八王子居酒屋ひとり酒
コース料理にこだわる頑固オヤジの割烹
JR横浜線八王子みなみ野駅から歩くこと約15分、宇津貫公園入口交差点の近く、住宅マンション一階にある(佐久田)に入った。
調理場に立つ白衣の主人と接客の女性は何となく似ている。
「親子?」
「はい」
奥の厨房の料理人の仕事も、主人と娘さんも、みな丁寧にてきぱきと動き、きりりとした雰囲気だ。
注文はコースのみ。
初めの前菜だけでも旬の海山を心ゆくまで楽しめ、続く松茸のしんじょうは絶品。
時季のハタ、白イカは新鮮。
ハタも白イカもいろいろだが、これは紛れもない最上級品。
父と娘のコンビに迷いはなく「有名酒よりも地元地酒の本物を置く」という確固たる姿勢がいい。
西東京の外れに料理を味わう割烹料理店あり。
ちなみに、夜のコース料理は一人5,000円から、予約を忘れずに。
今度は割烹コースはどうです?
まいぷれ八王子編集部の下岡君に「今度は割烹コースはどうです?」と言われた時にはおおいに抵抗した。
敷居も値段も高い割烹はお決まりコース料理をいただく所で、好きな肴を選び、自分のペースで酒を楽しむ私は興味はなく、むしろ本当の酒飲みはそんな所は行かない、割烹なんかに出入りしたら居酒屋伝道師【本人豪語】の名がすたること。
息巻く私に、冷静な彼は言った。
「はい、それをどんどん書いてください」
「あ、そう。割烹なんてつまらん、やはり居酒屋だ、の結論になってもいいんだね」
「はい、どうぞ」
彼は平然と微笑みをうかべ、断る理由はなくなった。
そして割烹通いが始まった。
始まると、回を追って自分の気持ちがぐんぐん引き込まれて行った。
まさに「私の割烹修業」。
もちろんこれしきの経験で割烹がわかったなどとは毛頭言えず、入り口に立ったのが正直な感想だ。
この歳になって次々に何かに気づいてゆく自分が新鮮だった。
予想もしないビルドゥングスロマン=成長物語が生まれたのだった。

↑素材も盛り付けも言うことなしの舌平目焼

↑箸休めの小鉢が良い・もちろんコースに刺身盛り合わせと揚げ物も付く

↑見事な八寸。これさえあれば酒がとまらない

↑街道沿いに佇む知られざる八王子の名割烹
店名 | 和食 佐久田 |
住所 | 東京都八王子市七国1-9-1 ロワール1F |
営業時間 | 11:30~14:30・17:00~22:00 11:30~21:30【日・祝】 |
定休日 | 水曜 |
連絡先 | 042-632-7535 |
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◆この記事を書いたひと
酒場ライター:居酒屋伝道師・池波和彦
東京生まれ東京育ち。酒場巡りを趣味とし、北は北海道の離島から南は沖縄の離島まで新規7000軒以上の店を巡りブログ「日本の酒場をゆく」を執筆。毎夜全国の居酒屋やバーにて神出鬼没の酒戦の日々を過ごす痛飲派。
ブログ「日本の酒場をゆく」↓
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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