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よっ!仕事人

Hachioji Farmer's Kitchen「ふぁむ」

株式会社として福祉分野に果敢に参入する攻めの福祉で日々挑戦。

2016/07/26

【まいぷれ×法政大学】コラボ企画
◇◇法政大学多摩キャンパスの学生が、地域で活躍する“仕事人”に突撃インタビュー!◇◇

ふぁむとは?

八王子駅から20~30分バスに乗り、榎木というバス停で降りると左手にお洒落なカフェがあります。そこが、私たちが取材させて頂いた「HACHIOJI FARMER’S KITCHEN―ふぁむー」です。ふぁむではカフェ営業の他に、障害者の方と共にカフェで提供する無農薬野菜を作っています。また、重度身体障害者の方には室内でパソコンを使った作業などを提供しています。
さらに、障害者の就労サポートとして、OJTを通じて作業への知識・能力の向上や必要な訓練、指導などを実施し企業等への雇用に繋げるサービスも提供しています。

「ふぁむ」の名前の由来

「farmer」から取って優しさの感じられるひらがなを用いました。また、強い意志を持って臨む「Hachioji farmer’s kitchen-八王子の農家の台所-」というロゴをふぁむの冠につけました。「覚悟を持って推し進める」をモットーにした、地域密着型のカフェです。
こちらが、取材を受けてくだっさった、株式会社グッドホーム 代表の登坂信美さんです。
登坂さんの座右の銘は、
「Stay hungry, stay foolish 今やっている点は、必ずつながる」(スティーブジョブス)
「汝の道をゆけ、語るは人まかせよ」(ダンテ)
余談ですが、登坂さん私たちの通う法政大学多摩キャンパスのエッグドーム内にあるカフェの立ち上げに携わっていたという繋がりがありました。

立ち上げた経緯

登坂さんは7年間、他の法人で無農薬、無化学肥料野菜の素晴らしさをを学びました。その経験を活かし、農業を基盤とした福祉団体の立ち上げを決意しました。
障害を持った方々が社会に貢献する機会を提供し、地域の一員として健常者も障害者も共存することを目標にしています。目標の実現に向けて、いかに収益性を上げていくかを考え、今まで廃棄されてきたコストを有価物価に転換させるため飲食店と生産加工場を設けました。他にも収益の面では、加工商品を売り出すことや、採れた野菜を直接売りに行くことで販路拡大を目指しています。

なぜNPOではなく株式会社なのか?

収益性を追求していくためには、やはり非営利より営利法人のほうがスピーディーで様々な事業を展開していきやすいといえます。しかし、これからの障害福祉業界は、原資が100%税金であり、福祉運営のみ行っていても経営は一層厳しくなる一方です。この業界は、これまで免税、減免という優遇措置ばかりで、一方的な立場の運営がなされており、登坂さんはそれに違和感を感じてたそうです。障害福祉業界は低収入、低所得と呼ばれ、雇用の改善を訴えることがよくあるそうですが、収入原資となる税収が落ち込んでいく中、ほぼ100%税金で運営されている福祉業界で所得の向上を行政に謳ってもナンセンスだといえます。近年、福祉業界も市場原理という社会の中に飲み込まれてしまいました。しかし、そのことをマイナスに捉えず、自分たちで自主生産事業をどんどん開拓していき、収益を上げ、上げたら納め、納めたら頂く。この循環サイクルの中に加わって権利も主張できると考えているそうです。登坂さんは、この方向性がきっとこれからのこの業界を良くしていくと信じて邁進しています。
現在の利用者は6名です。知的障害者の方は上の写真のような畑に出て、無農薬野菜を作っています。
また、身体障害者の方は、室内でFaceBookやホームページ等の更新を行っています。
さらに、ふぁむでは利用者の出勤と退勤の送迎や生活支援も行っています。

ふぁむで働く利用者の声は?

Q.ふぁむで働くようになってからご自身が変わったと思うことはありますか?
A.性格が明るくなりました。

Q.ふぁむで働くことのやりがいはありますか?
A.自分で働いてお金を貰えるのが嬉しいです。
A.自分たちが育てた野菜が調理され、お客さんに食べてもらえることが嬉しいです。

利用者と働く上で大変なこと

個々の性格や障害の重さが違うこともあり、日々の絶えない利用者間のトラブルが大変だといいます。
またそれを、口で説明するだけではなかなか伝わりません。体感させなければ伝わらないため、利用者とコミュニケーションを取ることに苦労しているそうです。

