３月になりましたね～。

長いこと私立中高の教員をしていたせいか、2月はなんとなく気が張ってしまいます。

中学、高校、大学、それぞれの入試に向かう子供たちの姿、そして悲喜こもごも入り乱れるこの時期。

どんな結果が出ても、２月を過ぎると誰しもが淡い桜色の道を通って新しい生活が始まります。

新しい年度の始まりに向けて心もからだも整える1ヶ月、それが3月ですね。

こんにちは！

幸せ家族を対話でつくる、ふぁみりあすのあゆみんです。

心もからだも整えるって書いたけど、じゃぁどんなことしたらいいのかな？

今日は、新年度のスタートに向けてよくある子どもの姿についてお話をしていきますね。

余談ですが、「整える」といえば最近ちまたでは「サ活」なるものが流行っているらしいですね。

サウナに入って「整える」らしいですよ～。

サウナどころかお風呂だってのんびり入れないママ族にとっては、いつになったら……って思ってしまうワード。

でも、これをきっかけに、パートナーに「サ活は無理でも、お風呂にゆっくり入りたいから今夜は子どもの寝かしつけよろしく！」

なんて言ってみるのもいいですね。

察してくれるのを待つよりも、自分の希望は言葉にして伝える！

そっちの方が実現スピードも実現確率もぐっと上がりますよ。

さてさて余談はこれくらいにして、それでは本題です。

落ち着かない３月の子どもの姿

入園、入学はもちろん、学年が上がる子どもたちも4月にむけてドキドキ！

たくさんエネルギーを使ってますよね。

ママも、新しい環境、新しいクラスはどうなるかなってそわそわするのが年度末のこの時期ですね。

保育園や幼稚園だったら、

初めてママのいない昼間の長い時間。

小学校だったら、

初めて出会うお友だちや、さまざまな学校のお約束

中学校だったら、

教科ごとに変わる先生や、部活で出会う先輩たち

ママの中には、お仕事復帰したり始めたりする方もいるかな。

いくつになっても、

初めての場所はやっぱり緊張するもの。

年齢が小さければその緊張はなおさらです。

初めてはいつだって

心のエネルギーをたくさん消費します。

そんな時、

子どもたちは実にさまざまな方法で

自分の存在意義を認めてもらおうとするんだよね。

不安な気持ちを「不安なの」って言葉にして伝えられればいいけど、

小さい子たちはまだ「不安」っていう感情自体をあんまり把握できないの。

ほら、Vol.18「0歳からの言葉かけ、３つのポイント」でも書いたように、

乳幼児期の感覚はまだ「快」と「不快」がベースだから

「なんだか落ち着かないいやな感じがするけど、なんだか分からない！

あぁもうっなんかヤダー」

そんな風に感じているんだよね。

一見困った言動だけど、

いつもと何となく違う先生たち、ママたちのようすを敏感にキャッチして

不安になっているサインを出してくるの。

だから、頭ごなしに怒るのはちょっと待って。

何か違う、不安だよ、怖いよ、こっち見てて、一緒にいて。

そんな子どもの思いが、ママの注意を引き付けるための行動として

現れているの。

それは、赤ちゃんもおんなじ。

むしろ赤ちゃんが一番敏感にママのようすをキャッチして不安を感じてるから、

夜泣きやエンドレスぐずぐずが出てくるかもしれないね。

子どもたちはどうするとママがいちばん目を向けてくれるかよく知ってる。

いつも以上に大げさなアピールで、一生懸命自分を見てもらおうとするんだよ。

ママ大好き～って甘えると抱っこしてもらえる子は

いつも以上に抱っこをせがんでくる。

いたずらすると、コラッて怒られる子は

いつもより激しめないたずらをしかけてくる。

泣いたらよしよしってしてもらう子は

いつもより泣く回数が多くなる。

みんな、ママのことをよく見ているね。

どうしたらママが自分を見てくれるか知ってるんだよ。

今月、いつもとようすが違うなっていうことがあったら、

不安を感じているサインなんだなって思って、

少しだけよけいに子どもとの時間を増やしてあげてくださいね。

子どものサインに気づいたらやること３つ

じゃぁ、そんな子どものサインに気がついたらどうしましょう？

そんな時は、簡単にできる３つのことを取り入れてみてください。

わざわざ目立つことをしなくても大丈夫だって分かると、

だんだんママの気を引くアピールは減っていきますよ。

一つ目は、近くにいる時間を増やすこと。

ママだってずっと抱っこはしんどいでしょ。

でも、すぐ近くにいるだけならちょっと動けばいいだけ。

いつもは2階で広げてるお洗濯ものを1階の子どもが遊ぶリビングで。

毎日ぜんぶの部屋にかけてる掃除機を、半分だけやったら

後は子どもと過ごす時間。

お皿洗いはパパに任せて、あるいは2回分まとめて。

いつもやっている場所をちょっと変えたり、減らしたり、

そんな工夫でお子さんの近くにいる時間って増やせますね。

二つ目は一緒に思い切りからだを動かす！

これはね、「一緒に」がポイント！」

ママも新年度への準備で気が張ってたり考えることがたくさんあるから

たまにはからだをぐーんって伸ばしてあげてほしいの。

公園で追いかけっこしてもいいし、

おうちの中ならこしょこしょくすぐりっこしてもいい。

お腹がよじれるほど笑い転げたら、不安も悩みも吹き飛ぶよ。

そして、三つ目。

ゆっくり大きく深呼吸.

何よりまずママが心をおだやかにすること。

やらなきゃいけないことがたくさんある時って

どうしてもバタバタして動きも呼吸もせわしなくなりがち。

こんな時こそゆーっくり深呼吸して、自分のリズムを取り戻してね。

深呼吸するときは、やることリストも子どももいったん全部置いといて

呼吸だけに意識を向けてすぅーはぁーってしてね。

ママがいつものリズムになると、子どもはホッとできるよ。

子どもに寄り添う時は

表に見える言動に振り回されるんじゃなくて、

その奥のホントの気持ちを考えてみると、

ちょっと寄り添いやすくなりますよ。

小さな子どもたちはママの鏡。

ママの気持ちをキャッチして、一緒にドキドキしたりホッとしたりしているの。

だから、子どもがいつもと違うときはママがいつもと違う何かがあることが多い。

それでも、子どもたちは不安な時にママがいてくれることで安心を得ることができるから

事情を説明したり、言葉にしなくても大丈夫。

「あなたのことを大事にしているよ」

「いつだって味方だから安心してて」

言葉じゃなくって、思いを包み込んで接したらいい。

それだけで、子どもは安心して過ごせるからね。

この1ヶ月、ママがいる安心感に包まれて過ごして

4月からの新生活、笑顔でむかえましょうね。

★本日のポイント★

・新年度に向けてのママの不安が子どもに伝わるよ

・いつもと違う子どもの様子はせいいっぱいのサイン

・サインが出たらママも一緒にリフレッシュしよう

◆この記事を書いたひと