八王子居酒屋ひとり酒
西八王子の住宅街に潜む居酒屋の実力
JR中央線西八王子駅南口から歩くこと約8分、駅から少し離れた住宅街に(いち助)がある。
主役は鮮度抜群の魚介類。
メニューに並ぶ魚は毎日のように市場まで足を運び店主自ら厳選。
お眼鏡にかなった魚だけを仕入れるのだという。
となれば、この店を訪れたら刺身は外せない。
そして、店主が仕立てる手作り料理も、そのうまさは改めて説明するまでもない。
店主の魚を見る目は確かだ。
よそではなかなか出会えない魚を味わうためなら、西八王子まで来る意味を、この魚料理で分かってもらえるだろう。
名物は新鮮な魚にあり!
ここの名物は刺身だ。
といってもなんでも切って並べる豪快刺身盛り合わせとは別物の、たいへん洗練された新鮮な質の良い刺身を味わえる。
仲間を連れて刺身で地酒をちびちびやり、「あーうまかった」の声がかかると、「主人、海鮮丼」だ。
この最後の海鮮丼こそフィナーレだ。
この店は居心地がとてもよい。
あまり人の通らない暗い通りの静けさが、店にも忍び寄り、粋な雰囲気がある。
今にも与力か岡っ引きが「ごめんよ」と入って来そうだ。
店員の清々しいサービスがまたたいへん気持ちよく、気分をくつろがせる。
私は幾人もの人をここに案内し、いつもたいへん喜ばれている。
盛り場を離れ、落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくりと酒と料理を味わいたいときにおすすめだ。
↑当店の看板・刺身盛り合わせの色艶を見よ
↑天ぷらもうまい。カラッとした衣を見れば実力は一目瞭然
↑〆は海鮮丼で!にぎり寿司もおすすめ
↑良い店は雰囲気に出る。料理も店構えも主人のセンスだからだ
店名 | いち助 |
住所 | 東京都八王子市散田町3-28-29 |
営業時間 | 17:00~21:00 |
定休日 | 月曜 |
連絡先 | 042-667-0282 |
関連リンク | なし |
◆この記事を書いたひと
酒場ライター:居酒屋伝道師・池波和彦
東京生まれ東京育ち。酒場巡りを趣味とし、北は北海道の離島から南は沖縄の離島まで新規7000軒以上の店を巡りブログ「日本の酒場をゆく」を執筆。毎夜全国の居酒屋やバーにて神出鬼没の酒戦の日々を過ごす痛飲派。
ブログ「日本の酒場をゆく」↓
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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