美容・健康特集
姿勢作りのポイントは「あし」にあり!自分でできるあしのコンディショニングで正しい姿勢と調子の良い身体を手に入れよう。
2014/06/25
冷えやむくみ、不眠や集中力の低下、肩こり、腰痛など身体の不調…。その原因は、あしの機能の低下によるものかも。あしのコンディショニングであしを正しく機能させることで、姿勢の崩れを改善→身体の歪みを整えることで、体のお悩みが解決するかもしれません!
あしは姿勢づくりのポイント
2本の足で身体の全体重を支えているあし。直立二足歩行は、現存する生物の中で人間(ヒト)だけが持つ機能でもあります。車をはじめとして、乗り物が普及した現代人は、戦前に比べると一日の中で歩数が大幅に減りました。厚生労働省発表の「平成24年国民健康・栄養調査結果の概要」によると、成人の一日あたりの平均歩数は男性で7139歩・女性で6257歩であるとされる。(【参考】国民健康・栄養調査:調査一覧ページ)
歩かなくなった現代人はあしの機能が低下し、筋肉の衰えやあしのだるさなどが著しくなり、身体の不調へとつながっているのです。運動不足や年のせいにせず、あし本来の機能を見直し、取り戻すことで正しい姿勢と健康な身体を手に入れましょう。
足裏は姿勢戦略の最前線! あしの機能が身体を変える!?
あしの機能には、身体全体に影響を及ぼす重要な役割を担っています。
あしは、地面の情報をキャッチして脳に伝える、それをもとに脳が姿勢を作る筋肉に指令を出します。片足の面積が身体全体の表面積の1%にしか満たない足裏は、姿勢戦略の最前線と言えるでしょう。この足裏や、足の筋肉の使い方に癖があると、情報が筋肉にうまく伝わらず、使っている筋肉と使っていない筋肉が現れ(筋肉の過緊張)、骨格の歪みに発展します。また、下半身に歪みがでると上半身への歪みにも繋がっていきます。
足裏には、足の指、重心、内側外側といった足裏感覚がありますが、この感覚と、筋肉の使い方を見直し、骨格を元通りに戻してあげることが、不調の改善への近道になりそうです。
まずはモニタリング。自分の身体の癖を知るところから。
誰にでも筋肉のアンバランスや強弱はあります。自分の筋肉の癖を知ることは、歪みのない身体づくりの第一歩です。
チェックポイント1
■座位(体育座り)
足指をチェックします。ちゃんと指が伸びているか、小指の爪が上を向いているか、浮いている指はないか。
チェックポイント2
■長座(後ろ手でクルクルしてから見る)
後ろに手をついた状態で、膝を伸ばします。両足の力を抜いて、左右にぶらぶらと振ってから止まり、両足の開き具合を見てください。
内反・外反(内向きか、外向きか)、底屈・背屈(あしの裏が下を向き過ぎていないか・上を向きすぎていないか)、膝の浮きはないか。
チェックポイント3
■立位
背筋を伸ばして立ち、足裏感覚(重心の位置)と、足指が床についているかチェックしましょう。また、つま先をまっすぐ向けて軽く膝屈伸します。手は身体の横に自然な状態で。
屈伸した時に膝が内向きか・外向きかも見てみましょう。
これらのチェックポイントで自分のあしの癖がわかりましたか?コンディショニング前後で、あしにどんな変化が現れるか、最終的にもう一度チェックしますので、今の状態をよく頭に入れておいてください。
次のページでは、リセットコンディショニングについて解説していきます。