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[告知する] 八王子学園都市大学【いちょう塾・公開講座】「ホームレス」の支援と対策について考える - いわゆるホームレス自立支援の課題の検討を中心に -

八王子学園都市大学【いちょう塾・公開講座】「ホームレス」の支援と対策について考える - いわゆるホームレス自立支援の課題の検討を中心に -

まいぷれ編集部  さん

2009/11/24 12:00:47
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 現在、日本には「ホームレス自立支援法」という世界でもあまり類例のない「ホームレス」を直接対象とした自立支援の法律が存在しています。一般的にあまり知られていないようですが、この法律はバブル崩壊以降に急激に失業者数が増大するとともにホームレス状態に陥ってしまった人が増加したことを重く受け止め、この緊急対策として10年間の時限立法として制定されたものであって、2008年からは後半5年間のスタート期間となっています。

 この法律が最近まであまり注目されてこなかった要因には、もちろんひとつには昨年秋ごろまで日本経済が企業レベルでは好調で業績が上昇傾向にあり、それに反比例していわゆるホームレスの人たちの数がむしろ減少傾向にあったことが挙げられます。しかし、昨年秋以降のアメリカ発のいわゆる金融危機の影響で日本経済も深刻な打撃を受け、この結果失業の挙句にホームレス状態に陥る人の数が再び急激に増加してきていることは周知のとおりです。

 そこで本講座では、こうした深刻な社会問題を克服するために何が必要かという視点に立って、特に法的な角度からの分析と考察、すなわちホームレス自立支援法の法律の残されている課題を中心にじっくり考えてみたいと思います。
講師:岡部 史信 創価大学 法学部 准教授

・・・受講生へのメッセージ 
 私は、いわゆる「ホームレス」に対する支援・対策というものが何か他人事なのではなく、すべての人の安心した生活のために必要なセーフティネットの基底に据えられなければならないのではないかと考えています。この意味を受講生の皆さんと一緒に検証していきたいと思っています。


岡部 史信(おかべ ふみのぶ)

<経歴および現職>

創価大学比較文化研究所助手、専任講師、助教授を経て、現在創価大学法学部准教授、創価法科大学院法務研究科兼担准教授、大宮法科大学院大学法務研究科非常勤講師(労働法)。

元スペイン・ナバーラ大学大学院法学研究科カテドラ・ガリーゲス客員研究員。

元東京経済大学非常勤講師(労働法、法学)。

<専攻>

労働法、行政法、憲法、スペイン法

<主な著書・翻訳書・論文など>

『日本国憲法制定史』(共著、小学館刊文庫、2000年)

『護憲・改憲史論』(共著、小学館刊文庫、2001年)

『障害者政策の国際比較』(共著、明石書店、2002年)

J・I・チャールトン『私たちぬきで私たちのことは何も決めるな』(編訳、明石書店、2003年)

OECD編著『図表でみる世界の障害者政策』(単訳、明石書店、2004年)

「スペインにおける懲戒解雇制度の構造と若干の問題点について」(東京経済大学『現代法学』8号、2005年)

「スペインにおける懲戒解雇正当原因としての常習的飲酒行為および薬物乱用」(創価大学『創価法学』38巻1号、2008年)

「スペインにおける年次有給休暇と産前産後休暇の両立可能性についての判例法理の変更」(創価大学『創価法学』38巻2号、2008年)

「スペイン年次有給休暇制度の基本構造について」(大宮法科大学院大学『大宮ローレビュー』5号、2009年)

「スペイン初期主要労働立法整備過程における産業労働裁判所創設までの歩み」(創価大学『創価法学』388巻3号、2009年)

『法学〔改訂版〕』(創価大学出版会、2009年)

その他多数。

[開催日]
2009/12/26

[場所]
八王子東急スクエアビル 学園都市センター イベントホール

[時間]
15:20~16:50

[入場方法]
無料 全席自由 先着順 定員/216名

[提供]
創価大学

[問い合わせ]
(財)八王子市学園都市文化ふれあい財団 042-646-5621

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