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よっ!仕事人

峯尾農園

美味しい野菜を届けたい!をモットーにさまざまな野菜を栽培しています。

2017/08/14

【まいぷれ×法政大学】コラボ企画
◇◇法政大学多摩キャンパスの学生が、地域で活躍する“仕事人”に突撃インタビュー!◇◇
今回は、八王子市の小比企町で兼業農家をしている峯尾農園の峯尾仁さんに取材をさせていただきました。

峯尾さんは建築業を本業としながら家族と協力して農業を営んでいます。なぜ八王子で?
峯尾仁さんと。お土産に頂いたとうもろこしを手に。
峯尾仁さんと。お土産に頂いたとうもろこしを手に。

都内近郊での農業

住宅街が多い八王子ですが意外と農地もあるんです。土地は代々守り続けられていたもので、仁さんの代で4代目でなんと明治時代から農業を続けているそうです。八王子の土は黒い土が特徴でこの土を放っておくのはもったいない!と強い思いがあり兼業農家であるにも関わらず畑を続けています。

では、その土地で峯尾さんはどんな野菜を作っているのでしょうか。

峯尾農園さんで採れる野菜

峯尾農園さんでは、とうもろこし、トマト、ナス、きゅうり、ネギ、さといもなど多くの野菜を育てています。
その中でも力を入れているのはとうもろこしです。とうもろこしの甘々娘という品種を食べさせて頂いたのですが、糖度16もあると聞きました(これはメロンの糖度18に匹敵する甘さ)。焼くとさらに2~3度上がり、甘さが増してより美味しさが際立っていました!

甘々娘は他のとうもろこしよりひと回り小さいのですが、それ以上に甘さが群を抜いていて、スイーツコーンやフルーツコーンと呼ばれるほど粒皮が薄く、生で食べられることができるとうもろこしとして有名です。市場にも出回ることがあまりない野菜ですが、時々市場に出されると、朝6時に出した野菜は朝9時には完売するほど人気商品となっています。それほど甘々娘を好きな地元の方々が多くいるそうです。値段は他のとうもろこしより少し高めですが、そんなことを気にせずどんどん売れていきます!
峯尾農家さんは「自分が美味しいと感じた野菜しか作らない!」という理念を元に野菜を作っており、こんな食べ方があるよと美味しい食べ方を多くの人に伝え、八王子の野菜の普及に努めていらっしゃいます。

生鮮物は収穫後1分ごとに鮮度は落ちていきます。スーパーなどの売り場に出されるまでには1~2日はかかってしまうので、なるべく鮮度を落とさず美味しいうちに食べてもらいと峯尾さんは思っています。なので、育てた作物は、市場には出さず、すぐ近くの直売所や、「けいの家」という八王子で採れた野菜を提供する飲食店や、道の駅などに出荷しています。

農家の現状

農家を続けて行くということは簡単なことではないんです。。。

峯尾農園は、もともと峯尾さんのお父様が専業農家として耕していました。峯尾さんのお父様が8年前に他界されてから今現在まで、峯尾さんと峯尾さんのお兄さんと協力して兼業農家として土地を守り続けています。もともと専業農家であったため、兼業農家にしては広い土地で耕しており、とうもろこし、トマト、ナス、きゅうり、など、作っている作物は多岐に渡ります。
峯尾さんが育てているものは、先述したとおり峯尾さん自身が美味しいと感じたものを作っているそうです。お仕事の関係上、外食をすることが多いので、食べて美味しいと感じたものは調べて種を探すそうです。育てた作物を使って料理もご自身で作られるそうなので、美味しい食べ方も紹介していますと仰っていました。ほとんどの農家さんは補助金や助成金を使っているのですが、峯尾農園さんは、使っていません。申請をすれば貰えるそうなのですが、兼業農家であるために専業農家のように売り上げを約束することが難しいので補助金や助成金なしで様々な種や機械を購入しています。本業の設備会社との兼業であるからこそそうしたことが出来るとも言えます。

峯尾さんは、朝から晩まで働き、休暇といえば1年に1回、趣味のダイビングをまとまってやりに行く程度だそうです。作物の値段は、その時その時の相場があり、一概にどれが一番売れるかはわからないそうです。また、他の農家さんが作っているかどうか、その作物の相場が高い時に収穫できる時期が合うかどうか、など考えられています。

苦労話と言えばたくさんあるそうで、手が回らず消毒できなかったために枯らしてしまったり、チャレンジで植えた種が実らなかったり、収穫作業が間に合わず収穫できずに終わってしまったりなどの失敗や、大きな災害や天候に左右され、作物が全滅してしまったりと、今までやってきたことがパアになり馬鹿らしくなることもあると仰っていました。ですが、峯尾さんは、先祖代々の土地を守りたい一心と美味しい野菜を美味しく食べてほしいという気持ちから農家を続けられています。これは峯尾農園に限らず、どの農家さんもかなりの覚悟があって続けているんだよと教えてくれました。

