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子どもと家族と私とわたし

Vol.29<子どもと私>子どもの自立心を育てる3つのポイント

 ~手を出さないという愛情~

 

こんにちは!

幸せ家族を対話でつくる、ふぁみりあすのあゆみんです。

 

あっという間に5月も後半。日々の生活はもう落ち着きましたか? 

この時期、遠足や運動会といった行事がある方もおおいのではありませんか? お子さんの成長を感じられるイベント、ご家族で楽しみたいですね。

 

そんな時期に合わせて、今回は子どもの自立心を育てる3つのポイントをお伝えします。

小学生になった時、おしたくや勉強を自分でできるように、今から小さな働きかけをしてみませんか。

★本日のお話のポイントはココ★

 

・小学生高学年でもママと一緒?!

 

・達成感、味わえてますか?

 

・子どもの力を信じよう

小学生高学年でもママと一緒?!


「5年生になるのにお母さんと一緒じゃないと時間割がそろえられない子がいるんだよね」

 

小学校の先生をしている友人がため息まじりに話してくれました。宿題も持ち物もいつもしっかり持ってきているお子さん。どんな工夫をしているのかその子に尋ねたら「学校から帰るとママが一緒にそろえてくれるよ」とあっけらかんと話したのだそう。

 

あなたは、この話を聞いてどう感じますか?

 

忘れ物しないならいいんじゃない?って思う方もいるかもしれません。

ただ、ちょっと考えてみてください。この子はどのタイミングで自分でしたくを整えることを学んでいくのでしょう。

 

習慣は日々の小さな積み重ねから成り立っています。

時には失敗も経験しながら、自分でできるよろこびを感じられると、自立心が育っていきますよ。


達成感、味わえてますか?

 

2歳のイヤイヤ期くらいから子どもの自我が芽生え始めて、あれをしたい、これはイヤっていう欲求が出てきます。

このくらいからの働きかけが自立心を育てる良いタイミング!

 

この時期から3つのポイントを意識することで、自分でできてうれしい、もっとできるようになりたいっていう子どもの気持ちを伸ばしていけます。

 

1) ひと声かけて、待ってみる

おぼつかない手つきで靴ひもを結んでいたり、ぱんぱんのリュックにまだお洋服を詰めこもうとしたり、

子どもの行動を見ているとハラハラして、つい手を差し伸べたくなりますよね。時間に追われる朝には、「もういい、ママがやるから!」ってママがやってしまうこともあります。

 

でも、それこそが子どもの自立心をはばむNG行動。

 

子どものようすを見ながら、「ちょっと大変そうだね。お手伝いしようか?」って声をかけてみてください。一生懸命やっているときは、もしかするとそんなママの声も耳に入っていないかもしれません。そんな時は自分でやりたい力が育っている証拠! ちょっとだけ待ってみませんか? 

 

とはいえ、これをするには時間がかかるのは間違いない。だから、まずは時間と気持ちに余裕がある時に始めてみませんか?

 

2) 子どもがしたことを受け止める

「お着がえできたー!」って出てきたと思ったら……あなた、本当にその格好でいくつもり?!

 

そんなことありませんか? 

カラフルな水玉のTシャツにストライプのパンツ、左右色違いの靴下……

わが家ではそんなファッションが日常茶飯事でした。その格好でスーツ着た私の隣を歩くんですよね……ってため息しか出ない朝……

 

でもね、子どもは自分の大好きをそろえて大満足なんだよね。そんな時は「あなたが好きなお洋服を集めたんだね」って事実だけを伝える。せっかく自分で選んだのに、「何でそんな恰好するの」なんて言われてしまったら、自分で選ぶことに自信がもてなくなってしまうよね。

 

大丈夫、子どもは周りのお友だちとの関係の中から少しずつどんな服装がいいのか、どんな行動がいいのかっていうことを考えていけるようになるから。

こんな格好してたわが家の次男くんも、今じゃすっかりおしゃれさんに大変身してますから。ね、安心してください(笑)!

 

3) 失敗しても大丈夫と伝える

子どもが自分でおしたくすると、始めのうちは忘れ物が出ちゃいます。困ったなっていう経験をすることも大事。そして、忘れたと伝えて助けてもらう経験も大事です。忘れちゃうこと、失敗することは誰にだってあるから、その時どうしたらいいかを一緒に考えてあげられるといいですね。

 

失敗しないことより、失敗した時にどうリカバーするかを知っていることの方が将来、自立して生きる力になっていきますから!

 

玄関に置いてけぼりのリュック…

そんな日もありますよ、ね?!

この3つのポイントを通して、子ども自身が「自分でできたー!」っていう達成感を感じられること。そのサポートをすることが子どもの自立心を伸ばしていきますよ。

子どもの力を信じよう


自転車の練習を思い浮かべてみてください。

最初は補助輪をつけたり、今どきはストライダーのようなペダルなしの自転車を使ったりして、少しずつバランスを取れるように練習します。

 

自立心を育むのも、自転車の練習とおんなじです。いきなり全部子どもにお任せするのではなく、少しずつ少しずつ手を離していきましょう。

おしたくだったら、

 最初はハンカチとティッシュ 

 次はお弁当をしまうところ

 その次のステップはお着がえをもってくる

といった具合に小さなステップを刻みながら、最後はぜんぶ自分でおしたくができるようになるといいですね。

 

ちょっとくらい失敗しても大丈夫!

 

ママがそう思って、子どもを受け止めながら伴走していたら子どもは必ず自分でできる力を発揮します。子どもの力を信じて、見守ってあげてくださいね!!

◆この記事を書いたひと


生田あゆみ

元私立高校教員

教育コーディネイター

子育てファミリーサポーター



ちゃんとしなきゃで子育てをしていたら酸欠になりました。

そういえばこの感覚、教員時代にも感じていたぞ?

おかしいな、なんでうまくいかないのかな?

そんな思いから学びを深めていくと、教育も子育ても古い価値観にとらわれて自分の感覚を置き去りにしていることが分かりました。そして、私と同じように自分を失くして子育てしている人たちがたくさんいることも知りました。

現在は、「わたし」を軸にした子育てマインドの育み方をお伝えするファミリアスと、「教育を選ぶ」をサポートし、学校選びの選択肢を増やすポータルサイト「教育移住.com」を主宰しています。


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