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子どもと家族と私とわたし

Vol.69_<家族と私>入学までに心得ておきたい3つのポイント

~ 大切なのは〇〇〇 ~

みなさん、こんにちは。

21世紀型子育てProject主宰、ふぁみりあすのあゆみんです。

「妊活」「保活」「友活」「温活」……子育てママにまつわる「〇活」が増えています。そんな中、最近ぐっと注目を集めている「〇活」ご存じですか?

 

この前、テレビを見ていたら特集で流れてきてビックリしました。早い子だと3歳すぎたら始めるという〇活。

 

 

それは……

 

 

ラン活!!

 

 

もちろん、ランニングじゃないですよ。

 

小さな子たちが目を輝かせて選びたい、アレです、アレ!

 

 

 

わが家のラン活は10月。

それでも早いと思ったものでした。

 

このランドセルが半年しか使われなかったお話はまた別の機会に。

とはいえ、ランドセル以上に大切にしてほしいのが心と体と生活の準備。

 

特に、まもなく小学校入学のこの時期は、子どもにとって大きな変化が訪れる大切な時期です。新しい環境や人間関係への適応、未知の世界への興奮や不安など、たくさんの感情が入りまじることでしょう。ご家族がその興奮や不安を受け止めて寄り添うことで、お子さんはスムーズに新しい生活を始めることができます。

 

今日は、入学を控えたご家庭で大切にしてほしいことについてお届けしますね。

 

★本日のポイント★

 

1.ワクワクとドキドキを日常に戻す

2.子どもの不安の受け止め方

3.大切なのは、どんな気持ちを届けるか

 

1.ワクワクとドキドキを日常に戻す

 

まもなく3月。

卒園に向けて発表会や撮影式の練習などワクワクドキドキすることが増えてくる時期です。

 

ワクワクもドキドキも前向きでプラスの気持ちですが、それが続くと子どもにとってはストレスになってしまいます。

おうちでの生活をいつもどおりに行うことで、気持ちを落ち着かせてあげましょう。

 

週末などの時間のある時に、入学に向けた準備を家族全体で行なってみると、ワクワクした気持ちをもちながら、少し気持ちを落ち着かせることができます。新生活へのイメージをふくらませながら、お子さんと対話をする良い機会にもなりますね。

 

入学後の生活について家族で話し合ったり、家族で協力して準備をしたりすることで、お子さんの安心感が高まります。

 

この時に気をつけてほしいのが、楽しい学校生活をイメージさせようと、お家の方が盛り上げてしまうこと。あまり大きな期待を抱かせてしまうと、日常の学校生活が始まった時に、お子さんが「こんなはずじゃなかった」とがっかりしてしまうことになりかねません。

楽しい雰囲気は伝えつつ落ち着いて対話をしてみてくださいね。

新しく始まる生活を、穏やかに迎えられるように親子で準備しましょう。

2.子どもの不安の受け止め方

 

ワクワクドキドキする一方で、子どもたちは新しい環境への不安も当然感じています。

 

無理にポジティブな気持ちに切り替えさせなくて大丈夫! 不安な気持ちをそのまま受け止めてあげてください。

 

保育園に長く通っていたお子さんは物心つく前から一緒にいるお友だちがいました。だから、初めて会う子とどうやってお友だちになったらいいか戸惑っていたという話はよく聞きます。

 

子どもは、親が思いもよらないようなことを不安に思っているんですよね。

 

幼稚園・保育園よりも人がたくさんいることが不安な子もいます。

「前ならえ」をちゃんとできるか、おうちで何度も練習する子もいます。

ランドセルのフタをしめられるか、毎晩のように練習する子もいます。

忘れ物をしないか心配で眠れなくなってしまう子もいます。

 

大人にとっては「なんだ、そんなこと」っていうようなことでも、子どもにとっては一大事。「大丈夫だよ」と安心させるよりも、まずは「それが不安なんだね」と受けとめてくださいね。その一言で子どもはホッとします。

 

大好きで頼りになるパパ、ママの1年生の時の楽しい思い出や失敗談を語って聞かせるのもおススメですよ。

 

3. 大切なのは、どんな気持ちを届けるか

 

就学前説明会に行くと、「入学までにこんなことしてくださいね」っていろんなお願いされますよね。

もちろん、やっておいた方がいいこともあるんだけど、鵜のみにするんじゃなくて、「これは我が家に必要なことかな」っていったん立ち止まって考えてみてください。

袋物制作の依頼もありますよね。

たいへんだと思ったら、外注、市販品をうまく活用しましょう!

