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子どもと家族と私とわたし

Vol.19_<家族と私>こんなにちがうオトコとオンナ

~現代に息づく縄文脳の仕組みの話~

こんにちは!

家族の明日をつくるふぁみりあすのあゆみんです。

 

この前、珍しく女の子がうちに遊びに来ました!

男子二人の家に女子が来るなんて、激レアなシチュエーション!!

いやぁ、女の子が来るってなったら、お掃除気合入っちゃいましたよ(笑)。

隅々までワイパーかけて、本棚や玄関もきれいに整えて、準備万端にしてお迎えしました。

 

なんでしょうね、この違い。

 

男子は家に入ってくるなりお目当ての遊びに突進して夢中で遊び始める。

おやつ出したって味わうっていうより、お腹を満たすのが目的な感じ。

ごぉぉぉーってゲームに夢中になっていたかと思ったら、ダダダーッて外に飛び出して鬼ごっこに夢中。

短期集中型っていうのかな、一気にやっつけては次に移っていくあの勢いはすごいですね。

 

女の子はっていうと、まずじっくりお部屋の観察。

本棚の本を手にしてみたり、何はどこにあるの? なんでここに置いてるの?

あの絵はなぁに?? あれこれ質問攻めして、それから遊びに入ってく。

そして遊びながらもあーだこーだお友だちと情報交換。

まぁ器用なこと!

 

男子の一つのことに集中する力はすごいものがありますね。

あゆみんの基本スタンスは男子も女子も同じように扱う。

なんだけど、こうやってみると行動パターンは全然違うんだなって思います。

 

夫婦もそんな全然違うオトコとオンナ。

それで一つ屋根の下で生活を共にしてるんですもんね。理解できないこともあれば 腹が立つことあって当たり前。

 

だけど、なんでそんなことするのか。その理由が分かると、お互いに少し歩み寄ることができるはず!

 

 

今日はそんな男と女の違いを紐解くことで、 そもそも根っこのところから違うんだって発見出来たらいいな。

 

犬に木登りしろって言わないように、 ネコにフリスビーをキャッチさせないように

特性が違いを受け入れられたら衝突やイライラも減るかもしれませんよ。

こんなに違う、オトコとオンナ

 

かれこれ20年以上くらい前に「話を聞かない男、地図が読めない女(主婦の友社)」という本が大ベストセラーになりました。

それだけ異性の行動って理解できないという人が多いってことですね。

 

 

例えば夫婦でお買い物に行ったとき。

 

女性はあっちのお店にもこっちの店にも寄りたいのに、男性はお目当ての店に一直線。

他のお店だって見たかった~!って欲求不満を抱えておうちに帰ったことありませんか?

 

あるいは、お仕事から帰ってきた旦那さんに「今日こんなことがあってね」って話していたら、

「で? 何が言いたいの?」て聞かれたり、求めていもいないのにアドバイスされたり。ついイラッとしちゃったわ。

そんな経験ありませんか?

そうそう!

 

ケンカした時に、ネチネチ過去のことを持ち出すのは圧倒的に女性が多いそうです。

反省はするけど、次の日にはケロっと忘れてまた同じことをしてしまう。こちらは男性が多いんですって。

 

心当たりが思い浮かぶのではないでしょうか?

 

 

一体どうしてこんなに男と女って違うんでしょうね?

違いの始まりは縄文時代にあった

 

そんな違いの秘密は、縄文時代までさかのぼると見えてきます。

 

日本でも狩りによって食料を手に入れるのが当たり前だった縄文時代。

知ってました? 縄文時代って、1万3千年くらい前から2300年くらい前までの約1万年続いた時代なんですって! 今回、改めて縄文時代のことを調べてビックリしちゃいました。

 

「近現代」なんて日本史で勉強したけど、明治時代から今までが150年ちょっとですから、1万年続いた縄文時代って想像できないくらい長い時代ですよね。

 

さてそんな縄文時代。

見つかった石器の多くは狩りや漁で使うもの。 男たちはナウマン象を追いかけ、シカやイノシシに矢を放ち、

海に入っては魚をモリでつき、岩に張り付いた貝を剥がしては家に持ち帰っていました。

一方、女たちは 集落で子どもたちを危険から守り、食事を作ったり毛皮から服を作ったりして過ごしていました。

もしも男たちが、獲物を追いかけている途中で周りの景色に気を取られたり話すに夢中になっていたら、その日の食料は手に入りません

女たちが、どんなに小さな変化でも敏感に気づくことができなかったら、子どもたちの命も食料も奪われてしまいます

 

 

1万年もの間、こうして 男たちは一目散にものを追いかけ、女たちは少しの異変も見逃さないようにして周りの人たちと情報交換をしながら生きてきたわけです。

どちらも、種の保存のためには必要不可欠なスキルだったんですね。

 

 

紀元前三世紀ごろから 弥生時代が始まって 農耕文化が入ってきます。

男も女も 一緒になって 農作業するようになって 少しずつ 男女の役割も変わってきました。

とは言え 紀元前三世紀から現代までたかだか 2万数百年。縄文時代1万年の歴史が刻んだ行動パターンは、現代においてもしっかり 息づいているんですね。

 

 

そう考えると、先ほどの男女の行動の違いも何となく納得できてしまいませんか?

