子どもと家族と私とわたし
~話しかけるだけではない驚きのポイント~
先週の雪、ずいぶん積もりましたね。
皆さんのおうちでは雪だるま作りましたか?
大人は雪かき、子どもは雪遊び。
普段は挨拶くらいしか交わさないご近所さんと一緒に
汗をかきながら雪かきするのもいいものだなぁなんて思う一日でした。
(週末だったので学校や出勤の心配が少なかったのも心のゆとりになったのかもですね)
次男が生まれてすぐの大雪の日
こんにちは。
家族の明日をつくるふぁみりあすのあゆみんです。
そういえば、1月生まれの次男くんが生まれた1週間後に大雪が降ったんです。
ちょっとだけねって、次男のほっぺに雪をぴとってしてあげたのも
懐かしい思い出です。
なんのこっちゃってきょとんとしてましたけどね(笑)。
まだまだおなかの中と区別がつかないくらいの赤ちゃん時代。
たまらんですな。
そう、赤ちゃん時代ってママのおなかの中で温かい羊水に包まれていた感覚が
まだ残ってるんですよね。
だから外からの刺激ってそんなに分からない。
でも、この時期の働きかけってとー――っても大切なので、
今日は0歳時代にフォーカスしてお伝えします。
(とはいえ、その後も役立つお話なのでお子さんが0歳さんでなくても、
参考にしてくださいね!)
赤ちゃんのうちって、感覚が未分化。
自分にとって心地よいか、悪いかっていう生存にかかわる感覚がメインなんです。
だから、
おなかが空いて泣く。
おむつが気持ち悪くて泣く。
うまく寝られなくて泣く。
赤ちゃんが泣く原因は、「不快」が元なんですね。
なぜ不快なのか、どうしたら不快が取り除かれるのか。
それを赤ちゃんに伝えることが大事!
「おなか空いたのかな?」
おっぱいやミルクをあげた後に
↓
「おっぱい飲んで、おなかいっぱいになったねー」
「おむつがぬれて気持ち悪いね」
おむつを替えた後に
↓
「新しいおむつはさっぱりして気持ちいいね」
こんな風に、不快の原因とそれがどうしたら解消したのかを赤ちゃんと共有する。
解消のプロセス(おっぱいを飲んだ、おむつを替えた)も含めて伝えてあげる。
それがポイントです。
原因は別に合ってなくてもいいんですよ。
「〇〇かな?」って尋ねながら、「違ったね。なんだろうね?」って、言葉をかけることが大事なんです。
あぁさっぱりしたね~!っていう一言が
赤ちゃんの安心感につながります。
最近の研究で、赤ちゃんはまだ話せないうちからある程度の言葉を理解していることがわかってきています。
たしかにベビーサインを覚えた赤ちゃんだと、生後6か月くらいからサインを使って自分の意思を伝えるようになります。
言葉を発するのはまだ難しくても、シンプルなハンドサインなら赤ちゃんでも使えるんですね。
つまり、まだしゃべれなくても言われていることはわかっているし、
自分の意思も芽生えているということ。
赤ちゃんへの言葉かけによって、
今のこの感覚は「おなかが空いている」ということなんだなって赤ちゃんが分かってくれば、
話せるようになった時に「おなかが空いてる」って伝えられるようになりますよね。
自分が感じているものと言葉がつながると、それを人に伝えてサポートしてもらえる。自分を満たすことができる。
この経験を幼少期からできると、人を信頼できるようになるし、自分のことを安心して表現できるようになります。
つまり、自己肯定感や自己受容感を高めることにつながっていきます。
どうしたら不快が快に変わったのか、そのプロセスを伝える。
これって忘れがちなので、一言プラス!してあげてくださいね。
マザリーズ(motherese)は赤ちゃんに対して「やや高めの声で、ゆっくり、抑揚たっぷりに」話しかける言い方を指します。
1966年、アメリカの文化人類学者チャールズ・ファーガソンが初めて用いたといわれています。
ほら、電車でたまたま隣に座ったおじさんだって赤ちゃんを前にしたらちょっと高めの声で「お出かけですか~(ニコニコ)?」なんて話しかけてくれますよね。
あの感じです。
しかも、どの言語でも民族でも赤ちゃんに同じようにこのマザリーズで語りかけをしていることが研究で明らかになっています。
マザリーズによって、赤ちゃんが声かけに興味をもって聞くようになるのです。
「高めでゆっくり、抑揚のついた話し方」って何かに近いと思いませんか?
そう、子守歌!
低音効かせたアップビートの子守歌ってなかなかないですもん(笑)。
赤ちゃんが安心して聞いていられる、おなかの中で聞いていたママの声に近い
マザリーズは、言葉を覚えるのにも効果的と言われています。
そしてそれ以上に、赤ちゃんが安心しておだやかに過ごせることで
ママもおだやかな気持ちになれるという相乗効果もあるんです。
ママは自然にやっている話し方ですが、家族でもマザリーズを意識して語りかけられるといいですね。
ちょっと意外かもしれませんが、言葉かけの3つ目のポイントは「語りかけない」こと。
赤ちゃんが起きていると、ついついあれこれ話しかけたくなってしまう。
だって、かわいいんだもの!
その気持ち、とってもよーくわかります!
長男が赤ちゃんのころの動画を見てると、ずーっと話しかけている私の声が入ってます(笑)。
まぁうるさいことと言ったら!
この調子で起きている間しゃべり続けていたのでは、
騒々しい家に生まれてしまったと赤ちゃんながらに思っていたんじゃないかしら?!
私たちだって、1日中ずっと音楽が鳴り響くところにいたらいやになってしまいますよね。
赤ちゃんもおんなじです。
自分に降り注いだ言葉のシャワーを落ち着かせてあげる時間が必要なんです。
こんな時は、少しだけ赤ちゃんにひとり時間をあげてくださいね。
◇機嫌よく過ごしているとき
◇目覚めてすぐのとき
◇きょろきょろ周りを見回しているとき
言葉かけっていうと話しかけることばかりに目が向きがちだけど、静かな時間も言葉かけのひとつ。
どっちも大切な言葉かけの要素です。
自分で考える力を育てるのにも、この静かな時間は大切な時間。
赤ちゃんのうちから、そして9歳くらいまではおうちの方が意識してこの時間を作ってみてください。
・快と不快の感情を言葉にして伝える
・マザリーズで話しかけよう
・静かな時間は言葉と考える力を育てる
生田あゆみ
元私立高校教員
教育コーディネイター
子育てファミリーサポーター
ちゃんとしなきゃで子育てをしていたら酸欠になりました。
そういえばこの感覚、教員時代にも感じていたぞ?
おかしいな、なんでうまくいかないのかな?
そんな思いから学びを深めていくと、教育も子育ても古い価値観にとらわれて自分の感覚を置き去りにしていることが分かりました。そして、私と同じように自分を失くして子育てしている人たちがたくさんいることも知りました。
現在は、「わたし」を軸にした子育てマインドの育み方をお伝えするファミリアスと、「教育を選ぶ」をサポートし、学校選びの選択肢を増やすポータルサイト「教育移住.com」を主宰しています。
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