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よっ!仕事人

ブックカバー専門店 オルキデア

“使い捨て”が多い現代。ブックカバーの価値とは?

2018/07/25

【まいぷれ×法政大学】コラボ企画
◇◇法政大学多摩キャンパスの学生が、地域で活躍する“仕事人”に突撃インタビュー!◇◇
みなさんは本を読む時に、ブックカバーをつけていますか?書店で買った時にもらう紙のブックカバーを付けている人も多いのではないかと思いますが、今回私たちは、八王子市内でオリジナルのブックカバーを製造・販売している「オルキデア」さんを取材させていただき、代表の小林敦子さんにお話を伺ってきました。

オルキデアについて

「オルキデア」は八王子に拠点を置き、インターネットでブックカバーを販売しているブックカバー専門店です。この“ブックカバー専門店”、小林さんのオルキデアが業界初だそうです。書店や文房具店などでも少し見かけるブックカバー。そのブックカバーに着目し、自社サイトだけではなく、楽天やAmazonにも出品しています。ブックカバーを作るにあたって素材や製作工程にこだわり、高品質の商品を提供しています。

この仕事を始めたきっかけ

小林さんは以前、総合商社で働いていたそうです。作る人から安く買い、買う人に高く売るという仕事が基本でした。仕事は充実していたものの、作り手の思いは買い手に伝わっていないのではないかと感じるようになり、結婚を機に退職し今の仕事を始めたそうです。小林さんはもともとものづくりが好きで、デパートなどで刺しゅうなどの小物を販売した経験があり、だれもやっていないものなら売れることを知っていました。そこで、ブックカバーを作ろうと思ったそうです。さらに、作り手のことが買い手にもっと意識されるように高品質のものを作るように心がけ、現在も多くの商品を販売しています。

やりがいを感じるとき

オルキデアのブックカバーにはリピーターが多く、商品を実際に手に取って感想などを送ってくれるお客さんが多いそうです。商品を受け取ってすぐにリピートしてくれるお客さんもいるのですが、中には購入してから2、3年たってからリピートしてくれるお客さんがいるらしく、小林さんは商品を大切に使ってくれていることを実感するそうです。また、卒業記念品として学校の校章の入った袱紗を作ったそうです。これは、ブックカバーに似ており学生と小林さんの考えで生み出されたそうです。卒業の時に「結婚式でこの袱紗を持って集まろう」という生徒さん見た時もやりがいを感じたそうです。
ブックカバーの中や外の模様、生地などいろいろなところに小林さんのこだわりが見られます。
ブックカバーの中や外の模様、生地などいろいろなところに小林さんのこだわりが見られます。
ブックカバーのサイズの種類は13種類あり、小さい文庫本から大きいサイズの本までいろいろな種類の本に対応しています。実際に型紙をみせてもらいましたが、これは企業秘密ということで写真を載せることはできませんが、小林さんが起業してから何度も試行錯誤を繰り返し、今のブックカバーが生まれたそうです。
ブックカバーのサイズの種類は13種類あり、小さい文庫本から大きいサイズの本までいろいろな種類の本に対応しています。実際に型紙をみせてもらいましたが、これは企業秘密ということで写真を載せることはできませんが、小林さんが起業してから何度も試行錯誤を繰り返し、今のブックカバーが生まれたそうです。

この仕事に込めている思い

小林さんは、「ものには原料となった素材、それを採る人、作り上げる人、運ぶ人など多くのものや人がかかわっているということを使う人には感じてほしい。現代はものがつくられる過程が見えないことが多く、ものの本当の価値が見えづらい。それが今、“使い捨て”が多い理由だ。素材や製造工程にこだわり高品質のものを作ることで、その“価値”をお客さんに知ってほしい。そして、一つのものを長く使い続けることで、人生をより豊かにしてほしい」とおっしゃっていました。

まとめ

小林さんは、オルキデアの経営だけでなく、様々なことに取り組んでおられます。とくに力を入れているのがMifaの運営です。Mifaは、小林さんが、「ものが作られていく過程を知って、ものの本当の価値を知ってほしい。」という思いのもと立ち上げた会社です。主に、一般企業や学校を対象に工場見学をしたいといった全国からの要望に応え、そのコーディネートを行っています。

今回、取材の一貫で京王八王子駅近くのコワーキングスペースfabbitを利用させて頂きました。ミーティングルームや事務所スペースを多くの人が共有できる様になっています。小さい会社を立ち上げたい人や、事務所の住所に利用したいという人が利用できます。この立ち上げにも小林さんは協力しておられるそうです。

今回の取材で、ブックカバーの販売だけでなく様々な分野で活躍する小林さんに話を聞くことができ、とても勉強になりました。小林さんからは、「学生との関わりが少ないからもっと交流したい」という言葉を頂きました。何らかの形で私達も小林さんのプロジェクトに協力できたらと思います。

感想

髙林

今回は、貴重なお時間をいただきありがとうございます。小林さんの商品に対するこだわりや、仕事に対する思いを聞くことができ良かったです。また、今は機会が減ってしまいましたが企業や学校ともものづくりの担い手の架け橋となる事業についてもうかがうことができ、大変充実した時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

西川

小林さんにお話を伺って、何事も一筋縄ではいかないことを知りました。自分で企業し、成功するまでのお話を聞くことができ、とても勉強になりました。また1つ八王子の良さを知ることができて良かったです。なんだかの形で小林さんと活動して見たいと思いました。ありがとうございました。

宮本

小林さんの商品に対する思いがとても伝わった。これからは、私もブックカバーを愛用していきたいと思った。ブックカバーの中のデザインが多数あることに驚きました。これからもっと多くの人に小林さんのブックカバーを知ってほしいと思いました。

下田

小林さんが作るブックカバーのサイズの種類やデザインの種類の多さにとても驚いた。お客さんの要望に応えるための努力や改良がリピーターが多い理由であると思った。また、作るということに視点を向けて新しい会社を立ち上げ活動しているところもとても興味深いです。

事業所情報

名称 ブックカバー専門店 オルキデア
住所 八王子市明神町2-26-4 アーバンプラザIZUMI 403
アクセス 京王八王子駅より徒歩1分
電話 042-649-1380
関連リンク ホームページ

私たちが取材させて頂きました!

にしけん
生年月日 1998年10月20日 愛媛県内子町出身

愛媛の山奥で育ち、キラキラな東京に憧れて上京しました。毎日がとても充実しています。バイトを頑張っていろんな地域に出向きたいです。ラーメンが大好きです。
ばやし
生年月日 1998年9月13日 静岡県出身

生まれ育った地元を離れ、東京(?)の大学で勉強中。大学から始めたギターが趣味で人並みに弾けるよう日々奮闘している。みかんが大好きで冬になると祖母に大量に送ってもらっている。
宮本 一樹
生年月日 1997年6月26日 大阪府出身

アダ名はみやも神です。
根性があります。ガチゴリオタク。グラッチェ。ゴラッソ。オワッチェ。
下田
生年月日 1998年4月3日 熊本県熊本市出身

なんとなく水泳をやっております。
私は地方出身で、もっと地方の良さをみんなに知ってもらいたいです。

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