呼吸は自律神経によってコントロールを受けています。

自律神経は交感神経と副交感神経にわかれますが、交感神経が刺激されると早く浅い呼吸になります。副交感神経が優位に働くとゆったりと深い呼吸になります。

呼吸をコントロールすると自律神経の働きが変わります。まずはご自身の呼吸タイプを確認しておきましょう。

呼吸のタイプは主に３つのにわかれています。
１．胸式呼吸
横隔膜の機能低下があり、息を吸った時に肩が上に挙がる

２．腹式呼吸
正常な呼吸パターン。息を吸った時に腹部が外側に広がり、息をはいた時に背骨に向かって腹部がひっこむ

３．奇異呼吸
正常な呼吸パターンと真逆。息を吸った時に腹部が背骨に向かってひっこみ、息をはいた時に腹部が外側に広がる

呼吸タイプをご自身で確認する方法として仰向けに寝た状態で肩とお腹に手を当てます。

１．呼吸をして、肩が真っ先に上に挙がる方は胸式呼吸。

２．お腹に当てている手が天井に向かって挙がる場合は腹式呼吸が出来ています。

３．吸った時にお腹に当てている手が沈み込み、息をはいた時に天井に向かって挙がる場合は奇異呼吸です。

呼吸の基本は腹式呼吸です。呼吸が正常に行われていれば自律神経の働きが良い状態であると言えます。
呼吸の訓練方法は当院でお伝えしていますので、興味がある方はご相談下さい。

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