子どもと家族と私とわたし
こんにちは。家族の未来を創る場所「ファミリアス」のあゆみんです。
今日はステージが変わるたびに、家族も一緒に新しいスタートだよっていうお話です。
お子さんの誕生はもちろんですが、例えばお仕事に復帰するとかお子さんの入園・入学だったり、パートナーの転勤や配置換え等々、家族が今までと違った環境になる場面ってけっこうたくさんありますよね。入園だったり職場復帰だったり、お二人目の誕生だったりといった大きな節目には、どんな風に新生活を送っていくかをご夫婦で話し合うことが多いと思うのですが、小さな環境の変化の時って案外そのまま何となく新しい生活が始まってしまいがち。大きくても小さくても、家族の誰かの環境が変わる時には家族みんなで一緒に「新しいスタートを切るぞー!」って同じ方向を向くことが大事なんです。
でもでも、理屈はそうなんだけど案外難しいんですよね、これが!
だって、今の日本の現状見たら、ほとんどの家庭で父親より母親の家事・育児負担が圧倒的に多い!! 最近ようやく「イクメン」ってどうなの?っていう風潮が出てきて胸につかえてたものが取れたような気がするけれど、それでもすっきりしない男女の差。。。あー腹立たしいってなっちゃいますよね。
「でも」「だって」はネガティブワード。そんな腹立たしさを吹き飛ばすのがこのコラムの魅力です(自分で言っちゃうw!)。
あんまり嬉しくないグラフだけど、内閣府の少子化社会対策に関する調査等でこんな結果が出ています。
家事・育児を半々に分担している夫婦は1割しかいないって、衝撃的な数字ですね!
こないだ、次男の学童の利用変更届を書いていて、ふと気がついたんです。
うちのパパ、こういう書類を書いたこと一度もないわーって。年度初めに毎年書かされる家庭調査票だって、入学や入園の時の申請書類だって、書いたのはぜーんぶ私。園や学校で必要なものをあちこち出向いて買いそろえたのだってぜーんぶ私!!
なんなのよ、ぜんぶ私がやってるじゃないよ(怒)!!ってムカつきMAXですよ。一度くらいやってみろー!!ってね。
そこでね、むむってストップかけてみるのが、家族創りの大事なポイントなんです。
確かにぜーんぶ私がやってる、パパに書類を見せることもなく。
そーなんですよ、大変大変もう大変すぎるー!って言いながら全部抱え込んで何も知らせていないのは私だったんです。
パパにしてみれば、なんだか大変そうだけど何をしてるんだろう?くらいな感じですよね。
こういう書類作成、男性の方が得意だったりすることもよくある話。
「これだけあって大変だから手伝ってほしい」って伝えられたら、案外サクッと解決しちゃうんですよね。
無自覚に自分の役割だと思ってやってきたことだったのですが、これをやってしまうことで一人ぼっちで新しい環境のスタートラインに立っているんだっていうことに気がついたんです。
どうでしょう、子ども関係のことはもちろんですが、家族のこともご自身のことも含めるとずいぶんたくさんの手続きや準備を何も共有せずに引き受けてないですか?
大変だーってなっているときって、気づかないうちに一人で抱え込んで壁を作っていことがよくあります。
だから、ちょっと立ち止まってみてください。
そして、「あれ? 一人ぼっちになってるかも?」って自分の現在地チェックをしてみてくださいね。
私は大変だ大変だって言いながら全部を抱えこんでいたから、家族には私が抱えているものが何なのか全然見えていませんでした。てんぱって子どもに八つ当たりしなかっただけエラかったかもしれません(笑)。その前に家事放棄してリフレッシュしたからかな?!
合言葉は「何とかなるさ」!
食べ終わったお皿だって、使うときに洗えば何とかなるさ~(笑)!
一人ぼっちにならないためのポイント、それは抱えているもの共有タイムをつくること!
大きなタイミングだけでなく、最初に上げたような小さな環境変化のタイミングでも、
・どんな書類が必要なのか
・購入が必要なものは何か
・生活リズムがどう変わるか
・役割分担の変更が必要か
そんなポイントを洗い出して、いつまでに誰が担当するかを相談しておく。ワーママさんなら、この時にお仕事の状況も共有しておけるといいですよね。
ふせんに必要なことを書き出すのと、どれくらいボリュームがあるのかが一目瞭然なのでお勧めですよ! それを一緒に仕分けていくと、お互いにやることがはっきりするし、自分がやることっていう自覚ももつことができますよ。ふせんワークのやり方も近々シェアしますね。
これだけで100%の負担が半分くらいまで減らせちゃいます! ぜひ一度、おためしあれ!
・小さな変化も見える化しておく → ふせんワークがお勧め
・小さな環境変化でも現在地確認を怠ることなかれ
・「私ばっかり」が出た時はお疲れモード入りかけと心得て休息を取られよ
*おまけ*
とは言っても、同じ土俵に上がってくれるパートナーばかりではないのが現実のつらいところ。
「うちのパパは話なんて聞こうともしないもん!」
そんな声が聞こえてきます。
そんなお相手と一緒に家族を創る第二弾は来月お伝えしますね。
生田あゆみ
元私立高校教員
教育コーディネイター
子育てファミリーサポーター
ちゃんとしなきゃで子育てをしていたら酸欠になりました。
そういえばこの感覚、教員時代にも感じていたぞ?
おかしいな、なんでうまくいかないのかな?
そんな思いから学びを深めていくと、教育も子育ても古い価値観にとらわれて自分の間隔を置き去りにしていることが分かりました。そして、私と同じように自分を失くして子育てしている人たちがたくさんいることも知りました。
現在は、「わたし」を軸にした子育てマインドの育み方をお伝えするファミリアスと、「教育を選ぶ」をサポートし、学校選びの選択肢を増やすポータルサイト「教育移住.com」を主宰しています。
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