ここ最近、寝違えや肩コリを訴えて来院される方が増えています。
首肩まわりの検査をすると肩甲挙筋と呼ばれる首から肩甲骨に付着する筋肉の異常が多くの方にみつかりました

肩甲挙筋は副甲状腺の働きに関与すると考えられており、カルシウム濃度の調節がうまくいかないことが原因の一つに挙げられます

カルシウムは骨の中で貯蔵されていますが、血液中のカルシウム濃度が低下すると副甲状腺からホルモンが分泌され、骨からカルシウムを放出するように促すことでカルシウム濃度を上昇させます。しかし、副甲状腺の働きが低下していると血液中のカルシウム濃度が低下したままになり、骨の強度が低下したり、筋収縮の異常が起こるため、首の痛みや肩こりを引き起こす原因となります

カルシウムの吸収を助ける方法として
☆太陽の光を皮膚で浴びる（目安は30分）
☆鮭やきのこなどビタミンDが多く含まれる食事をする
☆小魚などからカルシウムを摂取する
☆運動など骨に刺激を与える

個人的な見解では、自粛生活で外出を控えている方に首の痛みが多く見られていることから太陽の光にあたる機会が減ることでカルシウム濃度の調節がうまくいかず、副甲状腺に関連した肩甲挙筋の機能異常が起こり、痛みやコリを引き起こしているのではと考えています。
簡単な対策としては日光浴だと思いますので、首肩の不調でお困りの方はぜひお試しください

サンスマイル八王子
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