今回私たちが取材させて頂いた場所はOwl shop Uggla(アウルショップうっぐら)です。

Ugglaは、フクロウを愛してやまないご夫婦が営んでいる、フクロウ専門店です。みなさん八王子市内にフクロウの専門店があったなんてご存知でしたか？Ugglaでは、フクロウ（生体）の取り扱い、飼育用品・エサ・サプリメントなどの販売、そして、ご夫婦が作られたステッカーなどの可愛いらしいフクロウグッズが販売されています。
今回は責任者である飯田裕美さんにインタビューさせて頂きました。

裕美さんは昔から大の鳥好きで、特にフクロウは見た目が可愛らしいのに実は肉食という、そのギャップにやられたそうです。ご主人も同様に鳥好きなので、フクロウ専門店を創業しようと至りました。

フクロウをリードに繋いだままでいると、自由に飛ぶことができず、フクロウにストレスを与えてしまうそうです。健康に害を与えないよう、基本的にはリードに繋げず、なるべくフクロウに自由に過ごしてもらうように配慮しています。また、フクロウを人間に慣れさせるためにも、あえてリードに繋げないようにしていると裕美さんはおっしゃっていました。

ここではどのようにフクロウの健康管理をしているか紹介したいと思います！
フクロウは体調が悪くても表には出さないので、分かり辛いそうです。そこで、毎日欠かさず体重を測り、それに応じてエサの量も調節するそうです。他にも、羽や爪、鳴き声でも健康状態が分かるので、常にチェックは怠りません。

Q.　運営していく中で良かった、やりがいを感じたことは何ですか？
A.　色んなお客さんと出会えることですね。フクロウのお話ができて楽しいです。また、そのお客さん達がお店を信用してくれるのもうれしいです。常連さんがふらっと来店されて、お店のお手伝いをしてくれたりします。

Q.　逆に辛かったことはありますか？
A.　フクロウが可愛くて仕方がなく、お客さんにお渡しするときが少し辛いですね。（笑）
また、流行っているからと興味本位でフクロウを飼おうとする方にはあまりお渡ししたくないですね。大切に育ててきたフクロウ達なので、そういう意味で、真剣に飼ってくれるお客さんかどうか見極めたりします。

日本は猛禽類（主に肉食系の鳥類）のブリーダーが海外と比べまだまだ少ないそうです。Owl shop ugglaさんでは現在、海外ブリーダーより直接輸入していますが、いずれは国内ブリードしたいと飯田さんは考えています。そして、卵の段階で飼い主様を決め、その方に卵から孵ったヒナに一番最初にご飯を与えさせてあげられるような特別なブリーダーになることを目指しています。

また、開店して約2年半経ちますが、今までイベント等は開催したことがないそうです。お店の移転（2017年に予定）に伴い、お客さんたちとの交流会ができたらな、とおっしゃっていました。そこでは、フクロウに関するお話や、飼い始めたばかりのお客さんにアドバイスしたりなど、フクロウ好きなら誰でも参加できるような会にしたいとのことです。

Owl shop Ugglaは、人間が癒されればそれでいいのではなく、フクロウも共に幸せになることを第一に、これからも挑戦し続けていきます。

今までフクロウ専門のペットショップは行ったことがなかったのであまり想像がつきませんでした。飯田さんは猛禽類施設での飼育経験を活かし、様々な工夫やこだわりが見受けられました。それも全てフクロウに対する熱い思いゆえだと思うと、何だかこちらまで熱くなり、とても刺激を受けました。飯田さんのように、何かに真剣に取り組む姿勢の大切さがよくわかりました。今回は取材をさせて頂きありがとうございました。

今回、取材をさせて頂き飯田さんのフクロウに対する熱い思いというものを聞けてとても良かったです。フクロウショップには行ったことがなくて、どのような環境なのだろうと全く想像がつかなかったけど、実際に訪れてみてフクロウをとても大切に育てていらっしゃって、飯田さんがどれだけフクロウに愛情を注いでいるのかということが分かりました。自分も何か本気で取り組めるものを見つけたいと思いました。