地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、八王子の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

八王子の地域情報サイト「まいぷれ」八王子市

子どもと家族と私とわたし

Vol.12<子どもと私>子育てで大切な3つの土台

~これさえできれば子育てはOK~

明けましておめでとうございます。

2023年、皆さんはどんなお正月を過ごされましたか?

 

 

晴れ着を着て初詣というほどかしこまったものでなくても、

 

いつもよりちょこっと背筋を伸ばして新しい年のご挨拶をして、

家族や親せきとおせちをいただくだけでも、気持ちが新たになりますね。

 

 

そういえば、子どもたちのお正月遊びってすっかり見かけなくなりましたねー。

広い公園で凧があがっているのを見るくらい。

 

羽根つきやコマ回し、そういえば獅子舞もどこに旅立っちゃったんだろう?

皆さんのお家ではいかがですか? 

 

家の中のお正月遊びだと、福笑いやすごろくもありますね。

これもまた、見なくなった遊びでしょうか。

 

 

ふだんは21世紀マインドにアップデートしようよ!なんて言っているけど、

こういうところは昭和脳から抜け出し切れずにいるあゆみんです。

 

 

 

さぁて2023年最初のふぁみりあすコラムは、

 

子育ての3つの土台。

 

 

ハウツーだったり子育てハックだったり、

ちまたでは色んな子育て情報があふれてるけど、

 

土台をどっしりさせたら、

自分たちの子育てを楽しめるようになりますよ!!

☆その1☆ たいていのことは大丈夫

 

 

子育てしてると、

悩んだり不安になったりすること多いですよね。

 

 

ちょっとお出かけするのにも、何を着せたらよいか悩んでしまうし、

バッグの中には予備のおむつにお着がえ、離乳食とエプロン……

ついつい荷物が増えていっちゃう。

 

 

イヤイヤ全開の2歳さんがいれば、

この子はこのまま大きくなったら大変なんじゃないかしらって

誰もが一度ならず不安に思うよね。

 

 

保育園や幼稚園の入園が近づいてくると、

お友だちはできるかな?

寂しい思いをさせるんじゃないかな?

って、心配は後を絶たない。

 

 

小学校入ったら、

 

中学生になったら、

 

高校生、大学生、社会人……

 

結婚するとなったら…… 何年後の話だ(笑)?!

 

 

 

親ってね、心配のネタはず――――っとある。

 

 

でね、

たいていの場合、

 

その心配は、心配で終わることの方が多いし、

 

心配が的中しても、それほど大変なことではなかったりする

 

 

だから、

もし心にふわっと不安や心配が浮かんで来たら、こう唱えてあげてね。

 

 

「たいていのことは大丈夫」

 

 

たいていのことは大丈夫なんだよ。

 

起こるかもしれない5パーセントを心配して不安になるなら、

その心配が起こらない95パーセントの未来を思い描いて笑顔で過ごそ!!

 

 

それにね、

子どもは自分で乗り越えていく力をもっているんだよ。

 

 

だから、

子どものちからを信じてあげてね。

 

 

親が思うより子どもはずっとたくましいから。

☆その2☆ あなどるなかれ、母のカン

 

 

次男が年中さんだった5年前の2月。

兄弟でインフルエンザに同時罹患。

 

外を走る救急車のサイレンがやけに近くに聞こえてね、

まるで救急車の中にいるようだなって思ったの。

 

 

今日は子どもたちから離れないでいよう。

 

 

何となくそう思って、ご飯も温めるだけ、家事は放棄。

これは長男。

 

2人して39度を超える熱なのに

食欲だけはいつも通りだったんだよね。

そうしたら、

次男くん、その日のうちに2回も熱性けいれんを起こして救急車で病院へ。

 

 

 

何となく気になった救急車の音、子どもたちから離れないようにっていう感覚。

 

それは、何となく思ったことでしかなかったのだけど、

それをキャッチして行動しておいてよかったって思ったんだよね。

 

 

 

長男が赤ちゃんだったころ、

「ママは赤ちゃんが泣く理由が分かるもの」って言われたことがあってね。

 

何で泣くのか分からない私はママ失格だって、とっても落ち込んだの。

 

 

そんな私だけど、

子どもの危機にはセンサーが発動した。

 

 

24時間ほぼ一緒に過ごすママには、

子どもの小さな変化をキャッチするアンテナが

ぴっかぴかに磨かれて立っている。

 

 

だからね、

 

 

なんか変だな

 

いつもと違うな

 

 

っていう、ママのアンテナはけっこう正確

 

 

その1の心配とはちょっと違う、危機センサーの発動は

ママに備わった子どもを守るための大切な最強アイテム!

 

 

ママのカンはあなどるなかれ!!

 

 

 

あれ?って思ったときは、

いつもより意識して、自分の声に耳を傾けてみてね。

すみれはすみれ

 

季節がもう少し進むと、

そこかしこにかわいらしいすみれが花を咲かせます。

 

 

むらさき色の小さな花に、

 

 

「もっと大きな花をつけたら見つけてもらいやすいのに」

 

「むらさきじゃなくてピンクの方がかわいいよ」

 

 

なんて、言わないですよね。

スミレはただスミレのように咲けばよい。

すみれはすみれ。

 

 

天才数学者と言われた岡潔のことばです。

数学だけでなく、教育にも深くかかわってきた岡潔が

「春宵十話」の随筆のはしがきに記されています。

 

「私は数学なんかをして人類にどういう利益があるのだと問う人に対しては、

スミレはただスミレのように咲けばよいのであって、

そのことが春の野にどのような影響があろうとなかろうと、

スミレのあずかり知らぬことだと答えて来た」

「春宵十話」岡潔 著 より

 

子育てをしていると、

「もっともっと」って求めたくなってしまいます。

 

 

でも、ただその子のあるがままでいられること。

 

 

それが何よりもその子にとっての安心になるのです。

 

 

わが子が何かを成しえるかどうかではなく、

何者かになれるかどうかではなく、

 

 

ただ、何者でもないその子自身として生きること。

 

 

それを支えていくことが親の大切な仕事。

そう思って、子どもを見守っていきましょう。

★本日のポイント★

 

・心配や不安のほとんどは、何とかなっていくから大丈夫

 

・「なんとなく」のアンテナは気にしてみよう

 

・その子がその子らしくいられることを支えよう

◆この記事を書いたひと


生田あゆみ

元私立高校教員

教育コーディネイター

子育てファミリーサポーター

 

 

ちゃんとしなきゃで子育てをしていたら酸欠になりました。

そういえばこの感覚、教員時代にも感じていたぞ?

おかしいな、なんでうまくいかないのかな?

そんな思いから学びを深めていくと、教育も子育ても古い価値観にとらわれて自分の感覚を置き去りにしていることが分かりました。そして、私と同じように自分を失くして子育てしている人たちがたくさんいることも知りました。

現在は、「わたし」を軸にした子育てマインドの育み方をお伝えするファミリアスと、「教育を選ぶ」をサポートし、学校選びの選択肢を増やすポータルサイト「教育移住.com」を主宰しています。

 

【関連リンク】

family.ath

教育移住.com

この記事に関するキーワード

PICK UP 八王子のお店 ~学ぶ・スクール~

人気のキーワード