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子どもと家族と私とわたし

Vol.45_<子どもと私> 秋の夜長のお楽しみ

~ 運動、芸術、食欲、読書、楽しみの多い季節ですね ~

みなさん、こんにちは。

家族の幸せを対話でつくる、ふぁみりあすのアユミんです。

 

朝、ひんやりした空気に目が覚めることが増えてきました。日中はまだまだ猛暑レベルの暑さですが、季節は確実に秋に向かっているのですね。

 

秋と言えば……、あなたは何を思い浮かべすか?

サブタイトルにいろいろ書いてしまったけど、あなただけの秋、ありませんか。

私は、「パンの秋」

ほどよい暑さに落ち着いて、発酵がしやすいんですよ。それに、あちこちでパン祭りも開催されますしね!

来月、八王子パン祭りがありますねー! ひそかに、とっても楽しみにしています。

 

さてさて、食欲に流されるあゆみんと違って、読書にふけりたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今日は、お子さんとの読書TIMEを楽しむポイントを交えて、読書のお話をしていこうと思っています。

★本日のお話のポイントはココ

 

1.幼児期の読書が良い理由

 

2.子どもにおすすめの読書リスト

 

3.読書をより楽しくするために

幼児期の読書が良い理由

 

小さいころに本を読んだ体験って、心のどこかに残っていませんか。


幼児期は感覚が未発達な分、全身で体験を記憶していきます。

ママのお膝のぬくもり、本を読む声の抑揚、キッチンから漂ってきたご飯の香り、ページをめくるカサコソとした音。細やかさはないけれど、全身が感覚器のようになって、その場の雰囲気と本のストーリーとを、からだにしみこませていくのですね。

 

だから、子どもが本に向かう時間を、穏やかで落ち着いた環境に整えることはとても大切です。それによって、子どもは本の世界と本を読む空間の両方を行き来しながら楽しむことができるのです。

 

残念ながら、このような読み方は大人にはできないんですね。感覚が分化し、それぞれをとらえられるようになると、全体を丸ごと感じる力は失われていきます。

子ども時代にしか味わえない読書の楽しさを、ぜひご家庭で伝えてほしいなと思います。

 

子どもにおすすめの読書リスト

 

年齢にあった本を選ぶことは、子どもの心身の発達にとても大切なことです。この時期に、子どもは言葉を理解し、表現する力を育んでいくのですね。

ですから、お子さんが安心して本の世界に浸れるものを選んでいきましょう。

 

言わずと知れた名作中の名作のラインナップ。

読み継がれるものには必ず理由があります。誰の心にも届く、温かさとやらかさがあるんですね。

絵本選びの参考にしてみてください。

 

◇    乳児さんにお勧めの絵本

 

・「いないいないばあっ!」 シンプルな絵と言葉で、感覚を楽しめます。

 

・「はらぺこあおむし」 数や色を学べつつ、美しいグラフィックも魅力の。

 

・「泣いた赤おに」  悪者だけど強い、オニのそんな印象をひっくり返してくれますね。

 

お顔の近くに本を持っていくと、興味深げに眺めてくれるんですよ!

◇    幼児さんにお勧めの絵本

 

・「ぐるんぱのようちえん」  一人ぼっちで失敗だらけのぞう、ぐるんぱのやさしさがしみます。

 

・「モチモチの木」  泣き虫で弱虫の豆太がじさまを救うために勇気を振り絞る感動ストーリー。

 

・「おしいれのぼうけん」 先生に怒られて押し入れに入れられた、さとしとあきらの冒険に手に汗握ります。

 

親子で楽しむ読書の時間

 

読書は、その時間を通して親子の絆を深める絶好のチャンス。

文字だけでは伝わらない世界を、親と子、そして物語の登場人物たちが共に感じる場所。「親子で読書を楽しむ時間」は、心の成長にも寄与する大切な時間なのです。

 

