飢餓と食料廃棄、命の話 八王子市片倉町の個別指導学習塾『和泉学習研究所』~中高受験からその先の未来までサポート~
和泉学習研究所 片倉校
今週の寺子屋で取り上げた国旗クイズのソマリアは世界の最貧国のひとつ、世界有数の危険地帯、世界一の失敗国家など不名誉な形容詞がたくさんついている。
その中でも人口の半数が栄養不足という危機的な状況にあるというところが気になったので取り上げることにした。
自分が子供の頃もユニセフの募金活動などでさんざん教えられてきたが、アフリカを中心として栄養不足の人口は減っていない。
その数はなんと7億5700万人、全人口が80億を超えて久しいが11人に1人は飢餓ということになる。
子供たちが想像しやすいように換言すると、1クラスのうち2,3人がまともな栄養状態でないということになる。
世界で貧困がなくならない中、先進国の方はというと、肥満の増加と食料を大量廃棄しているという現状がある。
今年も恵方巻きが大量に売れ残って処分されたという記事をどこかで目にしたが、それに限らずスーパーでもコンビニでも売れ残ったものが処分されているという。
その実態は2024年3月27日に国連環境計画(UNEP)の発表によると、
1日に10億食分の食料が廃棄されており、しかも大半が家庭から排出されているとのことである。
ひとりあたり年間76kg――食糧難にあえぐ人の1日あたり1.3食分――が廃棄されているというのだから、驚きだ。これが必要な人に行き渡ったら飢餓の苦しみも少しはマシになるかもしれない、そう思うと心が痛む。
実家に住んでいたときに、わがままで好き嫌いが激し、何かにつけて文句を言って残しまくっている親兄弟、冷蔵庫にいれたまま食べられなくなる食品を目の当たりにしていたので、家庭から出る無駄が多いというのは大いに納得できる。私の場合は、その反動で一人暮らしを始めてからはそういう廃棄が出ないようにやりくりするようになったのだが、0にするのはとても難しい。
救える人命があるということも大事だが、そもそも食料となるものはみな生きていたものであり、尊き命である。奪った命は元に戻らない、だからこそ、それを大切にいただく《いただきます》の精神が大事だと私は考えるし、みなにも大事にしてほしいと思う。
食べられないものがあるのはしょうがない。しかしながら、残さず食べて自分の命として受け止められるような心を持つ人が増えたら、尊き命を余分に奪わないようにできたら、しっかりと生死を見つめられるような人を育てられたら、そう願わずにはいられない。+=
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