子どもと家族と私とわたし
~イライラポイント減らして、らくらく子育て始めよう~
みなさん、こんにちは。
ふぁみりあすのあゆみんです。
梅雨明けしそうな青空と週末思っていたら、一転しとしと雨が続きますね。もうしばらく雨と過ごすのかな。
少々の雨ならへっちゃらで外で遊ぶ子どもたちも、さすがに家の中で過ごしています。ふだんはあまり目にしないお友だちと一緒の姿が見られるので、ついつい観察モードになっているあゆみんです。
子どもたちも小さな社会ですね。交渉があり、衝突があり、和解があり、わちゃわちゃする中でこうやって人間関係を学ぶんだなぁって思いながらにやにやしています。
さて、今日は自分のアンテナ探しをテーマにお届けしますね。目に入るとピピッて反応しちゃうアンテナ、ついてませんか? そのアンテナとのつきあい方、一緒に考えてみましょ!
・あなたのイライラポイント、どこですか?
・みんな違って、みんないい
・不要なアンテナを手放す3つのステップ
子育てしてると子どもにイラッとするポイントっていくつかありませんか?
ママだって、年がら年中イライラがみがみしてるわけじゃないんですよね(笑)!
おととし、子どもがプレゼントしてくれたお誕生日カードに「怒るとき以外のママは大好きだよ」って書いてあって、アチャーっ! って思いましたけど(笑)、そーんなにしょっちゅう怒ってないですよ。
でもね、このカードがきっかけで、ちょっと反省したのは事実。どんな時にガミガミしたくなるかなって分析したんです。
私の場合は、食べ方のマナーがけっこう気になるんです。
ヒジついて食べるとか、寄せ箸とか、あと音を立てて食べるとかっていうのはすごく気になって、つい「ほらっまた!」って言っちゃう。そうしたらね、この間お泊まりに来た子どものお友だちが見事に全部やってくれて! それ、ありなのかー!ってびっくりしました。
仲良しママさんだったのでお家でのようすを聞いたら、兄弟多くてそれどころじゃないんですって。その代わり、お片づけはつい口うるさくなっちゃうって言ってました。
そんなことがきっかけで、気になるポイントトークを、ママ友さんたちとしたんですね。
そしたら、おもしろいくらいにみんなの気になるポイントが違う!
お片づけ ・ お洋服のかけ方 ・ 字を書く時の姿勢 ・ お風呂の後の洗面所のぬれた床
とかとかとか
人によって気になるポイントって全然違うんですよね。
あなたは、お子さんのどんなところ、どんなことが気になりますか?
これね、お友だちと話してみるとおもしろいですよ。人それぞれの性格やカラーが出るし、「えー、そこ気になるー?!」なんていうところを発見しちゃうこともある。子育てじゃないですけど、私が周りに驚かれる気になるポイントは、お洗濯物の向き。シャツやズボンの前側が左になるように干したいんです(笑)。どーでもよくない?! ってよく言われます。言われるけど、気になるんですね。
この、気になるポイントって、自分の歴史―――自分が育ってきた環境や、先生や親に言われたこと、ちょっとしたきっかけで自分が気にするようになったこと―――の中で刻んできた、経験によって築かれたアンテナなんですよね。自分だけの価値観や常識、思い込みなんですよ。
だから、それをきちんとやらなきゃ、子どもにもやらせなきゃって思うとしんどくし、衝突もする。
違うアンテナを持つ人に出会った時に、そういう考え方もあるんだなっていう、一歩引いた視点でみることが、実はすごく大事なんですね。ある意味、身近な異文化コミュニケーションだから。
特に、パパに対しては距離が近い分、アンテナの違いが気になりがち。パパさんはパパさんで自分の育ってきた人生があって、その中で育んできた価値観とか常識っていうものを持っている。
だから、どっちが正しい、正しくないってやっていると、絶対に分かりあえない、一生平行線なんですよ。
でもね、例えば世界に出て行ったら、日本とは全然違う常識があったりするわけです。私の食事マナーだって、そうですよ。「お茶碗は持って」って言うんですけど、韓国に行ったら持って食べるのはマナー違反なんですよね。所変われば品変わる、です。
だから、アンテナが違うことに対してきっちり考えを合わせなくても良いんじゃないかなって、私は思うんですよね。よく、両親が同じスタンスでいることが大切っていうけれど、そうはいかないところもあるのが現実ですもんね。
それよりも、違う考え方があってもお互いに理解し合って協力している姿を子どもに見せることの方が、これからの時代には必要ですね。だって、子どもたちが社会にでるころにはどこにいたって、日本とはまったく文化も考え方も違う海外の人と一緒に働く時代になっているんですから。
「みんな違って、みんないい」っていう姿勢を、社会のいちばん小さな単位である家庭の中で見せてあげたいと思いませんか。
さっきお尋ねした「お子さんの気になるポイント」、いくつくらいありましたか?
