子どもと家族と私とわたし
~楽しむ力を伸ばす21世紀の学び力~
こんにちは!
幸せ家族を対話でつくる、ふぁみりあすのあゆみんです。
先週の大雨、すごかったですね。皆さんのお家やご近所には影響ありませんでしたか?
わが家の近所では崖の一部で1mくらいの小さな土砂崩れが起こっていました。
市に連絡を入れてもらって、近々確認してもらうようです。こういう時に行政がさっと動いてくれると安心しますね。同時に、自宅の避難場所や避難グッズをこまめに点検しないといけないなと思いました。備えはいつでも万端に!
そんなお天気の中、うちの子たちは土砂降りの雨も全く気にせず、ずぶ濡れになって野球に興じていました。
男子のたくましさってこういうところに現れるんでしょうか。母にできるのは玄関にバスタオルと着がえを用意して、お風呂を沸かしておくことくらいでした。まったくやれやれです。
でも、ちょっと見方を変えると、雨も気にせず自分のやりたいことに没頭できるってすごいと思いませんか? 環境なんて関係なしに没頭したいほどやりたいことが、今の自分にあるかなって思ったら、子どもたちってすごいなぁって感心しちゃいました。
・子どもの発想力っておもしろい!
・子どもの顔を見てみよう
・楽しむ力が21世紀の学び力につながっていく
子育てしてると、子どもの斜め上から「そう来るか!」っていう発想におどろくことってよくありますよね。
って書いていたら思い出しました。長男3歳の時、家族で温泉地に旅行に行ったんです。道端にも足湯があって「みんなで入ろー」って向かったら……
おもむろに服を抜き出した長男 vs 慌てて止める母
不思議そうな顔の長男 vs 動揺する母
長男曰く、「お風呂入るって言ったから脱いだんだよ」ですって!
いやいやいや、そうじゃない!って大爆笑。
子どもにとっては「お湯につかる」=「はだかになる」だったんですよね。
そう来るか!っていう洗礼を浴びたのを、久しぶりに思い出しました(笑)。
脱いでしまえば着せるのは至難のワザ……
ご本人はいたって満足気ですが(笑)
思えば、そんなこんながいろいろありましたねぇ(もはや遠い目になってしまいます)。
雨の日に靴を脱いではだしでびちょびちょ歩いてみたり、保育園に行く途中の水飲み場で上手に飲めなくてびしょぬれになってみたり(笑)。
はだしなくせに、カッパは2枚重ねですよ。
どうしたって背が届かないのに自分で飲むって言い張ってずぶ濡れに……
梅雨のせいでしょうか、水回りネタが多い気がしますね。
他にもいろいろ、あげたらきりがないほどたくさんのネタ持ってます(笑)。あまりに衝撃的すぎて某大手育児雑誌に掲載されたほどです。
そのたびに「どうする? ここは止めた方がいいのか? 気が済むまでやらせた方がいいのか?!」って葛藤してきたんですよね。
子どもの斜め上の発想ってとってもおもしろい。おもしろいけど、親にとってはどこまで付き合うかって悩みどころ。
さぁ、ここでちょっと立ち止まってみませんか?
何で私たち親は、子どもが「おもしろい!」って夢中になっていことをとめようとするんでしょうね。
10秒だけ、何でだろう?って考えてみましょう。
どんな理由が出てきましたか?
A. 危ないから。
うんうん、それはとめないとですね!
A. お友だちにケガさせそう。
あらら、それもとめないといけないですね。
A. 他の人の目が気になる。
うん、気になりますよね。
A. 常識的にあり得ない。
おぉ、常識的にはですね。
A. そんなのしたことない。
えぇ、そうですね、経験ないですよね。
危険がある時はとめないとまずいですよね。でも、人の目だとか、常識とか、経験したことないとかってNGなんでしょうか。
子どもや周りに危険がないなら、誰のためにとめようとするんでしょうね。
子どもじゃなくて、“自分が”気になるからだったりしませんか?
私が恥ずかしい。私が周りの目が気になる。私がイヤだと思っている。
わき上がってくる、「私が」っていう思いをちょっと横に置いて、子どもの顔を見てみませんか?
目の奥に力強さを宿して、周りなんて目に入らないくらいの集中力。
誰が何を言おうと、どんな環境だろうと、やりたいことに向かう強い意志。
目の前の出来事に反応して次々と新しい実験を繰り広げる好奇心。
とめなきゃいけないなんてことよりも、むしろ私たちが忘れてしまっている大切なものを見せてくれていると思いませんか?
子どもたちって、本当に気づきの天才なんです。
世の中の常識や当たり前にとらわれないで、どんどん新しい発見をして、ユニークな発想で他の人が思いつかないようなことをやってのける。
私たちが古い価値観で考えていることを、いともたやすく打ち壊して、こんなやり方もあるよねって見せてくれる。
飽くなき好奇心と果てしない探究心で、世界をおもしろく形作っていますよね。
大人が思わずハッとしちゃうような大発見ができるのは、この世の色んなことにとらわれていないから。
春先からにわかにchatGPTがネットでにぎわいを見せています。常識や知識で判断するようなことは、これからの時代は人間よりもAIの方が速く正確に答えを出してくれるでしょう。
でも、全く関係のないAとBを結びつけて新たな概念や価値を創り出すことは、当分の間、人間にしかできないことなんです。
それこそが、今、子どもたちがやっている斜め上の発想です。
そこでそれ、やっちゃうの?!って大人がハラハラしちゃうような言動の数々が、クリエイティブでユニークな21世紀の学び力につながっていくんです。
だから、もしお子さんが雨の日にはだしで歩こうとしていたら、無理に靴をはかせるのをちょっとだけがまんしてみませんか。
そして、お子さんがどんな顔をして歩いているか、となりからそっとのぞいてみませんか。
一張羅だっておかまいなし!
気になることがあれば、小川の中にだって入っていっちゃう。
その好奇心と行動力、すごいと思いませんか?!
生田あゆみ
元私立高校教員
教育コーディネイター
子育てファミリーサポーター
ちゃんとしなきゃで子育てをしていたら酸欠になりました。
そういえばこの感覚、教員時代にも感じていたぞ?
おかしいな、なんでうまくいかないのかな?
そんな思いから学びを深めていくと、教育も子育ても古い価値観にとらわれて自分の感覚を置き去りにしていることが分かりました。そして、私と同じように自分を失くして子育てしている人たちがたくさんいることも知りました。
現在は、「わたし」を軸にした子育てマインドの育み方をお伝えするファミリアスと、「教育を選ぶ」をサポートし、学校選びの選択肢を増やすポータルサイト「教育移住.com」を主宰しています。
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