登坂さんの今後の展望

農作業を中心に、まずは廃棄コストが出ない仕組みの事業をふぁむの中で考えているそうです。その為には野菜だけを売る事業ではなく、市場に卸せないようなB級品の野菜を日持ちするような加工食品に転換させ販売していくなどが一つの方法です。畑から収穫される耕作物を何に転換させていくのが良いのかを考えていくと、ドレッシングやニンニク漬けのオリーブオイル、漬物やソース、ピューレなどをお洒落にパッケージングした商品など、色々な加工食品が考えられます。野菜の生産から製造加工、販売まで行う6次産業は、大規模農場が難しい東京で農業を進めていくために必要だといえます。耕作地をより広げ、農業をより本格化し、生産性を上げて収益性を上げる、福祉業の中ではちょっと違うビジネスの方向性を目指しています。
登坂さんはふぁむでの活動を通して、障害を持つ方々が社会に出る機会をできる限り作り、その活動が地域社会への「貢献」となる様サポートしていこうと考えています。それは、支え合いながら「共存」を目指し、地域との「共栄」に繋がることを願ってのことです。これからもその想いに挑戦し続けていきます。

会社情報

株式会社グッドホーム
所在地 〒193-0801 東京都八王子市川口町3721-2
TEL/FAX 042-659-1722
ホームページ http://www.kcfam.com/

取材を終えて

豊田夏子

就労支援施設ということで、どんなカフェなのかは全く想像がつきませんでした。でも、実際に行ってみると、福祉施設とは思えないくらいすごくおしゃれなカフェで、すごくびっくりしました。登坂さんのふぁむに対する熱い想いが伝わってきて、今後もっとふぁむが発展していってほしいと思いました。

太田穂菜美

今回取材させていただき、福祉分野に株式会社として参入した意気込みや無農薬野菜へのこだわりが伝わってきました。利用者の働く姿も生き生きとしていて、新しい福祉の形としてもっと注目されるべきだと思いました。

中野宏規

八王子から少し離れたところにあり、どんな所か想像できませんでしたが、いざ行ってみると都会のカフェにも引けを取らないくらいお洒落なカフェで驚きました。貴重な話を聞くことができて、とてもいい経験になりました。

私たちが取材させて頂きました!

豊田夏子
生年月日 1996年8月5日 東京都江戸川区出身

東京の東から西へ、毎日片道2時間かけて多摩キャンパスへ通学中。
創業102年のお茶屋さんでアルバイトをしているお茶娘です! 趣味はカフェ巡りとヨガ!健康に良い物がとにかく大好きな健康オタクです!笑
ソフトクリームを早く、綺麗に巻けるのが自慢♪
太田穂菜美
生年月日 1996年8月5日 福島県須賀川市出身

福島からやってきました。今は西八王子に住んでいます。
サッカー部のマネージャーをやっています。今年も日焼けが怖い…。
趣味はダイエットで、特技はリバウンドです!
なかひー
生年月日 1994年5月29日 愛知県知立市出身

愛知で生まれ、大阪で3年過ごし、幼稚園から東京で育ちました。
小さいころから野球を続けていて、現在も第二体育会準硬式野球部で活動中。好きなことは音楽を聴くことと体を動かすことです。
最近、明晰夢を少し見ることが出来るようになり楽しい日々を送っています。

取材にあたりご協力いただきました。

今回の取材先として『ふぁむ』さんをご紹介して下さり、また店舗の設計を手がけた、楓設計室さん。
大切な家族のための家作り(新築・リフォーム)のみならず、店舗や福祉施設といった幅広いニーズにこたえる。代表の加藤氏は、障がい者の本格的な社会参加と就労支援、居住の場づくりなどに取り組み、数々の地域貢献活動に携わる。
【一級建築士事務所 楓設計室】
八王子市明神町2-26-4-503
TEL:042-631-1958 FAX:042-631-1959
■最近の講座・イベント情報
・2015年度インターンシップ・オープンデスクの募集(締切りました。)
・2015年度職場体験の募集(締切りました)
・八王子市ふれあいこどもまつり「めざせ未来の建築家、みんなのおうちをつくろう!」開催 2015年5月10日
・東京建築士会 環境委員会主催 「はじめてのサバイバルピクニック」開催  2015年5月17日
・日本建築学会 子ども教育支援建築会議全体会議にて、子どもの住育支援活動に関する発表 2015年6月16日
・すまいづくり講座「家族でできるDIY・家づくりに参加してみよう」 2015年7月14日開催
・すまいづくり講座「住まいの動線」 2015年8月25日、10月6日、2016年2月16日開催 ほか
・マイスターアーキテクトセミナー(第1回:RIA近藤正一氏)/東京建築士会 2015年9月12日開催
・東京テク二カルカレッジ(高度専門士過程)、建築施工図実践講座、一級建築士設計製図講座
・住宅省エネルギー技術設計講習会、施工技術講習会(国土交通省補助事業)
(10月7日東京都まちづくりセンター、11月6日渋谷商工会館、12月14日東京テク二カルカレッジ、2月17日建築会館)
・社会人のための学び直し講座:成長分野等における中核的専門人材育成事業(文部科学省委託事業)
(福岡:12月19日、新潟:1月12日・18日、沖縄:1月16日、名古屋:1月23日)
・タイムス住宅新聞1月22日に沖縄講演会記事掲載
・アウトドア雑誌 BE-PAL 2016年3月号 表紙・巻頭ページに楓設計室 設計のミノムシハウス(かしこい家受賞作品)掲載