子どもと家族と私とわたし
~子どもの触覚を育てる~
みなさん、こんにちは。
家族の幸せを対話でつくる、ふぁみりあすのあゆみんです。
暑すぎます、いくら夏だからって暑すぎますよね。
デジャブのように、前回と同じことを言っちゃいました。
本当に暑いですね。プールも川もぬるま湯のようになっていますよね。「つっめたーい!!」って縮こまりながら水に入る夏は、もう来ないのでしょうか。
でも、こんな暑さの中だからこそ水と思い切りたわむれることができる!
環境には十分すぎるくらいの注意をしつつ、夏にしかできない水遊びを存分に味わいましょう!
そして、乳幼児期に水遊びのような全身刺激を通して感覚を育てることって、人に伝えたい、人から学びたい、もっと知りたいっていう対話や探究心の土台になるんです。
日本には四季があって、その季節ごとにさまざまな感覚を楽しむことができます。未来につながる、感覚の育ちを一緒に楽しめるといいですね。
今回は水遊びを通して育む「触覚」についてもおつたえしますね。
・赤ちゃんはお水が大好き!
・水遊びで育む触覚のメリット
・水遊びで気をつける3つのこと
ママのお腹でずっとお水につかっていた赤ちゃんは、お水が大好き!
ドキドキしちゃうけど、プールや川でもお顔をつけて泳げるんですよ。もし機会があったら試してみてください。お水の中で目を開けて、ちゃんと手足をバタバタさせています。
川の中でもへっちゃら!
とはいっても、いきなり泳がせるのは勇気がいりますね。
それなら、こんな方法で水遊びはいかがでしょう?
プロコーチがついていれば安心してお子さんと水の中に入れますね。
残念ながら市内の公営プールでは「おむつが外れている」「3歳以上」の入場規約があるので、ベビーOKのスクールを探すのがお勧めです。
小さなころは浅瀬での遊びがお勧めです。
浮き輪や浮き輪付きの水着を着用させれば、小さなお子さんでも安全に楽しめます。水中で手足を動かしたり、ボールを投げたり、水中で遊びながら運動能力の発達を促すことができます。
海水は目や肌への刺激が強いので、海から上がったらシャワーでよく洗い流してあげてくださいね。
浜辺で波が来るのをぴちゃぴちゃ。
なんだか難しげな顔してますね(笑)。
小さなたらいやビニールプールを出すのもいいですが、もっとお手軽に水遊びを楽しむなら、お風呂が一番!シャワーを浴びせたり、手に水を含ませたりして遊ぶこともできます。シャワー遊びは、水の刺激を受けることで感覚能力の発達を促します。また、手に水を含ませて遊ぶことで、物をつかんだり放したりする力や感覚が養われます。
暑いこの季節にしかできない水遊びは、からだがひんやりして気持ちがいいのはもちろんのこと、全身への刺激を通して子どもの感覚を育てることにつながります。
また、手に水を含ませて遊ぶことで、物をつかんだり放したりする力や感覚が養われます。
ここでは特に「触覚」を通して育つ力についてみていきましょう。
ヒトのからだをくまなく覆っている皮膚。厚さ0.2mmの薄い皮膚が全身をおおっていると思うと、人体の神秘すら感じてしまいますね。そんな皮膚を通して受け取るのは「熱い」「冷たい」といった感覚だけではないのです。
皮膚は、「自分」を「世界」をへだてる境界線の役割をしています。水の刺激によって、自分のからだはどこまでなのかを感じることができるんですね。
「触れる」という感覚は一番原始的な感覚。だから、「快」と「不快」の感覚を意識することにもつながっていきます。
「Vol.8<子どもと私>泣いていたって大丈夫!」でもちょこっと書いたのですが、乳児期は快と不快の二つの感覚が感情のベースになっています。だから、自分にとってどんな感覚が心地よいのかを知っていく大切な時期なんですね。
暑い日にひんやりした水に触れることは心地よい。でもずっと水の中にいると不快になる。触覚を通したそんな経験も、子どもの感情を育てることにつながっていくのです。
子どもって、水遊びを通してこんな風に感覚を伸ばしているって知るとおもしろいですね。
やってみたい!っていう意欲が芽生えるのも、自然の中ならでは。
楽しい一方で、小さな油断が大きなトラブルにつながるのも水遊び。
次男が2歳の時のことです。
いくつもプールがある、大きな公園に遊びに行きました。次はあそこに行こうって、プールサイドを歩いていました。そうしたら後ろで「ピピー」っ監視員さんの警笛に続いて「バシャン!」って飛び込む音。なにごとかと振り返ると、次男を抱えた監視員さんがプールから上がってくるところでした。
後ろをついてきていると思っていた次男がよろけてプールに落ちたんだそうです。からだが小さいから、落ちた時の水音はにぎやかなプールの中でかき消され、誰も気づいていませんでした。
もし監視員さんが気づいていなかったら……。そう思うと今でも背筋がヒヤッとします。
小さい子は洗面器にはった水でも溺れます。水遊びが悲しい事故につながらないように、十分に気をつけましょう。
気をつけるポイントは3つ。
① 水場での転倒や溺れる危険性に注意する
海や川の浅瀬、浅いプールで遊ぶ時でも、必ず大人が付き添って、目を離さないように見守りましょう。
② 温度管理に気をつける
大人に比べて表面積の割合が大きいので、体温変化も大きくなります。
水温が低すぎると体調を崩すこともあるので、こまめに休憩をとりましょう。そして、水遊びの後は、すぐに着替えやタオルで体を拭いて、暖かい場所でからだを温めましょう。
③ 熱中症に気をつける
実は水泳中の熱中症発症リスクは意外と高いんです。
水の中にいると、汗をかいても気づかないし、口の中に水が入ってくるので喉の渇きも分からないんですね。また、家庭用のビニールプールなどは水温もぐんぐん上がります。
こまめに水温管理をすると同時に、日陰で休む、水分補給をすることをいつも以上に意識しましょう。
この時期だから楽しめる水遊び。
リスク管理をしながらたっぷり遊んで、からだも心も育てていきましょうね。
生田あゆみ
元私立高校教員
教育コーディネイター
子育てファミリーサポーター
ちゃんとしなきゃで子育てをしていたら酸欠になりました。
そういえばこの感覚、教員時代にも感じていたぞ?
おかしいな、なんでうまくいかないのかな?
そんな思いから学びを深めていくと、教育も子育ても古い価値観にとらわれて自分の感覚を置き去りにしていることが分かりました。そして、私と同じように自分を失くして子育てしている人たちがたくさんいることも知りました。
現在は、「わたし」を軸にした子育てマインドの育み方をお伝えするファミリアスと、「教育を選ぶ」をサポートし、学校選びの選択肢を増やすポータルサイト「教育移住.com」を主宰しています。
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