よっ!仕事人
◇◇法政大学多摩キャンパスの学生が、八王子で活躍する“仕事人”に突撃インタビュー!◇◇
はじめまして!法政大学現代福祉学部、2年図司ゼミのチームさちこです!
今回まいぷれさんとコラボし、取材、レポートしてきました。
僕たちがお邪魔したのは、オーディオ機器開発会社の「オーディオテクネ」さんです。
はじめに。。。
私たちが訪問した「オーディオテクネ」さんは八王子駅から西東京バスに乗り「馬場谷戸」というバス停から徒歩約5分のところにあります。
【Audio Tekne incorporated】
tel:042-961-2678
adress:東京都八王子市左入町596‐4
いざ!!取材へ!!!!
どこ…だ?
6月某日僕らはテクネさんに取材へ行った。
とても暑い日だった。
片手に地図を持ち「こんな住宅街のどこにあるんだ?」と少し不安になりつつも・・・
発見!!!
あまりに威風堂々とそこにあり僕は違和感を感じた。
お邪魔します!!
今井さん夫婦(^^♪
緊張しながら中に入ると・・・
代表の今井清昭さん登場!!
奥様登場!!
エスプレッソやチョコなど今井さんのこだわりは食材にも…おいしかった♡
ソファーに腰をかけると“ヨーロッパの湖のほとりで小鳥のさえずりを~…”と連想させるかのようなメロディーが流れ込んできて取材は始まりました。
Do you know "Audio Tekne incorporated"?
イタリアの新聞、雑誌など…読めない…orz
でも、すごい!!かっこいい!!
僕たちは知りませんでした。
しかし、調べてみると海外での非常に評価が高く、有名。
made in Hachiouji.オーディオ界のフェラーリとイタリアで呼ばれています。
なんで知らないのだろうか?
テクネさんについて
店内はやすらぎの空間…昼寝をしたくなりました。
・商品へのこだわり
テクネさんの商品は良い音でも悪い音でなく「正しい音」を目指している。
「正しい音」とは元の音に近い音。
つまり、ライブやコンサートなど生で聞いた音、加工されていない音を再現できるオーディオ機をこだわり作っている。
・社員は3人
取材した僕らは驚いた。
会社と言われて入った部屋には3人しかいなかった。
もちろん疑問を抱き聞いてみる。
「なぜ社員を増やさないのですか?」と
すると、今井さんは「社員の給料を考えてしまうと売らなくてはいけなくなってしまう。競争してしまう。客が飽きずに使えるもの、自分の納得できるものを作れない。」と
売らない・薦めない。
今井さんはオーディオ装置は文明であり文化だと言ってます。
それは“説得”と“力”によって売られる品物ではないと。
つまり、機器は顧客がその価値を理解して買われる商品。
もしも“説得”と“力”によって売られれば、顧客はその価値を理解しないで買ったため、すぐに飽きると今井さんは言います。
また、今井さんは売らないこと、手前味噌しないことがこの会社の自慢と言ってくれた。
メディアにコントロールされる日本人だから「売らないテクネさん」を私たちが知らなかったのかとここで思いました。
最後に。。。
若者へ ~本物を知れ!!~
今井さん。
物事をいろんな角度から見て話すため本当に貴重な時間になりました。
・「本物」を知るために…
日本は文化指数が低い。
美術館やオーケストラに行く若者が少ない。なんでもいい、五感にうったえることにこだわりを持て!感性豊かになれ!
なんでも比較して分かる。こだわるといいものが分かるようになる。
「本物」を知るために、人は肌で感じることが大事、肌で感じないと理屈っぽくなる。そのために贅沢をすること。贅沢も勉強。おいしい料理、オーケストラでも何でもいい。最低5回は行ってみる。最初の1、2回は興奮しているが、そのあとは雰囲気がだんだん見えてくる。正しい判断ができるようになる。センスが良くなる。
低音がよく聞こえることを売りにしている商品があるが、本当にその低音は存在しているのか!?想像でつくっているのではないか?疑似体験ではないか!?
・「愛国心」を持て!!
海外に行くと日本の良さ、悪さが分かる。海外では自分の町や国のことを愛し、誇りを持って話す。日本人はそれができる人が少ない。以前、海外の方と話した時、相手が自分よりも日本の文学や歴史上の人物を知っていて恥ずかしく、情けなくなった。
日本人は主張がない!西欧人は会議などで言い合いになって意見が合わなくても会議が終わったらそれを引きずって気まずくなることはない。意見を押し付けないから喧嘩にならない。西欧人は相手の意見をよく聞き自分の意見をちゃんと言える。
日本人は市や国が何かしてくれないとだめと思っている人が多いが、それではいけない。
自分で行動しなければ!
日本人は本物を知らないから何も言えない。
私は本物を知るということはこんなところにも繋がってくるのではないかと思った。私(今井さん)は音をコンサートで演奏される音、本物の音を目指し、オーディオ機を作っている。
学生の感想(^^)/
テクネさんの玄関。
貴重なお話本当にありがとうございました。
小森智貴
今回、テクネさんに取材に行って本当によかった。僕はオーディオ機器についてあまり知識ないが、今井さんという人に魅力を感じた。考え方が一般の人と違い、話を聞いて僕は脱帽した。今井さんは大げさに言うと常識と思われていることを深く考え、それについて自ら意見し、それを思っているだけでなく会社の経営、生活などに役立てていた。
例えば、「売る」という当たり前のこと。僕はこのことについて何も考えたことがなかった。しかし、今井さんの「売らない」という経営者では考えられないスタンス。当たり前を当たり前にしない。これだけではない。僕はわけあって2度取材に行ったが、そのときも今井さんならではの話をしてもらった。
今井さんに出会うきっかけになった「まいぷれ」やゼミの先生、そして今井さんに本当に感謝したい。今後も機会があればお会いして是非話を聞きたい。本当にありがとうございました。
浅原千穂
今井さんはお客さんに売りつけないことをモットーとしていて今どきそんな信念をもって商売をしているなんてすごいと思いました。
今井さんはとても優しい方でいつもお客さんを大事にしているということが分かりました。また今井さんにいろいろなお話をうかがいたいです!
佐藤浩一
私はオーディオテクネさんを訪問させてもらうまではこういう音響機器があるとは全く知りませんでしたし、こういった自営業で小さな職場でやっていることを知ってとても驚きました。でも、訪問してみて自分が知らない色々なことを聞けたし勉強になったし凄くためになることばかりでした。私は、一番印象に残っていることは普通の会社はどうにかしてお客さんに買ってもらうために必死になって色々な利点をしゃべって売ろうとするけれどオーディオテクネさんは、そんなことは絶対せずにお客さんに自分で商品の価値を見つけてもらい買う判断をさせるようにしている所は他のどの会社でもやれないことだし本当に凄いことだと思いました。
今回、オーディオテクネさんに訪問させてもらって本当に良かったです。