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八王子居酒屋ひとり酒

地元中高年に愛される地域密着型居酒屋 榛名 (はるな) 池波和彦のまいぷれ八王子・精選居酒屋#22

アットホームな地元居酒屋

なじみの客が集まる居酒屋の魅力。

JR中央線八王子駅から歩くこと約10分、八日町南交差点の近くに居酒屋(榛名)がある。
カウンターと小さな小上がりの、典型的な昔からある町場の居酒屋の店内。
色艶よい年配主人をおかみさんが手伝う。

まずはビール。
ングングング……。
今日も元気だビールがうまい。
ビールは炭酸ガスを活性させることで、閉じ込められていたビールの味を顕在化させる。
生じた泡がビールの旨味をぐんぐん引き出す。
泡は味を保つように蓋をするため。
ビールは表面が空気に触れると酸化して味が落ちる。
つまり「泡で味を起こし」「泡で蓋をする」。
したがって缶ビールから直接飲むのは最もビールを知らない最悪な飲み方で、ビール会社のCMでこれをやって、プハーとか首を振るのはみんな間違い。
タレントの顔と缶のアップを同構図におさめるためでしかない。
以上ビール談義。
品書はハムエッグ、肉ニラもらし炒め、グリーンアスパラ、川ます塩焼きなど。
「煮込うどん」900円が最高値の庶民的な居酒屋だが、いかにもたたき上げた居酒屋主人の風貌が店内をピシッと引き締める。
小上がりでは中高年の男女グループが楽しそうだ。
この歳になると男も女もなくカラッとしたものだ。
小さな居酒屋の落ち着いた雰囲気が、中高年に好まれているのかもしれないと思った。

 

地元に根付いた居酒屋。

居酒屋に限ることではないが、居酒屋の場合特に古い店がよいのは、長年かけて主人と客のつくりあげてきた独特の雰囲気、居心地があることだ。
レストランやウナギ、蕎麦、寿司などは味本位なので、よりおいしい店ができれば自然にそちらへ足が向く。
しかし、居酒屋は酒肴はそれほどでなくても、自分に居心地の合う店を選ぶ。
近くにきれいでおいしい店ができたのに、あいかわらず古い店に客が集まるのはよくあることだ。
いわゆる、なじみの店だ。
ここ(榛名)はそんな居酒屋だ。

↑家庭的な盛り付けがここの良さ

↑素朴な肴でしみじみ呑む

↑個人店の居酒屋は主人の人柄が魅力

↑駅から離れた住宅街に地元客が集う居酒屋あり

店名

榛名

住所

東京都八王子市南町6-11

営業時間

11:30~14:00・17:00~翌2:00

定休日

日曜

連絡先

042-624-7681

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◆この記事を書いたひと

酒場ライター:居酒屋伝道師・池波和彦

 

東京生まれ東京育ち。酒場巡りを趣味とし、北は北海道の離島から南は沖縄の離島まで新規7000軒以上の店を巡りブログ「日本の酒場をゆく」を執筆。毎夜全国の居酒屋やバーにて神出鬼没の酒戦の日々を過ごす痛飲派。

ブログ「日本の酒場をゆく」↓

https://ameblo.jp/m458itmasa/

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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