親子での読書を楽しむために、まずは一緒に本を選んでみるのがおすすめです。

子ども自身が好きな本を見つけて、自分の家で読める喜びは、読書好きの土台になりますね

また、読書の習慣を身につけるなら、家に帰った時、寝る前など、毎日決まった時間に読み聞かせることが大切です。そしてなにより、親自身もその時間を楽しみ、子供と共有する喜びを感じることが大切ですね。

 

読み聞かせをするとき、登場人物の声色や表情、身振り手振りで物語を演じがち。

実はこれ、あまりおすすめしない方法なのです。

読み手が主観で表現してしまうと、子どもには子どもの感じ方、受け止め方があるのにそれを感じることを妨げられてしまうんですね。

あまり一般的な方法ではないのですが、私は大げさな抑揚や身振りをひかえて、普段よりも少しだけ小さな声で淡々と読むことをお勧めしています。

 

もう一つ、大切なことがありました。読む速さは卒業式で読む送辞や答辞の速さをいめーじするといいですよ。遅くもなく、速くもない、ちょうどいい加減で読むことができます。

 

お子さんがある程度、物語の流れをとらえられるようになったら、家族で読書会を開くのも楽しいですね。

それぞれが、今のお気に入りの1冊を持ち寄って、どんなところがおもしろいか紹介し合うのです。

本の内容をまとめたり、それを人に伝える力が育つのはもちろんですが、大人になるとどんな本を読むのかなと好奇心を刺激されて、いつまでも読書を楽しめるようになりますよ。

 

 

 

 

本好きが高じて、辞書を読んでいた時代もありました(笑)。

今じゃすっかり、絵の本ばっかり読んでますけどね!

秋は、涼しくなってからだがホッとするせいか、ついつい「食」に走ってしまうのですが、今年は「読書の秋」にしようかな。

 

あなたは、何の秋を送りますか? こっそり聞かせてくださいね。

 

それでも行きたくない時は……

 

しばらくようすを見ていても落ち着かない時。

そんな時は、お家では園や学校の話をひかえてみましょう。

お家でホッとしてパワーチャージしているのに、その時間まで日中のことを思い出さないといけなくなってしまうと、次の日に向けて充電できなくなってしまいます。お子さんが自分で話をし始めたら、ぜひ「うん、うん」って聞いてあげてくださいね。

 

その代わり、増やしてほしいことがあります。

 

それはスキンシップ。

 

  ギュッとハグする。

  おひざに乗せてお話する。

  お着がえや歯磨きを手伝う。

  添い寝する。

お休みしたら、思い切ってお出かけしてみるのも良いリフレッシュになりますよ。

甘やかしすぎかなって思うくらいに一緒に過ごす。肌の触れ合いを増やす。

お子さんの気持ちが安定することを最優先にしてあげることが大切です。

 

 

私自身、長男が小1の時は行きしぶりに苦労しました。

1週間お休みや遅刻なしに学校に行けたことがない。そんな日々が続いて、私自身が参ってしまったこともありました。そんな時、支えになってくれたのはママ友や、子どものようすをよく知っている保育園時代の担任の先生でした。

 

1人で抱えているとだんだんしんどくなって、子どもに当たってしまうこともあります。

行きしぶりは誰のせいでもないので、どうぞ一人で抱えずに、安心して相談できる人に話を聞いてもらいましょう。

保護者の方が落ち着いた気持ちでいられることが、何よりお子さんの安心につながりますから。

◆この記事を書いたひと


生田あゆみ

元私立高校教員

教育コーディネイター

子育てファミリーサポーター

 

 

ちゃんとしなきゃで子育てをしていたら酸欠になりました。

そういえばこの感覚、教員時代にも感じていたぞ?

おかしいな、なんでうまくいかないのかな?

そんな思いから学びを深めていくと、教育も子育ても古い価値観にとらわれて自分の感覚を置き去りにしていることが分かりました。そして、私と同じように自分を失くして子育てしている人たちがたくさんいることも知りました。

現在は、「わたし」を軸にした子育てマインドの育み方をお伝えするファミリアスと、「教育を選ぶ」をサポートし、学校選びの選択肢を増やすポータルサイト「教育移住.com」を主宰しています。

 

【関連リンク】

ふぁみりあす

教育移住.com

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