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子どもと家族と私とわたし

Vol.50_<家族と私>安心ベースを持っていること、作ること

~ 人は、帰る場所があるとチャレンジできる ~

みなさん、こんにちは。

教育と子育てをもっと自由に楽しむ21世紀型子育てProject主宰、ふぁみりあすのあゆみんです。

 

最近、オンライン読書会に参加しているんですね。1冊の本をのんびり読み進めたり、推し本を持ち寄ってあーだこーだしゃべったりするようなゆるい会なんです。

昨日も、そんな読書会があって、おもしろいお話を聞いたので、シェアさせてください。

 

話のネタ元はどうやら国語の教科書らしいので、もしかしたらご存じのかたもいらっしゃるかもしれません(もし出典に心当たりがあったら、ぜひ教えてください! 探したけど見つけられておらず)。

太平洋の真ん中、ミクロネシアの島々に住む人たちは太古の昔から星を頼りに航海をしていました。時にはおどろくほど遠くまで、小さな船で出かけることもあったそう。その距離、およそ3,000㎞。日本列島の長さほどの距離ですね。

太平洋にはいくつかの海流があって、船乗りたちはその海流をうまく利用して航海をする。

(概要のみ)

ここまで聞いた時、私は潮の流れに乗ってズンズン進むなら多少はラクなのかもしれないなって思ったんです。

ところがね、実は逆なんですって。

 

船乗りたちは、あえて流れに逆らって目的地に向かう。

なぜだと思いますか。

 

不思議だと思いませんか?

 

どうして、潮の流れに乗って旅をしないんだろう。船を漕がなくていいし、星を眺めて航路を調整していれば、自然と目的地に着けるのに。

 

「何でだと思う?」って聞かれて、私は答えが分かりませんでした。

 

からだ一つで船に乗り込む彼ら。もし万が一、船が難破したら、海流に乗って島に戻ることができるから、なんですって。

 

 

そんな知恵をもっていることも驚いたけど、それ以上に「ふるさと」があることが、どれだけ心の支えになっているのだろうということに心がふるえました。

小さな手漕ぎの船で大海原に出る時、彼らは二度と戻って来られないかもしれないという覚悟を胸に秘めていたことでしょう。それでもなお、故郷に戻れるようにできるだけの知恵を絞って航路を考え、旅立って行った。

 

悠久の昔のお話に、今の子育てや家族のあり方を見たように思ったんですね。

赤ちゃんがハイハイを始めたころ、少し進んでは振り返って親の姿を確認する。そうして、少しずつ距離を伸ばして、自ら冒険の道に繰り出して行く。

幼児が、親とつないだ手を振り払って駆け出して行って、でも親の姿が見えないところまで行くと戻ってきて顔を見て、そしてまた駆け出していく。

心のよりどころを確かめては、また冒険の世界に飛び込んでいく子どもたちの姿は、ミクロネシアの船乗りたちのようだなと思ったんです。

 

 

子どもたちはいつだって新しい世界の冒険者。新しい世界へ舳先(へさき)を向けて、進んでいく。時には荒波もある、嵐も来る。それでも、何かあれば戻れる場所があるから冒険に向かうことができる。潮の流れが、自分を包み込んで安心させてくれるふるさとに戻してくれると知っているから。

だとしたら、私たち親がすべきことってたった一つだけなのでしょうね。

 

冒険から終えた子どもたちが、いつでも温まれるように、そしてまた旅立っていく勇気を貯められるように、家庭を心のふるさとにしておく。

 

 

ただそれだけでいいのでしょうね。

「アメリカインディアンの子育て四訓」に、こんな言葉があります。

 

乳児はしっかり肌を離すな。

幼児は肌を離せ、手を離すな。

少年は手を離せ、目を離すな。

青年は目を離せ、心を離すな

「子育て四訓」詳細不詳

子育てをしていると、目の前の困りごとや心配ごとに心を奪われて、何とかしなくちゃって焦ってしまうことってありますよね。でも、なにより大切なことって家庭が安心して過ごせる場所であるっていう、ただそれだけでいい。

子どもだけじゃなくて大人も安心して自分でいられること。

 

できないことがあったり、落ち込むことがあったりしたら、それを温かい毛布でふわっとくるんでくれるようなそんな場所を、家族でつくっていきませんか。

◆この記事を書いたひと


生田あゆみ

元私立高校教員

教育コーディネイター

子育てファミリーサポーター

 

 

ちゃんとしなきゃで子育てをしていたら酸欠になりました。

そういえばこの感覚、教員時代にも感じていたぞ?

おかしいな、なんでうまくいかないのかな?

そんな思いから学びを深めていくと、教育も子育ても古い価値観にとらわれて自分の感覚を置き去りにしていることが分かりました。そして、私と同じように自分を失くして子育てしている人たちがたくさんいることも知りました。

現在は、「わたし」を軸にした子育てマインドの育み方をお伝えするファミリアスと、「教育を選ぶ」をサポートし、学校選びの選択肢を増やすポータルサイト「教育移住.com」を主宰しています。

 

【関連リンク】

ふぁみりあす

教育移住.com

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