子どもと家族と私とわたし
~子どもに過酷すぎる暑さとどう向き合うか~
みなさん、こんにちは。
家族の幸せを対話でつくる、ふぁみりあすのあゆみんです。
暑すぎます、いくら夏だからって暑すぎますよね。
先日マレーシアから帰国した友人が、「日本、暑すぎる」ってグチをこぼしてました。常夏の国に住む人に暑いと言わせる日本の夏、危険すぎますね。
大人だってしんどいなぁって思うこの暑さ。
身体が完成していない子どもたち、赤ちゃんたちにとっては一歩間違えば命の危機にもつながりかねない危険な暑さ。
お出かけの際には特にしっかり対策を取るようにしましょう。
今回は、あまりに暑い夏を乗り切る、子どものための熱中症対策についてお届けします。
・子どもが熱中症になりやすい3つの理由
・事前準備と予防ポイント4選
・こんなようすに気をつけて! 初期症状の特徴について
大人に比べて身体が小さく、機能も発達途中の子どもが暑さに弱いのは何となく分かる気がします。でも、ここでは一歩踏み込んで、科学的に子どもの方が熱中症になりやすい理由を見ていきましょう。
客観的に知ることで、適切な対応につなげることが大切ですね。
そもそも、大人と子供では体温調節機能が全然違います。子どもは「汗をかく能力」がまだまだ未発達なんです。
汗をかくことで、私たちは体の外に熱を放出させています。でも、子どもはまだしっかり汗をかくことができません。なんと、大人と同じくらい汗をかけるようになるのは18歳くらいなんですって。高校生くらいまでは熱中症リスクが高いって意外ですよね。当然、乳幼児のお子さんはそれよりはるかにリスクが高いわけです。
汗は「汗腺(かんせん)」という皮膚の上にある腺から出ていきます。でも小さいころは汗腺が十分に働いていないために汗をかきにくいんですね。だから、大人と同じようには汗をかくことで体温を下げることができず、体内の温度が上昇しやすいのです。
子どもの身体は環境の影響を受けやすいので、暑ければ熱くなるし、寒ければ冷たくなります。
それは子どものほうが表面積の割合が大きいからなんですね。表面積が大きいと、外の空気に触れている身体の面積が大きくなるので気温に影響されやすくなります。だから、温度の高い空気が身体に触れていると、熱を大きな表面積で大人よりも多く吸収してしまい、体温が上がってしまうわけです。
1)で触れたように汗腺も十分に機能していないから、体温が上がっても汗がかけず、子どもは熱中症になりやすいというわけですね。
身長の低い乳幼児は大人よりも地面に近いために、お天気の良い日、気温が高い日には即危険な状態になります。それは、地面からの照り返しによって、地面に近いほど気温が高くなるからです。
サントリー食品インターナショナルと気象情報会社ウェザーマップが共同で実施した実験では、大人が31℃の時、子どもは38℃、表面温度で7℃違うという結果が出ています。
大人がちょっと暑いと感じている時、子どもはすでに猛烈な暑さの中にいると思ったほうがいいですね。
水浴びするのも気持ちいいですね、……登園途中でなければ(汗)!
乳幼児の熱中症は予防が大切です。お出かけだけでなく、室内にいても熱中症の危険はあります。夏の間は次のポイントを意識して熱中症を予防しましょう。
お出かけするときは水筒やペットボトルを持ち歩く。また、水分を多く含む食事をとるのも一計です。幼児向けのイオン飲料なども手軽なのでおすすめですよ。
ベビーカーやチャイルドシートは日よけをつけたり、背中に保冷剤や保冷シートを当てるといいですね。また、洋服の背中に汗とりパッドや保冷パッドを使うと熱がこもらないのでおすすめです。通気性の良い衣服や、暑さに応じて脱ぎ着できるように着替えの簡単な洋服にするといいですね。
アイスリング・ネッククーラーで首元を冷やすのも効果的です。
甚平は通気性も良いし、汗も吸ってくれるので暑い夏にはピッタリ!
さすが日本古来の衣類です。
首元までカバーする帽子を使う。屋外で長時間遊ばせないようにする。こまめに日陰や屋内で休憩する。
小さな工夫ですが、それだけでも身体への負担はだいぶ軽くなります。
小さな子は照り返しの影響を大人より受けやすいんですね。だから、長い時間、直射日光に当たらないことが大切。プールなどの水場での遊びでも、定期的に涼しい場所で休憩するように心がけましょう。
言わずもがなのことですが、毎年悲しいニュースが報じられています。短時間であっても急激に室温が上がる車内。子どもを置いて出ることは絶対に止めてください。
また、子どもを自転車に乗せたまま離れる親御さんの姿をたまに見かけることがあります。「ちょっとだけ」の油断が取り返しのつかない事態を招きます。特に夏はお子さんが急に具合が悪くなることもあります。面倒であってもお子さんと一緒に動くようにしてくださいね。
熱中症ってどんな状態になるのか、知っておくことで早めのケアができますね。
まずはお子さんの状態をこまめに観察することです。
そして、「子どもの顔が赤く、ひどく汗をかいている」というようすが見られたら、すぐに涼しい場所に移動してゆっくり休むようにしましょう。
その他には、次のような症状が現れてきます。
おかしいと思ったら、すぐに涼しい場所に移動させて水分補給をすること。症状が改善しない場合や、意識障害やけいれんが見られた場合は、すぐに救急車を呼んでください。
体温が高い(38度以上)
皮膚が乾燥して赤くなっている
汗をかかない
手足が冷たい
唇や舌が乾燥している
おしっこの量が少ない
泣いても涙が出ない
ぐったりしている
飲み物を受け付けない
吐き気や嘔吐がある
頭痛やめまいがある
意識がもうろうとしている
痙攣やけいれんがある
暑くても楽しい夏。
しっかり対策をして、親子で素敵な思い出をたくさん作ってくださいね。
生田あゆみ
元私立高校教員
教育コーディネイター
子育てファミリーサポーター
ちゃんとしなきゃで子育てをしていたら酸欠になりました。
そういえばこの感覚、教員時代にも感じていたぞ?
おかしいな、なんでうまくいかないのかな?
そんな思いから学びを深めていくと、教育も子育ても古い価値観にとらわれて自分の感覚を置き去りにしていることが分かりました。そして、私と同じように自分を失くして子育てしている人たちがたくさんいることも知りました。
現在は、「わたし」を軸にした子育てマインドの育み方をお伝えするファミリアスと、「教育を選ぶ」をサポートし、学校選びの選択肢を増やすポータルサイト「教育移住.com」を主宰しています。
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