八王子居酒屋ひとり酒
地元客が愛して止まない立ち飲み空間
京王線京王八王子駅から歩くこと約30秒、京王八王子駅バスターミナルの目と鼻の先に(座らず屋 おや!福幸)がある。
収容人数は20名ほど。
5、6人連れのグループ客も多い。
アルコール類はビールや日本酒もリストに載ってはいるが、注文が多いのはハイボール。
食べ物は、手のかかった庶民派の惣菜が中心で地元客が多く、駅そばの休憩基地的存在である。
店の人気はなんといっても140円からの串天だ。
季節のお刺身380円~や栃尾の油揚げ360円もうまい。
長居無用の立ち飲み屋が多いなかで、(座らず屋 おや!福幸)はアイリッシュパブのようなコミュニティスペースを確実に提供してくれている。
立ち飲みにこだわる心意気。
カウンターに立つ店長は立ち飲みにこだわるために椅子は置かないと断言した。
このこだわりは成功する立ち飲み店に共通しているのだ。
スタンディング飲酒店の新規オープンは、1994年前後のバブル経済崩壊以前から目立つようになった。
しかし、都内で見てきたこれらの店のなかには、結局、椅子席を設けなければ集客し得なかったケースもあり、ついには立ち飲み看板文字まで塗りつぶした店さえある。
初心を貫けなかった店は、安易にスタイルだけを真似たにすぎず、低価格のメニュー設定に対し、お粗末なサービス内容でしか対応しきれなかったようだ。
つまみが300円というある店で、まるでママゴトのように盛りつけられたサラダを供され、面食らってしまったこともある。
良い立ち飲み屋は安い食材に、じっくりと手間ひまをかけることにより、酒飲み好みのおいしい料理が作られる。
(座らず屋 おや!福幸)は、提供される酒肴の内容に勘定以上の満足感を得られるのが嬉しい。
まず、混み合う立ち飲みカウンターでは、ダークスタイルで立つべし。
椅子やボックス席を設けず、効率の良いスペース利用と、客の回転率の高さによって支えられる立ち飲みシステムのおかげだ。
ビールのジョッキを目安とするなら、女性といえども30分以内で飲み干し、だらだらと長居してはいけない。
ラフな立ち飲みの雰囲気に合わせてカジュアルな服装を心掛ける。
なるだけ少人数で入店し、甲高い大声での会話を慎むべし。
男女共通の項目に、障りのある話題、政治、宗教、自慢話など避ける。
古参の常連席【通常、カウンター奥の端の席】へ着くべからず。
釣り銭不足を考慮し一万円札を使わない、云々だ。
以前、八王子に立ち飲み酒場は無いと思われていた。
実は、あったんです。
↑日替わりの季節のお刺身。この日は珍しいメバル刺身が380円だった
↑名物の串天で酒を迎え撃つ。画像は紅生姜とにんにくの串天
↑店長おすすめの栃尾の油揚げは軽やかに滋味深く

↑京王八王子バス停の目の前なのでバスの待ち時間に最高だ
店名 | 座らず屋 おや!福幸 |
住所 | 東京都八王子市明神町2-27-6 |
営業時間 | 16:00~23:00【土・祝】15:00~23:00 |
定休日 | 日曜 |
連絡先 | 042-645-2537 |
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◆この記事を書いたひと
酒場ライター:居酒屋伝道師・池波和彦
東京生まれ東京育ち。酒場巡りを趣味とし、北は北海道の離島から南は沖縄の離島まで新規7000軒以上の店を巡りブログ「日本の酒場をゆく」を執筆。毎夜全国の居酒屋やバーにて神出鬼没の酒戦の日々を過ごす痛飲派。
ブログ「日本の酒場をゆく」↓
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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