店：「もっと沢山の学生さんや職員の方たちにCafeこすもすのパンのおいしさを知ってほしいので、学部のほうでも宣伝お願いします！」
学生：「はい、まかせてください！お話ありがとうございました。」

この他にも沢山の活動やパンの話を短い時間でしたが聞かせていただきました。
また、取材後に学生もハロウィンクッキーを二つ買って、おいしくいただきました。パンやクッキー以外にもハンバーガーなどガッツリしたものもあります！
Cafeこすもすさんは毎週水曜日11：00から14：00頃に法政大学内エッグドームにて販売しています。
是非足を運んでみてください！

なみき福祉会　工房みどりの風

前回お世話になった工房みどりの風さんが、法政大学のエッグドームにクッキーなどを売りに来ているということなので、再びインタビューをしました！
今回は製菓班の今野敬子さんにお話しを伺いました。

学生：「なぜエッグドームにお菓子を売りにきているのですか？」
今野さん：「slow worldカフェの紹介で、去年の夏から約一年売りに来ています。」
学生：「エッグドームに売りにくるメリットはありますか？」
今野さん：「外に出てかかわりを持つことが大事だと思います。利用者さんもイベントが大好きで行きたい人がたくさんいます！３つの班がありますが、ローテーションで売りにきています。」
学生：「デメリットがあれば教えてください。」
今野さん：「デメリットは特にありません。みなさん仕事が大好きで人見知りもしない性格なので、いつも楽しんでいますよ。」

学生：「売りにくる時間は14時～15時※ということで、学生が来にくい時間だと思いますが、売れ行きはどうですか？」
※販売時間については変動があり、11時頃から始める日もあります。
今野さん：「多い時はたくさん売れますよ！でも雨の時はあまり売れません。そういう時は試食サービスをしていて、買ってくれる学生さんも多いです。」
学生：「学生に伝えたいことはありますか？」
今野さん：「時々来るのでかわいがってくれれば(笑)」

前回は施設を見学させていただきましたが、今回は課外活動で前回とまったく違う一面が見れました。利用者さんもとても元気で笑顔が絶えず、とてもいい雰囲気でした。実際にインタビューをしているときに、買いに来てくれていた学生がいて利用者さんも今野さんもとても喜んでいて、自分までとても嬉しくなりました。その場で自分も買っちゃいました。大学内でこれらの活動が広まっていくことを願います。お忙しい中取材にご協力いただいてありがとうございました。(兵後)