先日まいぷれ八王子編集部に新しくスタッフが加わりました。彼の名をここではB君としましょう。B君は全く異業種からの転職で当社に入社していただきましたが、慣れない取材や制作の仕事に奔走しているところです。

さて、私たちは地域情報を扱うポータルサイト運営をしているわけですが、実際にサイト上で配信されている情報自体はほとんど足で集めています。移動は基本的に自転車、かなり地上戦を得意としています。足で情報を集め、自分たちの目で見て、話を聞くことで情報の精度を高めるとともに、コンテンツそのもののオリジナリティを出せるようにしています。最終的には人に読んでもらわなければなりませんから、人を惹きつける文章や写真が必要だと思っています。

私はB君に「好きこそものの上手なれ」だよ。
とだけ教えました。取材に関しては、その人（あるいは物）にどれだけ興味関心が持てるかで、どんな質問を投げかけるのか変わってきますし、相手の事を知ろうと思いますからね。テクニックは二の次でいいんです。

そんなB君に、ある日取材を任せると、彼はその取材先のお店のブログを読破していました（笑）

過去の投稿も全てです。これには取材先のオーナーさんも「よく読んでいますね」と、驚きながらも、嬉しそうにB君の質問に真剣に答えてくれました。とても素敵なお店で、コンセプトもしっかり持たれているオーナーさんでしたので、B君にとっても、とても取材のし甲斐があったに違いないでしょう。後日、彼が書き綴ってきた原稿も、それまでのものとは比べ物にならないくらいしっかりとまとまっていました。

単に覚えるのではなく、本質を理解すれば、成長は早いのです。B君は私が告げたことの真意をちゃんと理解してくれたようです。今回はちょっぴり内輪話になってしまいましたが、これからのB君の活躍ぶりに期待していてください。