 

私は半べそかきながら夜なべしました(白目)。。。

当たり前ですが、学校からの連絡やお便りって、お家の方が安心して入学式を迎えられるように書かれています。

裏返すと、それだけ不安を抱えてるってことですよね。だから、お便りにあることをそのままやるんじゃなく、自分たち家族が大事にしたいことと照らし合わせる作業が必要なんです。

 

子どもって、大好きな人のいつもと違う空気感や、態度、行動にとても敏感。大人が不安を抱えたまま動き出すと、子どもはその不安をキャッチして自分も不安になっちゃうんですね。

 

例えば、入学前のお便りによくあるのが「学校までの通学路をお子さんと歩いて、危険な場所がないか一緒に確認してください」なんていうミッション!

通学に関しては、入学前の不安ポイントですよね。そのまま歩いてみましょう。どんなことが起こると思いますか?

 

「ほら、この交差点は車が多いから気をつけて!」

「この道、人がほとんど通らないから一人じゃ歩かないのよ」

 

こんな風に危険を見つけては注意をうながしていたら、お子さんはどんな気持ちになるでしょう?

 

 

「学校に行くのって危ないんだ」「怖いことがたくさんあるんだ」

 

そんな風に思っちゃいますよね。

 

さぁ、通学路チェックに行く前に1回深呼吸です。できたら、帰ってきた時にどんな気持ちになっていたいかを書き出してみましょう。

 

「4月が待ち遠しくて楽しみになった」

「安全な経路が見つかって、安心して子どもを送り出せる」

 

こんな風に明るい気持ちになるのをイメージしたら、さっき書いたみたいな注意や禁止の言葉は減らせます。

 

通学路チェックだけでなく、忘れ物対策や学校での過ごし方も同じ。パパやママが、お子さんにどんな気持ちを届けたいかを確認してみてくださいね。

 

「怖いぞ」「大変だぞ」「苦労するぞ」

そんな気持ちを届けたいなんて思っていないはず。

でも、意識しないとこういうメッセージをひそませた声かけをしがちです。

 

自分の思いを確認することで、お子さんが4月を楽しく迎えられるように支えていきましょうね。

 

 

私は、子どもの入学式の記憶もだいぶ薄らいできちゃいました(笑)。でも、通学路チェックを4月になったらやろうと思っていたら、4月1日から学童が始まって、ノーチェックのままスタートしてしまったバタバタだったのは鮮明に覚えています。

 

新生活はいろんなハプニングがつきもの! だからこそ、あと1ヶ月、家族でマインドセットして楽しい4月を迎えましょうね。

◆この記事を書いたひと


生田あゆみ

元私立高校教員

教育コーディネ-ター

21世紀型子育てプロポーザー



ちゃんとしなきゃで子育てをしていたら酸欠になりました。

そういえばこの感覚、教員時代にも感じていたぞ?

おかしいな、なんでうまくいかないのかな?

そんな思いから学びを深めていくと、教育も子育ても古い価値観にとらわれて自分の感覚を置き去りにしていることが分かりました。そして、私と同じように自分を失くして子育てしている人たちがたくさんいることも知りました。

現在は、「わたし」を軸にした21世紀型子育てマインドの育み方をお伝えするふぁみりあすと、「教育を選ぶ」をサポートし、学校選びの選択肢を増やすポータルサイト「教育移住.com」を主宰しています。


【関連リンク】

ふぁみりあす

教育移住.com

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