よっ!仕事人
大正15年創業の和菓子屋「もちとし」さんにお邪魔しました!
2010/11/19
【まいぷれ×法政大学】コラボ企画
◇◇法政大学多摩キャンパスの学生が、八王子で活躍する“仕事人”に突撃インタビュー!◇◇
創業大正15年!! 八王子銘菓もちとし
今回は八王子駅北口から徒歩10分
大正15年創業の和菓子屋「もちとし」さんにお邪魔しました!!!\(^▽^)/
従業員は社長の楢本さんとパートさんを含めて8人でやっていらっしゃいました
めちゃくちゃきれい!
和菓子がずらり!
和菓子屋の一日
おまんじゅうの生地をこねているところ!
大変そー!!
学生:一日の流れはどんなかんじですか?
楢本さん:毎朝朝9時から作業はじめてるよ~。終わるのは3~4時かな。栗どら焼きを作る担当は決まっているけど、あとのお菓子の担当は決まっていないから基本的にはみんなで協力して作っているよ。その日によって作るものは違っていて、足りないものを作っているかな。今日は休みの前日だから注文されたものを作っていて今日は特別忙しいよ。いつもはこんな感じじゃないんだけどね~。
つぶあん、こしあん、しろあんの3種類を使用★
学生:もちとしさんの一番のこだわりはなんですか?
楢本さん:あんこだよ。小豆に一番こだわっていて、北海道十勝産のあずきを使用しているよ。甘すぎるだけではお客さんを満足させることはできないから、砂糖の量には気をつかっているよ。お菓子によって使うあんこも変えているんだ。
生地を上下ではさむのではなくあんこの上に求肥をのせるためこの形に!!
生地を焼いている!
いいにおい、やばっ!
学生:1日どれくらいのお客さんが来るのですか?
楢本さん:だいたい30~50人のお客さんがくるね。近所のお客さんが大半で、注文を受けてお菓子を作ることもあるけど基本的にはお店に売っているものを買っていかれるよ。
学生:一番忙しい時期はいつごろですか?
楢本さん:11月と12月頃が一番忙しいかな。
学生:他のお店へのライバル視はないのですか?
楢本さん:ないよ~(>v<)一軒だけ良くてもダメだからね!全体が良くならないと!日程は特に決めていないけど情報交換などする話し合いも行っているよ。あの新しい材料がオススメだよ~とかね。
仕事場風景!
学生:八王子全体で和菓子を売り出そうという動きはあるのですか?
楢本さん:もちとしは八王子和菓子組合に参加していて、食べ歩きマップにこの店は掲載されているよ。
八王子は住宅地が増えてきているから新しい住民へのPRになってほしいと思うよ。この前もそごうでうまいもの祭りがあって、八王子のものを紹介する企画でうちの和菓子を出展したよ。
学生:うまいもの祭りではなにを売りに出したのですか?
楢本さん:出したものは、どら焼き、栗の里、高尾の月、八王子太鼓を売った。
学生:いつもと違う場所で売りに出して大変でしたか?
楢本さん:大変だったね。そごうでも売って、もちとしのお店でも売っていたから大変だったよ。
学生:よくこういったインタビューを受けたりするのですか?
楢本さん:基本こういったのは受けるようにしてるよ。この間も近所の小学生も来たし。
学生:地域密着型なんですね。
楢本さん:そうだね。お客さんも近所の方が多いし、地域との交流は大事にしている。
学生:新商品というのはどのくらいのペースで出していますか?
楢本さん:暇を見つけては新商品づくりをやっているが、なかなか売り物になるものが作れないんだよね。
学生:季節ごとの商品があることを聞いたのですが、それは毎年同じものを季節ごとに作っているのですか?
楢本さん:基本は同じものを作っているけど、ずっと同じものを作るだけでは飽きてしまうので、できるだけ新しいものに変えるようにしている。変えるときにはその時の流行りなども取り入れるようにしている。
もちとしオススメ★八王子太鼓★
インタビュー中に完成した。注文された和菓子!
色使いがキレイで食べるのがもったいない(>△<)、
最後に
学生:和菓子屋をやっていてやりがいはなんですか?
楢本さん:買いに来てくれたお客さんからの「ありがとう。」の言葉が嬉しいね。
学生:今後のもちとしさんはどのようにしていきたいですか?
楢本さん:四季によってお菓子を作っているがそろそろ変えていかないと飽きられてしまう。なかなか新商品を作るのは大変だが、頑張って新商品を考え、作っていきたい!
3代目 社長の楢本さん(>▽<)/
11月にインタビューをし、その時も忙しそうに作業しながらのインタビューでしたが、しっかりと、話を聞かせていただきました。
【八王子銘菓 もちとし】
住所:192-0081 八王子市横山町22-2
TEL:042-644-2141
営業時間:9:30~18:30
定休日:水曜
学生感想
浅原千穂
私は、和菓子屋の作業場に入ったのが初めてでした。想像していたよりも巨大な機械が少なく、昔から続いている老舗!という雰囲気で落ち着きました。社長と従業員の方、お客さんとの距離も近く、まさに<まちの和菓子屋さん>という感じでした。私たちが伺った日は忙しかったらしく、作業の邪魔をしてしまって申し訳なかったです。次に伺う機会があればゆっくりとお話を聞けたらいいな、と思いました。和菓子作りを間近に見るという貴重な体験ができました。もちとしさんに感謝です!
門田なみ子
もちとしさんは地域密着型という意識を大切にしていらっしゃいました。スーパーなど大型店でなんでも済ませることに慣れた私だったので、こういう昔からあるお店にこそ地域の魅力が発見できる場所なんだと改めて感じました!!
上坂豪
地域密着型ということで地域とのかかわりを大切にしているし、今後のもちとしをどうしたいかでは、四季の和菓子で毎年同じものを出すのでは飽きてしまうということで、その時の流行りなどを取り入れたものを作ろうとしているなど、話を聞いていてほんとにお客のことを考え和菓子を作っていることが伝わってきて、地域密着の和菓子屋だなと感じることができました。