 

 

男たちが目当てのお店に一目散なのは一刻も早く獲物をしとめるため。女たちがあちこちのお店に寄り道をしたいのは少しでも多くの情報を集めるため。

 

男たちが結論を急ぐのはもたもたしていたら獲物が逃げてしまうから。女たちが話の過程を大切にするのは小さなことまで共有して異変をキャッチしたいから。

 

過去の経験まで引っ張り出してみることで安全かどうかの判断をする女たち。男たちは過去にとらわれていたら今日の狩りが進められない。巨大な獲物に向かっていくには昨日の恐怖は忘れるしかなかった

 

 

私たちは見事に縄文時代のDNAを受け継いで、安全な現代においても生命を守るためにオトコもオンナも行動しているっていうわけです。

違いを受け入れて子育てするためにできること

 

こんな風に行動パターンが脳に刻み込まれているなら、家族として力を合わせていく子育てはいったいどうしたらいいのでしょう??

 

それには2つのポイントがあります。

このイラストを見て、どうしたらよいか考えてみてください。

 

①  それぞれの特性を適材適所で生かせるような役割分担を相談する

 

◇男性は一つの仕事を一気に集中してやり遂げることが得意だし、広い視野で全体を

 とらえることができる。

 逆に関心のないことは視界に入らないし、誰かと一緒にやるのは苦手。

◇女性はパッと動ける範囲の中で、いろいろなことを同時に進められる。

 でもそこに論理性や一貫性はないから、説明するのは苦手。

 

もちろん、個性もあるからそこも含めて、どう分担するとスムーズかを脳の特性に合わせて考えてみるとおもしろいですよ。男性は論理的なことはすっと頭に入ってきますしね!

 

②  こんな時はどう動く、どう対応してほしいという行動を共有する

 

実は察するのが苦手なのも男性脳の特性の一つです。

 

「言わなくても分かるでしょ!」って女性が思うような場面でも「言われなかったら分からないよ」っていうのが男性。

女性からしたらちょっとめんどうなことだけど、「一つのことを」「具体的に」「期限を決めて」要求すると男性はうんと動きやすくなるんです。

 

なんでそんなことまで?!っていう声が聞こえてきそうですけど(笑)、やらなくてイライラするよりはいいと思いませんか? 

 ……ただ、やったことに対して「そうじゃなーい」ってイライラするのは別の課題があるので、

 それはまた別の機会にお伝えしますね。

 

 

働く親が子どもが成人するまでに関わる時間は延べ時間にすると約3年半しかないんですって。専業主婦ですら7年ちょっと。

こんな短い子育ての期間をパートナーへのイライラだけで過ごしたらもったいない!

 

「大変なんだから手伝ってよ!」「どうしてやってくれないの?!」ってパパを責めても、パパはどうしていいか分からない。だったら、「手をつないで歩けるのって今のうちだね」「ご飯あーんってするときの顔がかわいくてたまらないんだよ」って一緒に動くとよろこびや楽しさがあるって伝えてみてくださいね。

★本日のポイント★

 

・男性と女性は脳の働きが全然違う

 

・違いのモトは縄文時代の暮らしにあった

 

・違いを認めつつ、子育ては一緒にすると楽しいことを伝えよう

◆この記事を書いたひと


生田あゆみ

元私立高校教員

教育コーディネイター

子育てファミリーサポーター

 

 

ちゃんとしなきゃで子育てをしていたら酸欠になりました。

そういえばこの感覚、教員時代にも感じていたぞ?

おかしいな、なんでうまくいかないのかな?

そんな思いから学びを深めていくと、教育も子育ても古い価値観にとらわれて自分の感覚を置き去りにしていることが分かりました。そして、私と同じように自分を失くして子育てしている人たちがたくさんいることも知りました。

現在は、「わたし」を軸にした子育てマインドの育み方をお伝えするファミリアスと、「教育を選ぶ」をサポートし、学校選びの選択肢を増やすポータルサイト「教育移住.com」を主宰しています。

 

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