八王子居酒屋ひとり酒
表面がつやつやと光った更科蕎麦
京王高尾線山田駅から歩くこと約18分、上小比企バス停の前、北野街道沿いに蕎麦屋(そば処 大むら)がある。
されば、蕎麦屋で一杯とまいろう。
「いらっしゃいませ」
「冷酒とおしんこ」
これは何も見ないで注文。
蕎麦をたぐる前に一杯やるのを「蕎麦前」と言う。
肴は蕎麦で使う材料に限られ、板わさ、天ぷら、おしんこ、焼海苔あたり。
昼下がり、世間の皆様お働きの時、蕎麦屋で一杯なんざ、いなせだねェと言っとくれ。
片口から盃に受けた、冷酒はやわらかく、今の季節にぴったりだ。
蕎麦屋だからあまり大物料理はないが、お通しの「板わさ」は酒によく合う。
さて締めの蕎麦だ。
一杯やりながら、何にするか、つらつら30分も考えていた結論を出そう。
通はもりだ。
ざるはいかん。
届いた蕎麦は、白っぽく表面がつやつやと光った更科蕎麦だ。
普通の蕎麦のつもりでたぐると長く猪口に入りきれず少しつまむぐらいで丁度よい。
清冽で喉ごしよい蕎麦は甘味があり、酒でいえば吟醸酒だ。
あっさりめのつゆとよくなじみ、ほどよく腹も仕上がった。
★メニュー★
おしんこ「小」300円
もり660円
おろし870円
冷やしたぬき820円
日本酒「一合」520円
ビール中瓶「ドライ・ラガー」620円
↑喉ごしよい更科蕎麦
↑おしんこは大と小がある
↑蕎麦屋らしいお通し。板わさ
↑目の前がバス停。バスの待ち時間に如何
店名 | そば処 大むら |
住所 | 東京都八王子市小比企町1830-1 |
営業時間 | 11:00~19:45 |
定休日 | 水・第3火休 |
連絡先 | 042-635-5144 |
関連リンク | ホームページ |
◆この記事を書いたひと
酒場ライター:居酒屋伝道師・池波和彦
東京生まれ東京育ち。酒場巡りを趣味とし、北は北海道の離島から南は沖縄の離島まで新規8000軒以上の店を巡りブログ「日本の酒場をゆく」を執筆。毎夜全国の居酒屋やバーにて神出鬼没の酒戦の日々を過ごす痛飲派。
ブログ「日本の酒場をゆく」↓
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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