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八王子の地域情報サイト「まいぷれ」八王子市

よっ!仕事人

畳屋 よこうち

24歳の畳職人に迫る!

2018/06/08

【まいぷれ×法政大学】コラボ企画
◇◇法政大学多摩キャンパスの学生が、地域で活躍する“仕事人”に突撃インタビュー!◇◇
今回取材したのは、東京都八王子市にある、横内純平さんが営む畳屋「よこうち」。
店主である横内さんは、学生時代に「旦那さんにしたい人No,1」に輝いたこともあるが「なぜ彼氏じゃないんだ?」と語っていた・・・。と、そんな気さくでユーモアのある横内さんがなぜ畳を作ろうと思ったのか。早速インタビューさせていただきました。

他店と差のつく畳「畳屋よこうち」

畳職人を目指したきっかけは祖父の葬儀の際に見た畳だった。祖父の作った畳を見た横内さんは、畳屋になることを決心する。高校卒業後、京都の畳屋に弟子入りをし、「京たたみ」の技術を四年間学んだ。
そしてついに一級畳制作技能士試験に合格した。

そんな横内さんが作る畳には様々なこだわりがある。

横内さんが作る畳とは???

畳には関東式と関西式があり、出来た理由は江戸城が関係している。
本来、畳を作ってから建物を作っていた。しかし、江戸城を造るのには時間がなかったので、江戸城は先に部屋から造られた。そのため、関西より関東の畳の方が柱一本分小さくなってしまった。そこで関西式と関東式ができた。

横内さんの作る畳は関西式である。
カッターを使用せずに包丁を使うことが横内さんのこだわりだ。通常畳を作るときはカッターを使うそうだが、カッターを使うと断面が真っ直ぐにならなくなってしまう。すると裏返したときに丸くなってしまい綺麗な形にならない。横内さんが包丁を使う理由は畳の裏面も綺麗な形に仕上げるためだ。形にこだわっている横内さんならではの製造方法だ。

畳がはめられる場所は「部屋」と呼ばれる。
驚くことに、部屋でも畳は1枚1枚寸法が違うのだ。同じ大きさの畳は基本的にないと横内さんは言う。普段は機械を使って畳を作っているが、手作業で畳を作ることもある。その際、1枚を仕上げるのに3時間かかる。とても集中力と根気がいる作業だ。

畳の寸法を測る尺杖という道具。かなり長い。
畳の寸法を測る尺杖という道具。かなり長い。
横内さんが愛用している包丁。
横内さんが愛用している包丁。
作り方にも横内さんならではのこだわりの手順がある。まず第1に尺杖というもので寸法を測り、次に畳の隅つまりは位置を決めるそうだ。そして最後にかまちで作業を始めるそうだ。横内さんの使用している尺杖やかまちも関西式で関東式とはやり方が異なり、昔ながらの伝統的な方法を使って畳を作っているようだ。
作業場。横内さんはここで畳をつくりだす。
作業場。横内さんはここで畳をつくりだす。

畳があるメリットとは?

普段家で見かける畳ですが、どのような効果があるかご存知だろうか?恐らくご存知である方は少ないだろう。畳にはペットの匂いや埃を吸い付ける効果があるそうだ。更には湿気を吸い取り、除湿効果がある為、梅雨の時期には大活躍出来るそうだ。つまり家にあるだけでとても便利なのである。
これは畳の中身である。
これは畳の中身である。

これからについて

開業から1年が経ったいま、横内さんはこれからのお店づくりに対する意気込みを語ってくれた。現在は畳屋は下請という既存のイメージが強い。しかし、横内さんは畳のアートなど、芸術的な面もアピールしていきたいと言う。具体的には、まるめた畳やゴザを並べてショーウィンドウにすることを考えているそう。
また、「畳屋を一生続けますか?」という質問に、「体にくる大変な仕事なので、わからない(笑)」と言っていた。しかし、「体が動く限りは続けたい」と意気込みを見せてくれた。

まだまだ24歳と若い、横内さん。これからの畳屋「よこうち」の進化にますます目が離せない。
まるめた畳のゴザを並べたショーウィンドウを製作中…
まるめた畳のゴザを並べたショーウィンドウを製作中…

取材を終えて

鮎川響希

日本で昔から用いられている伝統的な品を高品質で届けようという気持ちを持ちつつつ、いままでと違う、他所と被らない独自の方法でアピールしようという斬新性を持っている横山さんの姿は、畳に限らずこれからの社会のあり方を見たように思う。畳職人であり、芸術家であり、消費者でもある横内さんの作る畳のこれからをぜひ見てみたい。

常木あかり

今回取材に行かせていただいて、畳について少し詳しくなれた気がします。
横内さんもすごく分かりやすく説明してくださり、お話を聞くのが楽しかったです!畳についてだけでなく、趣味のことや、美味しいラーメン屋さんの話など、すごく色々話せて嬉しかったです!取材に行く経験は今までなかったので、緊張もしましたが、初めての取材が横内さんでよかったです。

櫻井優子

今回初めての取材で、最初はとても緊張していました。でも横内さんの優しく面白い人柄のおかげで、とても楽しく取材をすることができました。そして畳に対する情熱をすごく感じました。私の実家の畳も、いつか横内さんにお願いしたくなりました。

山下太雅

今回畳屋よこうちさんを取材させていただき、畳の魅力や歴史について詳しく聞くことができました。畳屋よこうちさんの畳は「京たたみ」という京都で造られ始めた畳となっています。畳のことで考えている人がいるのならば、ぜひ一度行って欲しいと思います。今回の取材ありがとうございました。

事業所情報

名称 畳屋よこうち
住所 八王子市元本郷町1-6-3
電話 042-675-2308
営業時間 8:00~17:00
定休日 日曜・祝日
関連リンク ホームページ

私たちが取材させて頂きました!

鮎川 響希
生年月日 1998年8月8日 広島県広島市出身

広島生まれ埼玉育ちであるが、中・高・大と全て田舎の学校に通っている。サークルはテニスサークルとボランティアサークルに所属。好きなことはテニスをすること、音楽を聴くこと、寝ること、服を買うことである。
あかり
生年月日 1998年7月8日 茨城県出身

茨城県出身です。嫌な事は寝るとすぐ忘れるタイプです。図司ゼミに入ったことを機に、色々な人とお話ができたらと思っています。
櫻井 優子
生年月日 1998年5月7日 長野県立科町出身

都会が好きです。田舎も好きです。田んぼや畑も大好きです。将来どっちに住もうか日々考えて生活中…。
好きな食べ物は寿司で、最近はしめ鯖にハマってます。何か趣味を見つけたいなと思いつつ1年が経過。バイトや友達にも恵まれ、毎日楽しく過ごしてます!
たいちゃん
生年月日 ひみつ  福岡県出身

福岡県にずーっと住んでいて上京。毎日ラグビー生活頑張ってます。趣味は、映画鑑賞です。

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