ちょっと話がそれるんですけど、ママが生涯で子どもと一緒にいられる時間って7年半しかないんですって(関西大学社会学部保田教授の研究より)。そのうちの50%が6歳までに終わっちゃうんだって。
そんな貴重な、子どもと一緒にいられる時間ならイライラがみがみよりも笑って過ごしたいですよね。
だったら、自分の中でツンツン伸びてるアンテナを引っ込めたいと思いませんか。
引っ込めたいなら、続きをぜひ読んでください!
ちょっぴりハードなステップを、できるだけシンプルに取り組めるようにお伝えしますね。なにせ、自分の人生かけて作ってきたアンテナを手放そうっていうんだもの。そりゃ、少々ハードです。
自分の中にどんなアンテナがあるか気づく。
だって、アンテナの存在を知らなければ引っ込めることなんてできないでしょ。
まず、アンテナがあることに気づくこと。あるって認めること。
認めたらね、「今」手放したいかどうかを自分に尋ねてみる。
答えはね、Yes でも No でもいいんです。自分がどう思うのかを正直に答える。正直に白状します、私は食事のマナーについてはまだアンテナ立ちっぱなしです。手放せない。
Yes だったなら、「今までありがと。でももうバイバイ」でOK!
No だったなら、手放したくない、手放せないっていう自分を、受け入れよう。
アンテナの存在に気がつけたら、後はタイミングだけだから。ムリに手放すことはない。べつにね、アンテナがあることがいけないわけじゃないからね。大丈夫。ただ、あるんだなっていうことに気がつけばOKなんですね。
自分の中にあるものを認めてあげると、だんだんと次のステップに進んでいけるから。自分の気持ちにすなおになることが大事だよ。
そうしたら、アンテナが立ってても伝え方が変わるから。これまでは、ちゃんとしてない子どもがダメってジャッジしてた。でも、自分のアンテナに引っかかってるだけって気づくと、「私はそれが気になるからやらないでほしい/やってほしい」っていう言い方に変わっていく。主語が自分になっていくんだね。
そうやって少しずつ、自分の内側に目が向いていくと変わっていくよ。
お誕生日カードに、「どんなママも大好き」って書いてもらえる日が来るように、アンテナと向き合う毎日。アンテナ仲間が増えてくれたらうれしいです♡
生田あゆみ
元私立高校教員
教育コーディネイター
子育てファミリーサポーター
ちゃんとしなきゃで子育てをしていたら酸欠になりました。
そういえばこの感覚、教員時代にも感じていたぞ?
おかしいな、なんでうまくいかないのかな?
そんな思いから学びを深めていくと、教育も子育ても古い価値観にとらわれて自分の感覚を置き去りにしていることが分かりました。そして、私と同じように自分を失くして子育てしている人たちがたくさんいることも知りました。
現在は、「わたし」を軸にした子育てマインドの育み方をお伝えするファミリアスと、「教育を選ぶ」をサポートし、学校選びの選択肢を増やすポータルサイト「教育移住.com」を主宰しています。
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