子どもと家族と私とわたし
~ 発達の階段はその子のペースで一つずつ登るもの ~
みなさん、こんにちは。
教育と子育てをもっと自由に楽しむ21世紀型子育てProject主宰、ふぁみりあすのあゆみんです。
うちには中2の長男がいるのですが、ぼちぼち性のことに関心を持ち始めています。ちょうどいい機会だからと、一緒に生命の誕生のことを学んでみました。
久しぶりに『せいめいのれきし』を引っ張り出してきて読み返して、人間の進化のプロセスって本当に神秘だなぁってしみじみと感動してしまいました。
そんなところから、今日は子どもの身体と脳の発達のことを少しお伝えしようかなと思います。

せいめいのれきし 改訂版, 2015
バージニア・リー・バートン (著, イラスト), まなべ まこと (監修), いしい ももこ (翻訳)
岩波書店
1.人間は2回、生物の進化をたどる
2.その子のリズムを大切に
3.見守るよゆうは知ることから
人間の生命の誕生から歩くまでを振り返ると、不思議なくらい生物の進化の流れと一致しているんですね。人間の成長の中に、生物の進化のプロセスがぎゅぎゅっと詰まっているのだと思うと、生命の神秘を感じてしまます。
脳と脊椎を持った最初の生物として地球上に誕生したのが魚類。そこから、両生類、は虫類、鳥類、哺乳類と進化のプロセスをたどっていきます。
脊椎動物の誕生が約5億年前! そして二足歩行の動物、すなわち人類が誕生したのは約700万年前と言われています。実に4億数千万年の歳月をかけて生物が進化を続け、そして人類が誕生したんですね。
お腹の中で胎児は、一つの細胞から細胞分裂を繰り返して魚類のような姿になり、少しずつ人間になっていきますよね。生まれた後に赤ちゃんはもう一度、生物の進化の過程をたどって人間としての動きを手に入れていくんです。

並べてみると、こんなに似ているんだってビックリしませんか?
何億年もかけて進化してきたことを、誰にも教わらないのにたった1年前後で達成してしまう。赤ちゃんってものすごい力をもっていると思いませんか?
身体が生物の進化のプロセスをたどるように、脳の発達も生物の進化のプロセスをたどっているんです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、生きるために必要なことを感じ取って発信しています。
このころ活発に働いているのが「脳幹」と呼ばれる、生きるために必要な動きの司令塔。私たちが意識しなくても、24時間休まず呼吸したり、食べたものを消化するといった働きを支持してくれているところですね。生物ならこの部分はみな持っていることから「原始脳」「は虫類脳」なんて名前がついています。

同時に、「大脳辺縁系」と呼ばれる、記憶や感情をつかさどる脳の機能が少しずつ発達していきます。犬や猫も感情がありますよね。だから、「動物脳」なんて呼ばれるんですね。
赤ちゃんが最初からもっている感覚、「快」と「不快」。これが動物脳の最初の働きになります。成長に伴って、少しずつ快と不快の感覚が細分化されていきます。
3歳までしっかりと動物脳を刺激することが、のちに人間としての発達に欠かせない大脳新皮質の成長につながります。
<不快>
「オムツが濡れてイヤだよ~」
「知らない人は怖い~」
「眠いのにねられないよ~」
<快>
「ママと一緒で嬉しい~」
「おなかいっぱいで満足だよ~」
こうした経験を通して、子どもは自分の今の状態が「快」なのか「不快」なのかを感じ取り、少しずつ喜怒哀楽の感情を理解していくことへとつなげていきます。
そして最後に、理性や創造性の「人間脳」の部分、大脳新皮質が発達していきます。ここが発達するのは5歳を過ぎてから。善悪やガマンを覚えるのはこれくらいからなんですね。
今の子育てって、人間脳を育てることに意識が向いていると思いませんか?
ちゃんとご挨拶ができるとか、使っていたにおもちゃをお友だちに貸してあげられることは、本当は年長さんくらいになってできれば大丈夫なんですよ。

こんな取り合いが起こるのも当たり前。
使いたいのをがまんして「どうぞ」ができるのは年長さんくらい。
「どうぞってできるかな?」って尋ねて、嫌だって言う時は無理に渡させなくてもいいんですよ。
いつも譲らない……って困ってしまう時は、お家で使うようにするのも一計ですね。
だから、小学生になるくらいまでは、よほどの危険がない限り、やりたいことを気が済むまでやらせることで集中力や好奇心の根っこが育まれていきます。
とくに、この時期は脳科学でとらえるとベースが「動物脳」ですから、とにかく集中していることを妨げないこと。そして、動物らしく(笑)生きること。だって人間も動物の仲間ですからね。野生の環境に近い生活を送ることが、子どもにとっては成長の自然な流れに沿っていることになります。
子どもがちゃんとできていないって思うと、学校でやっていけないんじゃないかとか、お友だちができないんじゃないかって心配になってしまいますよね。でも、子どもは本当はとっても自分本位で、自分が心地よい状態でいたいと思っているのが自然なんです。
余談ですが、小学校1年生が静かに椅子に座って、先生のお話を聞く国は海外にはほとんどありません。どこの国でも、6歳前後は動きたくなって当たり前、おしゃべりするのが楽しいのが普通と思っているから、じっと話を聞かせるような授業はしていないんですね。

これはニュージーランドの3年生のクラス。
まだまだ床に座ることが多いし、立っている子も注意されることはありません。
だから(といってもここは日本だから合わせなきゃって思ってしまうのも分かるのですが)、お子さんのようすにあんまり不安に思わなくって、本当は大丈夫。発達のプロセスを飛ばさずに、たっぷりその期間を味わったら、子どもは自然と次のプロセスへと移行していきますから。
周りのお友だちと同じようにできないって、子育ての不安ランキングで常に上位に君臨しています。
先ほどもお伝えしたとおりで、日本の学校や幼稚園では子どもの発達プロセスに合わないスタイルを取り入れているところが多いから、子どもらしい子どもが枠から外れてしまうことがよく起こるんですね。
でも、身体や脳の発達のことを知っていれば、自分の子どもが今どんな発達をしているところなのかが分かるから、周りと比べて不安になることが減っていきます。周りの子ではなく、発達の過程に目を向けられるようになると、安心して子育てができるんですね。
ママが安心できると子どももホッとするから、家がおだやかになる。ゆったりできるから、子どもを落ち着いて見守れるようになる。
そんなあったかい循環が始まりますよ。

生田あゆみ
元私立高校教員
教育コーディネイター
子育てファミリーサポーター
ちゃんとしなきゃで子育てをしていたら酸欠になりました。
そういえばこの感覚、教員時代にも感じていたぞ?
おかしいな、なんでうまくいかないのかな?
そんな思いから学びを深めていくと、教育も子育ても古い価値観にとらわれて自分の感覚を置き去りにしていることが分かりました。そして、私と同じように自分を失くして子育てしている人たちがたくさんいることも知りました。
現在は、「わたし」を軸にした子育てマインドの育み方をお伝えするファミリアスと、「教育を選ぶ」をサポートし、学校選びの選択肢を増やすポータルサイト「教育移住.com」を主宰しています。
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