峯尾さんの想い

峯尾さんのモットーは、自分が食べて美味しいと感じたものを、他の人にぜひおいしく食べて欲しいというものです。八王子で作られる生鮮野菜を、生産地から近い東京都内で鮮度の高い状態ですぐに食べて欲しいという想いを胸に、今後も兼業という大変忙しい中、農業を続けていくとおっしゃっていました。

時には新しい野菜にチャレンジし、多くの種類の野菜を育てています。それぞれの野菜には育て方にこだわりがあり、一つひとつがその味をより良く引き出すために日々奮闘しています。
上手くいかないことも沢山あります。つい先日の6月には雹(ひょう)がふり、野菜がだめになることもありましたが、それでも自然と戦いながら八王子で美味しい生鮮野菜を今日も育てています。

感想

政岡智美

峯尾農園さんの畑の広さに驚きました。八王子というイメージから想像できないほどの広い畑があり、さまざまな野菜を育てている一生懸命さに私たちもまだまだやれることがあるのではないかと感じました。トウモロコシをいただいたのですがこれまで食べてきたどのトウモロコシよりも美味しくて甘くて私も峯尾農園さんのトウモロコシの虜になりました。しかし、まだまだ知名度は低いのでもっともっと知っていただけるように慣ればいいなと思いました。貴重な経験をありがとうございました。

本間悠太

今回取材させて頂いて、八王子の農家の実態、栽培してからの過程など知りたかったことを知れてよかったです!生野菜はとても美味しく、もっと多くの人にこの八王子の野菜を知ってほしいなと思いました!

阿部奈津美

実際に峯尾農園に行って、全ての畑を回らせていただき、食べさせていただいて、あの畑の広さで兼業していると思うと本当にすごいと感じました。農業したいと思ったことがありましたが、簡単な気持ちではできないなと本当に思いました。野菜本当にどれも美味しくて今度買いたいと思いました。

宮本慎之介

今回、峯尾農園さんにお邪魔させていただいたのですが、1番思い出に残っているのが、美味しい新鮮な野菜をたくさん食べたことです。
その中でも、甘々娘という名のトウモロコシがとてもとても甘くて、糖度が16度とあるときき、どれほどかと調べたら夕張メロンの糖度12を超えるほどなので、とてつもなくあまいトウモロコシなのだとかんじたした。もしこのトウモロコシをコーンスープにしたらどれほど美味しいものかと考えていました。
都内で農業をやるのは中々イメージが湧かず、上手くいかないのではないかと思っていましたが、峯尾農園さんのように兼業農家として生活している農家が都内にもあるということに驚きました。都内だからこそ、生鮮野菜をすぐに食べてもらうというメリットがあるのだと今回分かりました。
ぜひみなさんにも一度都内の生鮮野菜を食べてみてほしいと思います。その時きっと、都内で作られる野菜の美味しさに気づくと思います。


峯尾農園

東京都八王子市小比企町1406

私たちが取材させて頂きました!

ともみ
生年月日 1998年3月25日 愛媛県内子町出身

田舎で生まれ育ち東京に来たものの、自然が忘れられなくて日々親と電話してます。
いつも寝ているかぼーっとしているか、マイペースな部分が多いけど、やる時はちゃんとします。
本間 悠太
生年月日 1996年5月29日 新潟県新潟市出身

新潟の都市な方で育ち、東京の辺境キャンパスへ通っている大学生。一人暮らしにも飽きがき、パックご飯とツナ缶生活。趣味は家でゴロゴロ。その理由はチャリがパンクして外へ出れないから。安パイな生活・バイトして楽しく生きてエンジョイする大学2年生。
あべ
生年月日 1997年7月31日 東京都足立区出身

自然や田舎がすごく好きです!特に景色!空も星も大好きです。だから多摩キャンパスも好きです。でも、遠くて通うのが大変で困ってます。基本いろいろやることが遅いです。
好きなことは歌うことと、絵を描くことです。スポーツも好きです。カラオケにめっちゃ行きます。ドラえもん好きです。
しんのすけ
生年月日 1997年8月5日 神奈川県大和市出身

どうも!こんにちは!神奈川県出身のしんのすけです!
自転車でいろんな所に行くことが好きで、いつかは自転車で日本一周することが夢です!芝生でゴロゴロすることが好きで、まったり過ごしています。
こんな僕ですがよろしくお願いします。食べること大好きです!夏までに体絞ります!

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