八王子居酒屋ひとり酒
常連になる店は案外こういう店
JR中央線の西八王子駅から離れた萩原橋のたもとに居酒屋(ほったまさお)がある。
品書きには酢ダコ、春巻、串カツ、冷しトマト、うるめ干しといった家庭料理が中心。
特別な料理や酒が用意されるわけでもない。
客は枝豆が空になり、ハムカツに箸がのびた頃ビールが終わり、次は酒とついでに冷やっこを注文。
気がつけば家でふだん食べているものと同じものばかりで苦笑する。
よく女房が「外でお酒飲んで、いいもの食べて」と皮肉を言うけれど、男は一人になると案外つまらない肴で飲んでいるのだ。
「では、わざわざお金使わないで家で飲めばいいでしょう」と、言われそうだが、それは違う。
居酒屋の一人酒の良いところは、黙っていられるからだ。
これは人それぞれで、10分間黙っていられない、という人はいるから一概には言えないが、嫌でも口を開かねばならぬのが社会生活や人間関係であれば、黙っていられるというのはなかなか快感である。
客は束の間の自己解放を楽しんでいた。
居酒屋の魅力は酒肴だけではない。
これが他の飲食店と居酒屋の大きな違いである。
居酒屋の【居】は居心地の居なのだ。
酒場で人の世の姿を見る。
あるいは無念無想、無の境地に入る。
それは「群衆の中の孤独」を楽しんでいると言えるだろう。
だから酒場で客が自分一人しかいないのは落ち着かない。
また、一人なら家で飲む方が安上がり、気楽なのにそうしないのは、他人の中に自分を置きたいからだ。
人は誘わないが、人嫌いで山に行くのとは違う。
ほどほどの喧噪にあって、かえって一人であることを自覚し、その孤独を楽しむ。
★メニュー★
春巻350円
餃子400円
ハムカツ400円
たこマリネ600円
清酒「一合」390円
瓶ビール「中」500円
↑お弁当の定番シュウマイがあるのがアットホーム
↑ところてんがあるのが家庭的
↑居酒屋お通しの定番えだまめ
↑川のたもとという立地が魅力
店名 | ほったまさお |
住所 | 東京都八王子市平岡町39-3 |
営業時間 | 17:00~22:00 |
定休日 | 水曜 |
連絡先 | 042-622-9129 |
関連リンク | なし |

◆この記事を書いたひと
酒場ライター:居酒屋伝道師・池波和彦
東京生まれ東京育ち。酒場巡りを趣味とし、北は北海道の離島から南は沖縄の離島まで新規7000軒以上の店を巡りブログ「日本の酒場をゆく」を執筆。毎夜全国の居酒屋やバーにて神出鬼没の酒戦の日々を過ごす痛飲派。
ブログ「日本の酒場をゆく」↓
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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