よっ!仕事人
「フランス菓子に対する思いの強さ」とは。
2011/11/30
【まいぷれ×法政大学】コラボ企画
◇◇法政大学多摩キャンパスの学生が、八王子で活躍する“仕事人”に突撃インタビュー!◇◇
LE・LIBERALISM.CO
今回私たち法政大学図司ゼミB班は、西八王子駅にある、洋菓子店『LE・LIBERALISM.CO』さんにおじゃましました!
お店の紹介
JR西八王子駅南口から高尾方面に向かい一つ目の踏み切りの通りにある、洋菓子店です!
経緯
店長の佐々木達也さん
八王子出身で現在26歳!
洋菓子屋さんになろうとした経緯を尋ねたところ
元々この場所ではお父さんが酒屋を経営していたのですが
将来についていろいろ模索している時、
ご両親に作ったお菓子を食べてもらった際に
「おいしい!」と言ってもらえたことが嬉しかったということがきっかけだったとのことです。
そして調理師の専門学校を卒業してから製菓の専門学校へ。
↓↓↓
その後修行のため、2年間かけて貯めたお金で1年間フランスに!
このとき佐々木さんは、24歳。
フランスでの生活
フランスでは語学学校へ通いながらホームステイをしていたそうです。
やはり、言語には苦戦したとのこと。
そしてホームステイを始めて1ヶ月経った頃、ホームステイ先の方にパティスリーの仕事を紹介してもらったそうです。
その後、パリに出て仕事をする中で多くのフランス人との良い出会いがあり、星付きのレストランや
おばあちゃんが一人で作る田舎のジャム屋などでも修行をする事ができました。
*フランスでの生活で印象的だったエピソード*
その1:お菓子の在り方
◎日本・・・人にあげるため、贈り物、見た目の美しさを重要視
◎フランス・・・日常のもの、自分のため、見た目がある程度雑でも味を重要視
その2:洋菓子店の在り方
◎日本・・・洋菓子店ではほぼ洋菓子のみ扱っている
◎フランス・・・洋菓子店ではパンと洋菓子が一緒に売られている
なぜフランスの洋菓子店ではパンと一緒に売られているのでしょうか?
フランスでは料理には、砂糖を入れず塩っぽいものが多い
=食後に甘いもの、糖分を洋菓子で補う
という日常の食事のセットとして成り立っているため、主食であるパンと一緒に売られているようです。
また、フランスのパン屋(洋菓子店)は狭い間隔に多く在るとの事。
では何故そんなに多いのか理由を聞いてみたところ…
主食であるパンが売っているため、全部の店が同時に休まないように数を多くしており、法律でもそう定められているのだと教えてくださいました。
こうしてフランスでの1年間の修行経て、佐々木さんは自分は1人では無いことを痛感し、
そこから考え方が変わり、自信を持てるようにもなり、人の目を気にしなくなったとのことです。
「フランス人は『自分』をもっている。」、ともおっしゃっていました。
現在
2011.3. フランスから帰国
↓
2011.9.1. 正式に『LE・LIBERALISM.CO』開店
名前の由来として、19〜20歳の頃からすでに「自由」という意味のLIBERALISMという言葉は入れたいと考えていたそうです。
内装・外装とも近所の建築関係の方の協力もあり、手作りで暖かい雰囲気のお店です。
とてもかわいい作品がたくさん!
現在店内にはフランスのフローリストの友達の作品や近所の皮職人の方の作品もおいてあります!
テーマはフランスの日常菓子
30〜40歳の客層がターゲット★
コンセプトは洋菓子を日常的・身近・リーズナブルに!
自分が食べて美味しいもの。ということが重要としており
テーマは「フランスの日常菓子」!
お菓子は芸術ではなく、
「キレイ」よりも「美味しそう」ということが大切!
とおっしゃていました。
季節限定の商品ももちろんあり、たとえば秋には「いちじくタルト」などがあったそうです。
お金はないが女の子にプレゼントをしたいという男の子が薪をプレゼントしたという話もあるようです!
取材時はまだクリスマス前という事もあり、クリスマス限定でブッシュドノエルの事前予約をしていました。^^*
まだまだたくさん新メニューを開発中で私達が取材に行かせていただいた日には、やっと抹茶のケーキが完成し、次の日から売り出すということでした。
試食させていただいたのですが、とても美味しかったです!
そして洋菓子やパンのほかに、お店には手作りのコンフィチュールがおいてあり「桃とジャスミン」や「パインアップルとライチ」、「ソルダム」など珍しく、とてもおいしいコンフィチュールがたくさんあります!
現在、スタッフはパティシエ・包装・お店番の3人^^
この仕事をしていて楽しい時は「美味しかった」と言ってもらった時やお菓子がうまく焼けた時だそうです。
質・味が落ちないようにいつも気をつけており、チェーン店とは違って、小回りがきいて良いのですが手間がかかってしまうようです。
しかしそのかかった手間のぶん美味しいお菓子が生み出されていて、いまや口コミでお客様がいらっしゃり、リピーター率も高め!
店主の佐々木さんもお店番としていらっしゃるお母様もお父様もとても気さくな方で、素敵なお店です^^
ぜひ一度ご来店してみてはいかがでしょうか?
LE・LIBERALISM.CO
【住所】東京都八王子市散田町3-6-3
【TEL】042-665-8528
【営業時間】11:00〜19:00、日曜11:00〜18:00
【定休日】月曜日
<取材に行ってみて>
☆今回の取材を通して、私が感じたのは店長さんの「フランス菓子に対する思いの強さ」でした。フランスで実際に修行したことで、日本にいるだけでは味わうことが出来なかったであろう、本場のお菓子に対する思いが明確になり、それを日本でも貫こうとしている姿はとてもすごいと感じました。これからも新商品の開発を始め、仕事は沢山あると思いますが、「フランス菓子に対する熱い思い」で頑張っていって欲しいと思います。(羽山奈那)
☆26歳という若さでお店を構えるというのは簡単なことではないのですごいと思いました。
まだ開店して数カ月だということですが、住宅街の中にあるお店なので佐々木さんの理想である「手軽、身近な菓子」が実現できるのではと思います。フランスの友人との交流も続いているということなのでお互いに情報交換できていいなと思いました。(楠本侑子)
☆私と5歳しか違わないのに、自分を持っていてお菓子に対する情熱も感じられ、とても素敵な店主さんだなと感じました。フランスと日本の洋菓子の違いもとても興味深かったです。フランスの洋菓子店のようなお店にしたいという想いでつくられたお店も、とてもかわいらしく良い雰囲気で、洋菓子もコンフィチュールもとてもおいしくまた買いに行きたいと思えるお店でした。まだホームページなども作ってないということなので1人でも多くの人に「LE・LIBERALISM.CO」を知っていただきたいなと思いました。(羽田美乃)
☆佐々木さんの考える洋菓子の在り方とは私が持っていたものとは全く違うものであり、今回の取材を機にもっと身近なものになりました。一口に洋菓子といっても様々に種類があり、今回は焼菓子についてたくさんのことを聞かせていただいきました。とても奥深い世界であり佐々木さんの勉強熱心さと情熱は素晴らしかったです。オープンしたてということでしたがコンフィチュールの種類の多さや内装などこだわりが伝わるお店でした。(酒井香菜美)
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