八王子クリニック新町
みなさんこんにちは!八王子クリニック新町です。
10月はピンクリボン月間です。乳がん検診は定期的に「受ける」ことだけでなく、ご自身の乳房のタイプを知り、適した検査方法について考える機会でもあります。
乳がん検診について「毎年受けていれば安心」「どの検査も同じ」と思われがちですが、乳房の構成には個人差があり、適した検査の選び方や特徴もそれぞれ異なります。これからの健康を守るためにも、まずは乳がん検査に関する正しい基礎知識を知ることから始めてみませんか。
高濃度乳房とは?知っておきたい特徴
女性の乳房は、主に「乳腺」と「脂肪」から構成されています。その中で、乳腺の割合が比較的多い状態を高濃度乳房(デンスブレスト)と呼びます。
高濃度乳房自体は病気ではなく、体質のようなもので、日本人女性には比較的多く見られます。しかし、乳がん検診で広く用いられているマンモグラフィ(X線撮影)では、乳腺も病変もともに白く写るという特性があります。そのため、乳腺が密集している高濃度乳房の場合、乳腺の中に病変が重なって隠れてしまい、見つけにくくなることがあります。
乳がん検査における複数の選択肢
乳がんの検査には、マンモグラフィ以外にもいくつかの方法があり、それぞれ得意とする領域が異なります。
【マンモグラフィ(X線検査)】
乳がん検診において広く行われている代表的な検査です。石灰化の発見などに強みがありますが、高濃度乳房では乳腺の重なりに注意が必要です。
【超音波検査(エコー検査)】
超音波を用いて乳房の内部を観察します。乳腺の密度に左右されにくいため、高濃度乳房の方でも病変を見つけやすい特徴があり、気になる部分の観察に適しています。
【MRI検査】
磁気を利用して乳房を詳細に確認する検査です。X線を使用しないため放射線被ばくがなく、マンモグラフィとは異なるアプローチで乳房の状態を捉えることができます。
高濃度乳房へのもう一つの選択肢「ドゥイブス・サーチ」
当院では2018年より、DWIBS法を応用した無痛MRI乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)を導入しています。
ドゥイブス・サーチは、マンモグラフィのように乳房を圧迫しないため痛みが少なく、放射線や造影剤も使用しないやさしい検査です。うつ伏せの姿勢でリラックスして受けていただけるため、「従来のマンモグラフィの痛みが苦手」「高濃度乳房と言われて別の検査法も探している」という方にとって、前向きな選択肢の一つとなります。
乳がん検診は、ご自身の体質や年代、これまでの受診歴に合わせて納得できる方法を選ぶことが大切です。まずはご自身の体について知ることから、未来の健康への備えを進めていきましょう。検査に関する疑問やコース選びのご不安など、気になる点があればいつでもお気軽にご相談ください。
日曜日は第1・第3・第5のみ9:00~11:45、14:00~17:30受診可能(人間ドックのみ)
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