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子どもと家族と私とわたし

Vol.2<わたしと私>小さなうちに終わらせよう

こんにちは。家族の未来を創る場所「ファミリアス」のあゆみんです。

 

先週、次男坊のクラスが1週間の学級閉鎖。そして週が明けたら長男クラスが月・火と学級閉鎖……子どもたちに振り回されまくりの11daysでした。いやーしんどかった―――!!

 

下の子が小学校に上がってから自分のペースで動ける時間がうんと増えたので、1週間以上子どもがまとわりついている状況は久しぶりでした。いやぁ久しぶりのこの感覚。何も思うように進まなーい!って何度悲鳴を上げたことか。

取っ散らかったあれやこれやを、とりあえずって一部屋に押し込んだのが大きな間違いでした……

まぁひどいですよね。ここまでにしたのは久しぶり(汗)。
昨日からえっちらおっちらお片づけ始めましたよー。

 

これだけのものを片付けるのは容易じゃないですよね。ちょっとずつ進んではいるんだろうけれど、洋服の山が減っている気がしないー!! 戻す場所がもういっぱいだー!!って、たった一日作業しただけなのに、何度、悲鳴を上げたことか。

 

大きな山は崩すのに膨大なエネルギーが必要なんですよね。うっかり忘れておりました。あと何日かかるかなぁ、お部屋がすっきりするまでには。。。

教員時代のおっきなかべ

 

 

ちょっと前まで高校の教員してました。教員歴20年弱。3000人を超える生徒たちとその親たちと関わってきて、あぁもっと前にこの子たちに出会いたかったって思ったのが、今の仕事を始めるきっかけだったんです。

 

毎年、数百人の生徒を相手にしていると必ず出会うのがこじらせ親子。

 

「うちの親なんて、何言ったって無駄だから」

「うちの子が何を考えるのか全然分からないんです」

 

富士山より高い壁を打ち立てて、分かり合えない不満を担任にお互いにぶつけるこじらせ親子。時にはお家の方の人生相談になったりして。

 

生まれて十数年という時間をかけて築いてきた親子の関係って、ある程度できあがってます。子どもたちは10歳を過ぎるころには、「うちの親ってこんな感じだから」って悟ってます。そして、その親に抵抗したり反発したりしながら、自分の生き方を探っていくのが10代の子どもたちです。だからね、反抗期を迎えられている子どもたちって、ある意味心配いらないんですよ。親は大変だけどね(笑)。

でも、時々うまく生き方探しに移行していけない子どもたちがいるんです。それが、こじらせ親子たち。過保護だったり放任だったりと表れ方はいろいろだけど、親子が向き合っていないの。親は子どもの成長にどう付き合ったらよいか分からなくて、手を出しすぎたり放っておいたりしてしまう。親が子に向き合っていないから、子どもたちは自分の羅針盤をどこに向けていいのか分からなくなってしまう。

 

十数年かけてそんな風になっていった親子の心をほぐしていくのはそれはそれは大変なこと。自分の考え方ややり方のパターンを変えるのって長い時間をかけて習得したことほど難しいから、三歩進んで二歩下がるの繰り返し。ずっとつきあっていけたらよいのだけど、3年間という限られた時間の中で寄りそいきれなかった生徒たちもいました。やり切れない思いを抱えながら巣立っていく子どもたちの背中を見送った年もありました。

限られた3年間という大きな壁は、学校という期限のある場所の中では越えられなかったのです。

 

もっと時間があったらと思うのと同時に、もっと前に出会えていたらという思いがふくらんで、今こうして乳幼児ファミリーのサポートをしています。自分に何かができるなんておこがましいんですけどね、そんな力はないんです。でも、他の人より少し多く10代の家族を見てきて伝えられることがあるんじゃないかなって思っています。

 

小さなうちに終わらせよう

 

さてさて、冒頭のお片づけの山はいっこうに減る気配がないのですけれど、最近変えた私の家事スタイルをご紹介しますね。

 

それは、

 

その日の汚れ、その日のうちに!!

お洗濯ものはタイマーセットして朝には干す。

掃除機は気づいたときにちゃっちゃとかける。

台所のコンロは使い終わったら汚れを落とす。

 

たったこれだけのことなんですけど、ちょこっと手を動かすだけで済むうちにちゃちゃって終わらせると楽ちんなんですねー! 実家が家事は週末まとめてスタイルだったので、そういうものだと思い込んでいたんです。でも、最近インスタで #ラク家事 を見ていたら、もしかして毎日ちょっとずつやったら楽なんじゃないか?!って発見して(笑)。

 

「ちょっとだけ」なら動ける。

「ちょっとだけ」なら楽ちん。

 

小さなうちに、少ないうちに、終わらせてしまえば使うエネルギーも少しでいい。

家事も子育てもおんなじ。

 

そしてね、そんな「ちょっとだけ」に気づくには自分以外の誰かの視点が必要だったりするの。だって、自分の中では当たり前になってしまっているから。インスタのハッシュタグ検索のように、ちょっとした外からの視点が、ハッて気がつくきっかけになったりするの。

このコラムも、そんな外からの風になれたら嬉しいです♡

 

★本日のポイント★

 

 ・家事はためこまないと楽ちんだったりする

 ・子育てのトラブルも小さなうちに終わらせる!

 ・家事も子育ても、外からの視点が入るとこじらせポイントが見つけやすい

 

◆この記事を書いたひと


生田あゆみ

元私立高校教員

教育コーディネイター

子育てファミリーサポーター

 

 

ちゃんとしなきゃで子育てをしていたら酸欠になりました。

そういえばこの感覚、教員時代にも感じていたぞ?

おかしいな、なんでうまくいかないのかな?

そんな思いから学びを深めていくと、教育も子育ても古い価値観にとらわれて自分の間隔を置き去りにしていることが分かりました。そして、私と同じように自分を失くして子育てしている人たちがたくさんいることも知りました。

現在は、「わたし」を軸にした子育てマインドの育み方をお伝えするファミリアスと、「教育を選ぶ」をサポートし、学校選びの選択肢を増やすポータルサイト「教育移住.com」を主宰しています。

 

【関連リンク】

FamilyAth

教育移住.com

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