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酒場　en-zo　wine&food

「この場所だからできること」。

2014/08/20

「もっと身近にwineを…」、全てが「この場所だからできること」。
山岸　友和さん・淀川　一良さん

京王八王子駅から徒歩数分、駅前の雑踏から少し離れ、人通りが少なく人目に付きにくい路地裏で、ワインの酒場として営業をしているen-zoは、30～40代の女性客が多く人気のお店だ。道に迷ってでも行きたい理由がきっとそこにはあるはず。この「場所」だから出来ることを、山岸さん・淀川さんにお話しを伺った。

お店はどんなコンセプトですか？

「もっと身近にwineを…」というのが開店当初からのコンセプトです（10年目）。フレンチを軸にした「洋肴（つまみ）」は、人気の「冷たいチーズフォンデュ」880円。グラスワインは8種類350円～と、コストパフォーマンスに力を注ぎます。

「この場所だからできること」とは？

3年前に現在の明神町へ移転する際、以前お寿司屋さんだった面影が残る原木の柱やカウンター上の欄間など、そのまま活かしてリノベーションしました。「和」との融合により生まれたこの空間は「en-zoの雰囲気」を演出しています。
そうしたアイデアや、日々のランニングコストを下げることで、より良いサービスの提供と共に商品のコストパフォーマンスを高められると思います。「全てはお客様のために」それが“路地裏流”、この場所だからできることなんです。

▲和の内装を活かした温かみのある店内は、ワインファンでにぎわう。

こだわっている事について教えて下さい。

1つは、「手を加え過ぎない」を念頭に、ワインとのマリアージュ（相性）を追求しています。例えば毎日入荷する新鮮な京野菜は「野菜本来の味」を強く持った食材ですので、調理は最小限と考えています。味はもちろん、香り・食感も楽しんでください。
もう1つは、サブコンセプトでもある「五感」を意識しています。視覚から入る色彩豊かなバーニャカウダは、テーブルを華やかにし、店内に流れるボサノヴァやイタリアンジャズは聴覚を優しく刺激します。
お客様にとって大切なディナーの時間。お腹を満たすだけでなく、心も満たしてお帰りになってもらいたいですね。